うどんを食べて東京へ … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)
月曜日の横浜での仕事にそなえて、金曜日の仕事が終わったあと、都内の自宅へと帰ります。
呉駅からJR呉線で広島に向かいつつ、携帯電話で新幹線をエクスプレス予約。便利な時代になりましたよねぇ。
広島駅での新幹線への乗り換え時間は20分ほど。この時間を利用して、在来線1番線ホームの立ち食いうどんを食べるのが、いつもの楽しみなのです。
食べるのは「天ぷらうどん」(340円)。これがこの店の一番人気の商品のようで、食券の自動販売機の一番左上すみの、もっとも押しやすい場所にボタンがあるほか、店内で注文を通すための符丁も、単に「うどん」と呼ばれています。メニューには「かけうどん」(290円)もあるのですが、こちらはきちんと「かけうどん」と通されます。
さらに「天ぷらうどん」には回数券まであって、電車などの回数券と同様に、10杯分の値段(3,400円)で、11枚の券が買えるのです。毎日の通勤で広島駅を使っている人たちの中には、この回数券で「天ぷらうどん」を食べてる人もいるんでしょうね。
店内はほぼカウンターだけの立ち食い式(奥のほうにテーブルが何卓かある模様)。空いているところに立って食券を置くと、「はいっ、こちらのお客さん、うどんで~す」と注文が通されて、あっという間に「天ぷらうどん」が目の前に出てきます。
そば(各種うどんと同じ値段)とラーメン(450円)は、食券を出してから麺を温めはじめますが、うどんはあらかじめスタンバイされていて、注文を受けるとすぐに丼に投入されるので、出てくるのが早いのです。だからわずかな乗り換え時間の間にでも食べることができるんですね。
こうしてあっという間に出てきた「天ぷらうどん」は、ものすごく熱々。具はほとんどが衣の長円形かき揚げ天ぷらと、刻んだ万能ネギだけとシンプル。この天ぷらは、最初はカリカリなんだけど、うどんツユに浸かっているうちに、じょじょにふやけてきて、ツユの中に溶け出していきます。この状態になると、ほとんど「たぬきうどん」。数尾だけですが、小さなエビが入っているのが「たぬきうどん」ではないということを主張しています。
実は、この店のメニューには「たぬきうどん」はありません。その代わり「かきあげうどん」(420円)というのはあるので、こちらを選ぶと、普通に野菜が入ったかき揚げ天ぷらがのっかってくるのかもしれませんね。
ついでにメニューのラインナップをご紹介しておきますと、かけ(290円)から始まって、天ぷら、きつね、玉子、わかめ、とろろのそれぞれが340円。そして天玉うどん(390円)、かきあげうどん(420円)、カレーうどん(450円)、肉うどん(450円)、肉玉うどん(500円)、肉天うどん(500円)、肉天玉うどん(550円)と続き、最高級品のスペシャルうどん(600円)には肉、天ぷら、きつね、玉子が入ります。
牛すじうどん(500円)というのもメニューにはありますが、たいていは売り切れになっているのであまり作ってないのかもしれませんね。「がんばれカープ 赤うどん」(430円)というのもあって、紅麹を練りこんだ赤い麺に、天ぷら、わかめ、ゆで卵(半分)がトッピングされます。カープが勝った日には、ゆで卵(半分)が2個(つまり玉子1個分)になるんだそうです。
ざるそば、さるうどん(各430円)や、冷やしたぬきうどん(480円)などの冷たいうどん、そばもあります。
サイドメニューとしては、むすび(鮭か梅)が1個90円、いなりが1個80円、まき寿司が2個で100円、もぐり寿司(=ちらし寿司)が1パック200円。そして缶ビール(240円)も置いています。
最後にズズッとツユをすすって丼を置き、「どうもごちそうさま!」。
食券を買ってから、うどんを食べ終わるまでは10分弱。ゆっくりと新幹線ホームに向かい、予定の新幹線に乗り込みます。ここから東京までは約4時間。まとまった時間が確保できるのが新幹線のいいところだと思っています。
自宅近くの鷺ノ宮(さぎのみや)駅に到着したのは午後11時半ごろ。金曜日だし、ちょっと「満月」に寄って帰りますか。
いつものように焼酎のトマト割り(300円)をもらって、カウンター上にずらりと並んだ大皿料理から、1品目として選んだつまみはレバー炒め(400円)。トマト割りをおかわりして、2品目はアジ南蛮漬(400円)です。呉でアジ南蛮漬をもらうと、普通のアジで作った南蛮漬が出されることが多いのですが、こっちのは小アジですね。
日付けが変わっても、まだまだ満員状態が続く店内で、いつもの常連さんたちとワイワイと午前1時ごろまで過ごして、私はボチボチと切り上げることにします。お勘定は1,400円。どうもごちそうさま。みなさん、お先に~!
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