鍋前でいただくみそ煮 … 活魚・やき鳥「鳥八茶屋(とりはちちゃや)」(呉)
「オオムラ」の生ビール2杯でエンジンをかけて、今日の2軒目は「鳥八茶屋」です。
この店は平日(月曜定休)は午後4時から午後10時半閉店という6時間半営業のお店ながら、土日は正午開店で閉店時間は変わらずと、なんと真昼間から10時間半も営業しているお店に切り替わるのです。
しかも、入口を入って、奥の座敷席までの間は両側にズドーンとのびる直線カウンター。休日の昼間に、ひとりでやってきて、このカウンターで飲んでみたいなぁ、と前々から思っていたのです。
今日はすでに午後7時半なので「休日の昼間」というのは実現できませんが、まずは「鳥八茶屋」でのひとり飲みデビューということで入ってみますか。
おろっ。いつも(平日)はけっこう空いているカウンター席ですが、今日はお客さんが多い。左も右も、それぞれ4割ほど埋まっています。男女ふたり連れが多いかな。
ざっと見て、空いているスペースが多い、右手カウンター奥側の、ちょうどみそ煮用の四角い鍋がある前に陣取ります。
「いらっしゃいませ、何にしましょう?」
と聞いてくれるカウンターの中のおにいさんに、まずは「華鳩」(1.5合630円)を燗でもらって、つまみは目の前のみそ煮(160円)を注文すると、目の前で小鉢についで、鍋越しに手渡してくれます。
奥の座敷に座ると、まずはお通しが出てくるのですが、カウンター席にはお通しはないようです。
ここ「鳥八茶屋」は、呉に数多くある「とり屋」と呼ばれる独特な形態の酒場の1軒。焼き鳥屋をベースとして、呉の近くでとれる新鮮な魚介類もメニューに並んでいるのが大きな特徴で、看板にも「活魚&焼き鳥」と書かれている店が多いほどです。
そして最初にもらったこのみそ煮は、呉の「とり屋」では定番のメニュー。鶏の皮をどろりとした味噌味のタレで煮込んだもので、東京のもつ煮込みと同様に、鶏皮だけを煮込んだタイプ、鶏皮とコンニャクを煮込んだタイプ、鶏皮を串に刺した状態で煮込んだタイプと外観だけでも各種あり、しかも味付けも店によって違うので、まさに各店で各様のみそ煮を食べることができます。
「鳥八茶屋」のみそ煮は、1人前160円と値段も安いのがうれしいですね。
ん? どっかからニュースの音声が流れてきている。振り返って確認すると、反対側のカウンター(入口から見て左側のカウンター)の中、中央部にテレビが置かれています。そして、その近くに男性ひとり客が2~3人ほど。なるほど、ひとり客は向こうのカウンターに座って、テレビを見ながら飲むんですね。
と思っていたところへ、いかにも常連さんらしき年配の男性が入ってきて、私の2つくらい横の席に座ってチューハイ(370円)を注文。あらら。必ずしもひとり客がみんなテレビ側に行くわけじゃないんですね。
そのおじさんは、チューハイをひと口、ふた口飲んだところでトマトも注文。『へぇ、トマトなんてあるんだ』とメニューを再確認してみると、なるほどあったあった、冷やしトマト(320円)。そのトマトが出たところでチューハイをおかわりし、キューッとおいしそうに飲んで「ごちそうさん」。はやっ! 滞在時間20分ほどで、千円ほど払って帰っていきました。まるで立ち飲みなみの飲み方ですねぇ。
みそ煮に続いて、たこわさ(350円)を注文すると、すぐに若い店員さんがたこわさを持って来てくれて「たこわさはどちらさん?」とカウンター内の店員さんに確認。聞かれた店員さんは「みそ煮前のお客さんです」って。そうか、この席は「みそ煮前」と呼ぶんですね。
お酒のほうは、昨日の月見の会でおいしかった「誠鏡(せいきょう)」(1.5合630円)を燗でいただきます。この「誠鏡」は安芸の小京都・竹原で作られた純米酒です。
つまみにはスープ豆腐(420円)を注文すると、ひとり用のアルミ鍋にたっぷりの具沢山なスープ豆腐が出されます。こりゃすごい。このスープ豆腐をつまみに、燗酒2本で1,680円コースなんてのが、これから寒くなってくるといいかもね。
最後にハゲ(カワハギ)の潮汁(うしおじる)もサービスでいただいて、今日のお勘定は2,200円でした。どうもごちそうさま。
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