はじめてのカキ天ぷら … 「鳥八茶屋(とりはちちゃや)」(呉)
そうだよなぁ。生で食べても、焼いて食べても、フライにして食べてもおいしいカキ。天ぷらで食べてもおいしいに決まってる。なんで今まで食べたことがなかったんだろう。
今年の4月に呉に転勤になって、楽しみにしていたたくさんのことの中のひとつが、カキを食べること。ご存知のとおり、広島県はカキの一大産地。その中でも呉は、カキ(剥き身)の生産量日本一の市なのです。(ちなみに2番は、おとなりの江田島市です。)
はじめて食べたカキの天ぷらは、カキ自体の塩っけがよく効いていて、ハフハフとそのまま食べても十分おいしい。添えられた天つゆにつけていただくと、また味わいが増します。パクッとかじると湯気が出てくるくらいの熱いうちが、より美味いなぁ!
合わせる酒は、音戸(おんど)の「華鳩(はなはと)」の燗酒。この酒は、瀬戸内海の魚介類に爆発的によく合います。
このカキの天ぷら。実はメニューにはありません。メニューにあるのはカキフライ(800円)と酢ガキ。今日も、カキフライを注文しようとしたところ、店のおねえさんが「カキの天ぷらもできますよ」と教えてくれて、カキの天ぷらを注文したのでした。カキの天ぷらは、カキフライと同じく、カキ10粒ほどで800円。
「カキの仕入れ先の方から、『カキは天ぷらで食べるのが一番うまい』という話を聞いたんです。うちはカキフライもやってるし、天ぷらもやってるし。両方を組み合わせたらカキの天ぷらもできるんじゃないかな、って思ってやってみたんです。今はまだ、店のメニューにはありませんが、知ったお客さんには『カキの天ぷらもできますよ』ってお勧めしてみることにしてるんです。」
とおねえさん。いや、これはいいですよ。ぜひ定番メニューにすべきだ。こんなにおいしいカキは食べたことがないなぁ。
昨日の倉橋島ツアーから一夜明けた今日は、東京からやってきたMさんは、平和記念公園や厳島神社を散策。「世界文化遺産」ですもんね。夕方、Mさんが呉に帰ってくるのを待って、同期入社の友人H君にも来てもらって、ここ「鳥八茶屋」にやってきたのでした。
「鳥八茶屋」はH君の行きつけのお店。だから店のおねえさんも隠れメニューの「カキの天ぷら」をすすめてくれたんですね。ただし、この「カキの天ぷら」は、メニューに載っていないというだけで、カキのシーズンであれば誰でも注文することが可能です。ぜひお店で「カキの天ぷらはできますか?」と聞いてみてください。
今日は、Mさんに初めての呉固有の酒場文化である「とり屋」の1軒に来ていただいたので、「とり屋」ならではの焼き鳥や、ハゲ(=カワハギ)の刺身(もちろん肝付き!)などもいただいて、「とり屋」を堪能。飲み物も生ビールから始まって、「華鳩」の燗酒(1.5合630円)、そして「華鳩」のにごり酒(1合420円)と、これまた呉の地酒を愉しみます。
最後にいただいた、キムチ胡瓜(キュウリのキムチ風味漬け)も、さっぱりとおいしかったなぁ。
「鳥八茶屋」のお勘定は、いつものとおり一人3千円ほどでした。どうもごちそうさま。
日曜日であっても、呉の夜は1軒で終わるはずはなく、今宵の2軒目はスタンド「シロクマ」です。いよいよ来週(10月29~30日)が「呉酒まつり」とあって、ここ「シロクマ」にも呉の地酒がずらりとそろっていました。焼酎のキープボトルを1本入れて、「シロクマ」のお勘定は3人で1万4千円(一人当たり4,700円弱)でした。
・「鳥八茶屋」の店情報(前回)/「シロクマ」の店情報(前回)
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