猛暑でもおでんに燗酒 … おでん「あわもり」(呉・新広)
猛暑、猛暑。今年の夏は暑いですねぇ!
こんなに暑いと、おでんしかない「あわもり」はさぞ空(す)いているだろうと思って出かけてみると、まったくそんなことはないんですねぇ。いつもの常連さんが、いつもと同じような席に座って、いつもと同じものを食べています。この店には猛暑も関係ないんだなぁ。
そうは言いつつも、やっぱり暑いので最初はビール(大瓶が500円)からスタート。おでん(すべて90円)はいつものようにカワとキモです。私自身もいつもほぼ同じものを食べてるような気がします。
最近、会社からここまで、直通で来ることができるバスがあるのを発見。会社の前のバス停が午後5時32分というバス1本だけなのですが、これに乗れば「あわもり」に到着するのは6時10分。なんとかまだ空(あ)きがある時間帯なのです。帰り道は、呉の市街地方面に向かうバスのほとんどが、単身赴任社宅の近くに止まるので、あまり気にしないでも大丈夫。5時32分にさえ間にあえば、楽に「あわもり」のおでんが堪能できるのです。
次なるおでんは、空腹を満たすための厚揚げ。ドンと大きいのを皿にのせてくれるのを、ひと口大に切り分けてから、ゆる~く溶かれた練りガラシをかけます。
そして、ぼう天を注文したところで、“御酒 200円”(メニュー表記のまま)を注文します。
目の前にトンとコップが置かれ、ポットで保温されている燗酒がトクトクとすり切りいっぱいまで注がれます。
店名が「あわもり」ということもあって、私自身、新入社員の頃から、この店に来るといつも泡盛を飲んでいたのですが、よ~く観察してみると、日本酒を飲んでいるお客さんもけっこういるのです。
呉もそうですが、広島県内には酒造会社が多く、しかも瀬戸内海の味の濃い魚に日本酒がよく合うということもあって、会社の飲み会などでも最初から日本酒を飲む人も多いのです。私も呉に来てから、燗酒比率がより上がったように思います。
日本酒に練り物はよく合うので、このぼう天もいいつまみですね。続いてはイワシ団子。これはもう、合わないはずがありません。
3個並んだイワシ団子が、残り1個になったところで、ネギマを注文しておきます。ネギマと玉ネギは、注文を受けてからおでん鍋に投入されるので、出てくるまでに少し時間がかかるのです。
ネギマの“マ”は、マグロの“マ”。3~4センチの長さにカットされたネギが、筏(いかだ)状に8個ほど串に刺されてるなか、先っぽから2個めと3個めの間、そして4個めと5個めの間に、薄くスライスされたマグロの身が、それぞれひと切れずつ挟まっています。
つい先日、「ネギマって、どうしてネギマって言うんですか?」という初歩的な質問を店主にぶつけてみたところ、「マグロが挟まっとるじゃろう。ネギマの“マ”は、マグロの“マ”よのぉ」と笑いながら教えてくれたのでした。
ネギマの終了とともに、御酒もちょうど飲み終えて、1時間ちょっとの滞在は1,240円でした。どうもごちそうさま。
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