酒まつりの〆は屋台で … 屋台「一二三(ひふみ)」(呉)
呉で2番目に古いスタンド「シロクマ」を出て、「呉酒まつり」の締めとして向かったのは堺川沿いの赤ちょうちん通り。今日もやっぱり屋台です。
今日も、金曜日と土曜日(そして、たま~に日曜日)しか開いてない「一二三」に行ってみると、人気の「一二三」は今日もけっこうな客の入り。
「こんばんは。5人なんですけど……」
と屋台をのぞき込みながら声をかけてみると、
「おぉ。いらっしゃい」と今日もニッコリ笑顔のおかあさん。
「ちょっと入れてやってくれるか。このおにいさん、昨日も来てくれたんじゃ。入れてやらんといかんじゃろぉ、の」
と周りのお客さんに声をかけてくれると、いつもこの屋台でお会いする常連のおっちゃんが、
「おぉ。ここに座りんさいや。わしゃ、後ろで飲むけぇ」
そう言いながら、屋台の角に置かれた補助椅子に移ってくれて、他のお客さんたちもちょっと詰めてくれて、5人分の席ができました。
「どうもすみません。ありがとうございます」
常連のおっちゃんや、まわりのみなさんにお礼をいいつつ、屋台の中に入ってみると、先客の中のふたりは、なんと市川から来られたAさんご夫妻ではありませんか。ご夫妻は「どん底」を出たあと、ここに来て飲んでいたんだそうです。同じく「どん底」で飲んでいた小岩のBさんと葛飾のFさんは、我われと入れ代わりに「シロクマ」です。
焼酎(いいちこ)の水割りや湯割り(各400円)、日本酒(白牡丹、400円)など、思い思いの飲み物をもらって、つまみはやっぱり豚足(600円)を焼いてもらいます。
この屋台に最初に来たときに、この常連のおっちゃんに、
「ここの豚足は下ごしらえがええんじゃ。ここの豚足には、うぶ毛の1本も残っとらんじゃろ? ていねいに下ごしらえして、ていねいに焼いてくれる。じゃけぇうまいんじゃ」
と教えてもらいました。その後、試しに他の屋台でも豚足を食べてみたのですが、たしかに下ごしらえが違う。よそだと、豚足のひだひだみたいな部分の毛が残っていて、食感が悪かったりすることがあるのですが、ここの豚足はそういうことがないようです。塩と胡椒と、旨み調味料の味付けもいいんだよなぁ。焼酎にも酒にもよく合います。
Aさんご夫妻は、すでに豚耳(600円)も豚足も食べ終わって、なすび(350円)をもらっています。なすびは焼きナスにしてもらうか、塩もみにしてもらうか。Aさんたちは塩もみにしてもらったようです。(注: ガス台を新しくしたら、安全装置がきき過ぎて焼きナスができなくなったそうで、今のところ、なすびは塩もみだけです。(2010年12月11日時点))
おでん(1個100円)もいくつかもらって、ひとしきり飲んだら、最後の締めはラーメン(500円)です。ここでオススメなのが、半ラーメン。スープと具は普通のラーメンと同じで、麺だけが半分になります。値段は500円と普通のラーメンと同じながら、たっぷりと飲んだ後には、このくらいの量がちょうどいいのです。どうもごちそうさま。
さぁ、明日も飲むぞ!
| 固定リンク | 0
コメント