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煮魚サワラでホッピー … 「河本(かわもと)」(木場)

煮魚サワラでホッピー


 都内での仕事を終えてやってきたのは木場の「河本」です。午後6時前の店内は9割がた埋まっています。真上から見るとLIという形をしたカウンターのLの一番上の部分に腰を下ろし、いつものようにホッピー(400円)とニコタマ(300円)からスタートです。

 ホッピーは、甲類焼酎をホッピーで割るだけの簡単な飲み物ですが、おいしい店とそうでない店の違いがはっきりと出る飲み物です。ホッピーの鮮度と温度、焼酎の銘柄と温度、ジョッキの質と温度などが微妙に関係してるんでしょうね。個人的には、ここ「河本」のホッピーと、横浜・都橋の「ホッピー仙人」のホッピーがお気に入りです。どちらも基本にとても忠実なホッピーを飲ませてくれます。

 そして「河本」と言えば、というつまみがこの煮込みです。たっぷりと脂のついた牛腸を、少量のコンニャクとともに煮込んで味噌で味付けしています。煮込み鍋の中には、ゆで卵も何個か入っていて、ニコタマと注文すると、煮込みと同じ値段(300円)で、もつを減らして玉子を入れてくれるのです。

 このこってりとした煮込みと、さっぱりとドライなホッピーが、抜群の相性なんですよねぇ。

 やっこさんももらいますか。小さいほうをお願いします。やっこさんというのは冷奴のこと。1丁分の大が200円で、それを半分に切った小は100円。煮込みと同様に、多くのお客さんが注文する一品です。

 冬場だけ出されるおでんも大人気なのですが、「おでんは毎年、一の酉(いちのとり)が終わってからよ」と真寿美さん(=女将)。今年の一の酉は11月7日。おでんは11月8日(月)からですね。

 ホッピーをおかわりして、次は魚をもらおうかな。

 今日は、かけじょうゆ(マグロぶつ切り、400円)の他、煮魚ブリ(300円)、煮魚サワラ(400円)、イカワサ(300円)などの魚メニューが並んでいます。

「煮魚サワラをお願いします。」

 と注文すると、すぐにアンチャン(=女将の弟さん)が持ってきてくれたサワラの煮付けの大きいこと、分厚いこと。あっさりとした味付けに、サワラならではのちょっと甘みのある味わいが引き立ちますねぇ。

 ゆっくりと1時間半ほどの滞在は1,600円でした。どうもごちそうさま。

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ホッピーとニコタマ / やっこさん(小) / 煮魚サワラ

店情報前回

《平成22(2010)年10月26日(火)の記録》

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コメント

こんにちは、先日ホッピー仙人で、僭越ながらも仙人の代わりに浜田さんご一行にホッピーを作らせていただいたのが私です。
いや~、あの時は本当に緊張しました。まさか浜田さんがいらっしゃるとは、正直ちょっと手が震えました(笑)

さて話は変わりますが、私も時々お邪魔していますが、河本は本当にいいお店ですよね。

今度は河本でお会いするかもしれませんので、その時は宜しくお願いいたします。

追伸
次回ホッピー仙人にいらしたら、この前の4杯分は仙人のおごりで飲んで下さいね(笑)

投稿: mag | 2010.11.25 18:37

 いやぁ、きちんとおいしいホッピーでしたよ! どうもありがとうございました。>magさん
 また野毛で、木場で、よろしくお願いします。

投稿: はまだ | 2010.11.25 21:51

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 1軒目の「宇ち多゛」で合流し、2軒目の「二毛作」でもご一緒させていただいた、宇ち中(うちちゅう)さんと、「『河本』の口開けを目指そう!」と木場(きば)に向かいます。  「河本」の創業は昭和7(1932)年。建物は昭和21(1946)年に建てられたもの。二代目店主・真寿美さんが、弟さんと二人で切り盛りする大衆酒場です。  その「河本」に到着したのは、午後4時10分。口開けには間に合いませんでしたが... [続きを読む]

受信: 2011.07.26 22:12

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