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〔コラム〕 たっぷり呑んだ夏休み(その7)

土曜日のつづき

 番組収録も予定どおりに終了し、午後6時からの「古典酒場」の取材の前に腹ごしらえをしておこうと、古典酒場編集長宇ち中さんとともに有楽町駅方面へ。ガード下の「登運とん」にしようかという話も出たのですが、「登運とん」だと本気で飲んでしまいそうなのでやめて、「泰明庵」へと向かいます。

 普段は午前11時半から午後9時まで、中休みなしで営業している「泰明庵」ですが、なんと土曜日は午後3時に閉店。土曜日の今日は、残念ながらすでに閉まっていました。ちなみに定休日は日曜・祝日です。

「ロックフィッシュ」

 それではと向かったのは編集長行きつけのバー「ロックフィッシュ」です。「ロックフィッシュ」は午後3時開店なので、早い時間から飲むことができるのです。「3人です」と入った「ロックフィッシュ」は、なんとほぼ満員状態。店主の間口(まぐち)さんが、一番入口に近い椅子を2個片付けてくれて、そこで3人で立ち飲むことになりました。飲み物はもちろん角ハイボール。ここの角ハイボールは、よく冷えたサントリー角瓶と、これまたよく冷えたウィルキンソン炭酸で作る、氷なしのサンボア・スタイル。うまいんですよねぇ、これが。

オイルサーディン 今日の「ロックフィッシュ」は間口さんお一人で切り盛り中。編集長が「何か食べるものを適当に」とお願いし、出してくれたのはオイルサーディンとサンドイッチ。どちらも「ロックフィッシュ」の代表選手的なつまみです。

 サクッと切り上げて、赤坂のホッピービバレッジ本社へと移動。今日は「古典酒場」の取材として、味覚センサーで測定したホッピーの味わいを飲み比べ検証する予定なのです。味覚を数値化するというこの試み。ホッピーはどんな味わいと分析されるんでしょうねぇ。楽しみ楽しみ。結果は、8月30日(月)発売予定の「古典酒場 Vol.9」でご覧ください。

 取材のあとは、みんなですぐ近くの「時代屋」へ。さすがにホッピービバレッジのお膝元だけあって、さりげなく出されるホッピーの美味しいこと。ミーナさんおすすめのボタン鍋は、具もさることながら、汁がとてもよくて、汁だけでもいいつまみになります。

 いつものことながら、ミーナさんの実現力・実行力はものすごくて、ワイワイと話しながら、いい案が出てきたなぁと思ったら、次の瞬間にはもう実現に向かって携帯電話での調整が始まります。間髪を入れずに実現に向かった布石を打っていくという、このスピード感が大事なんですね。

「語彙(ごい)を増やすにはどうしたらいいんでしょうね」という話題には、日経BPの渋谷さん(シブチン)から、「自分が興味がある、あるいは勉強しようと思う新聞記事を、毎日ひとつずつでいいから声を出して読むことです。400字の原稿でも1分程度で読めるので、そんなに時間はかかりません。それを繰り返しているうちに、専門的な用語も自分の言葉として身についてくるんです」という、みんなをうならせる回答。ご自身でも毎日そうしているんだそうです。

 「古典酒場」の記事も書かれているコピーライターの齋藤利也さんも、「文章も同じですね。いい文章に出会ったら、それを自分で書き写すようにすると身についてきます。黙読しただけではダメなんですね」。声を出してみる、あるいは書き写してみるなどの行動をともなうことがいいんですね。飲み会の場なのに、とても勉強になるなぁ。

 お店を出たところで解散し、自宅が近い古典酒場編集長とともに、地下鉄丸ノ内線1本で荻窪へ。九州出身の編集長は、とんこつラーメンも大好きなので、ここから「じゃ最後に御天へ!」となることが多いのですが、さすがに今日は昼過ぎから飲んでいるので体力・肝力が続きません。おとなしく駅前からタクシーに乗って帰路についたのでした。

 いやぁ、今日もまた長くて楽しい1日であったことよ。改めてありがとうございました。


日曜日

 1週間(前後の土日も含めると9日間)の帰京を終えて、午後の新幹線で呉に向かいます。今回もたっぷりと楽しい帰省になったのですが、残念なことは「河本」「宇ち多゛」をはじめとする下町方面や、「まるます家」「斎藤酒場」などの北区方面、「武蔵屋」からはじまる横浜方面、そして飲み仲間がたくさん集う「兵六」などに行けなかったこと。行きたいところ全部に行こうとすると、1週間じゃ全然足りないなぁ。その分、つぎに帰ってきたときの楽しみがあっていいとするか。。。

 東京を出てしばらくの間は、次に帰ってきたらどこに行こうかとツラツラと考えていたのですが、名古屋も過ぎて時速300キロで広島に向かううちに、「さぁ、呉に帰ったら、次はどこに行くかな」と、今度は呉の酒場めぐりで頭がいっぱい。いろいろと呉の酒場の情報をいただいているのに、まだあまり行けてないんですよねぇ。

 呉もそこそこ大きな町だし、自衛隊や大きな工場に勤める人たちも多いので、毎日でも立ち寄れるような、日常生活の延長線上にある感じの大衆酒場がたくさんあるはずだと思うのですが、まだ「あわもり」くらいしか見つけられていないんですよねぇ。みんなどこに寄り道してるんだろうなぁ。大きな課題に向けて2学期(なのか!?)もがんばるか。

(おわり)

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