〔コラム〕 たっぷり呑んだ夏休み(その2)
【日曜日】
昨夜は、久しぶりに思いっきり飲んだので、今日は午前中いっぱい惰眠をむさぼる。こんなに眠ったのもこれまた久しぶりです。午後はあさって火曜日が締め切りの原稿の推敲。何度見直しても、毎回手直ししたいところが出てくるんだよなぁ。大学1年生になった娘に見せたら、朱書きの入った原稿を見ながら「ここは直す前のほうがいいよ」などと指摘してくれる。ブログは同好の士ばかりが見にきてくれるので専門的な用語などがあってもあまり問題ないんだけど、普通の雑誌や書籍用の原稿となるとそうはいかないんですよねぇ。けっして酒場ファンではない娘が見ても、わからないところがない文章になっているようなのでひと安心。これまた久しぶりの家族そろっての夕食で、今宵は休肝日。
【月曜日】
昼から東武東上線沿線に住む知人の家にお呼ばれ。3家族が集まっての大宴会となりました。小さいときから知っている子供が、すっかり大人になっていることに、これまでの時の流れを感じます。
家族とともに鷺ノ宮まで帰り、ここでひとり戦線離脱して、一昨日ちょっとしか寄れなかった「ペルル」へ。ハムスター(500円)やアーモンド(400円)をつまみに、ハイボール(ニッカのソーダ割り)をたっぷりといただいて、お勘定は1,700円でした。
帰り道にふらりと駅前の「福しん」でタンメン(480円)。はじめて食べたけど、意外とうまいなぁ。(深夜に、最後の締めとしていただくラーメンは、たいていのものが美味く感じてしまうのですが……。)
【火曜日】
土曜日の東京新聞の取材時に、「立ち飲みの記事なので、立ち飲んでいる写真がほしいですねぇ」という話があり、今日は「立ち飲みの日(11月11日)」の提唱者でもある「酔わせて下町」のFさん、飲み仲間のKちゃん(女性)とともに、御徒町(おかちまち)の「槇島商店」へ。ここは酒屋の店内で立ち飲みができる、いわゆる角打ちのお店。現在の店主ご夫妻が3代目で、角打ちは2代目のときに始めたのだそうです。
カウンターに居並ぶ常連さんたち、最初は「なにぃ? 取材ぃ~?」というような目でチラリチラリとこちらを見ていたのですが、一緒にお酒を飲ませてもらったり、店主ご夫妻にお話をうかがったりしているうちに、特にKちゃんのことをすっかり気に入っていただいて、「こっちにビール出してあげて」とビールをいただいたり、缶詰をいただいたりと、すっかり打ち解けた和やかな取材となりました。お店のみなさん、飲みにいらっしゃっていたみなさん、本当にありがとうございました。
『古典酒場』の編集長が、銀座のバー「ロックフィッシュ」で飲んでいるということで、ぜひ合流しようと思っていたのですが、「槇島商店」の取材が大きく盛り上がって長時間になってしまったため、すでに編集長はお店を出られたあと。残念ながら合流できませんでした。
次なる候補は築地の「ねこ屋」。ここは土日祝日が定休日なので、単身赴任先から週末帰宅したときは開いていないのです。今のように平日にやってこれるときに行っておかないと!
電話をしてみると、いつも満席の「ねこ屋」は今日もやっぱり満席状態。入口の小さな座卓のところなら大丈夫とのことで、さっそくFさん、Kちゃんと3人で「ねこ屋」へ。到着することにはカウンター席にも空きができていて、ちょうど奥の角を挟む位置に座ることができました。ここはL字カウンターの短辺が店の一番奥側にあるという造りなのです。浴衣(ゆかた)姿の女将がいいですねぇ。
「ねこ屋」を出て、東銀座駅で、下町方面に帰るFさん、Kちゃんと解散、……したはずなのに、すぐにFさんから携帯電話に連絡があり、「最後にもう1軒、新橋の「うさぎ」にも行きましょう!」とのこと。新橋駅前SL広場で再合流し「うさぎ」へと向かいます。「うさぎ」は日本酒と焼酎のバーというコンセプトのお店。ちょうど、かぶきさんが飲みに来られていて、店内で合流します。
たっぷりと日本酒をいただいて、なんとか終電には間に合って帰宅。
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