泡盛クイクイ6杯も! … おでん「あわもり」(呉・新広)
呉でのお仕事のために、しんちゃんさんが出張してこられ、今夜は一緒に飲むことになりました。今日は呉に入るだけで、お仕事そのものは明日とのこと。
「それじゃ、広島からJR呉線で来るときに、呉駅はそのままやり過ごしてもらって、新広(しんひろ)駅で待ち合わせて、おでんの『あわもり』に行きませんか?」
とご相談したところ、しんちゃんさんもそれでOKとのこと。それではと、私も仕事帰りに呉駅から、しんちゃんさんが乗車している電車に乗り込んで、ふたつ隣の新広駅へ。改札を出たところでしんちゃんさんと合流し、トコトコと歩いて10分ほどで「あわもり」に到着します。
変形L字カウンターのみ、18席ほどの店内は、木曜の午後6時20分のこの時間帯、半分くらいの入り。
我われは長辺の真ん中あたりに並んで座り、まずはあったかいお絞りで手や顔を拭ってから、思い思いに注文を開始します。
私は瓶ビール(キリンラガー大瓶、500円)をもらって、おでん(1品90円)は厚揚げとスジ。しんちゃんさんは、いきなり泡盛の梅割り(160円)からスタートして、おでんはスジ、皮、玉子です。
「尿酸値が高いから、ビールはできるだけ飲まないようにしてるんですよ」
と言いながら泡盛を飲み始めたしんちゃんさんは、あっという間に1杯めを飲み干して、すぐに2杯めをおかわりです。
しんちゃんさんは、強いお酒をグイグイと、すごいペースで飲むことでも有名。立石の「宇ち多゛」で飲むときなんて、ものの40分ほどの間に、焼酎の梅割り5杯半を飲み干して、打ち止めとなってしまうんだそうです。
「この店では、泡盛は10杯で打ち止めらしいので、ぜひ挑戦してみてください」とふってみると、
「『宇ち多゛』の半分くらいの量しか入らないグラスだから行けるかもしれませんね。今日はそんなに飲まないですけど」としんちゃんさん。そう言ってる端から、もう3杯めに突入です。(ちなみにここの泡盛はアルコール度数が35度なので、少量でも効きます!)
私のほうはというと、まずは飲むよりも腹ごしらえ優先。最初の2本のおでんに続いては、玉子と肉。肉というのは、メニューにはないのですが、常連さんが注文しているのを聞いて、ときどき注文するようになった一品。スジ肉の肉の部分だけ集めたようなものなのでしょうか。さらには肝(きも=牛の肺)と皮(かわ=豚の皮)と、この店に来たら必ず注文するお気に入りの品へと食べ進みます。
私は、ここでやっと1杯めの泡盛梅割り(160円)に突入です。この間、しんちゃんさんは、おでんは1度追加注文しただけで、梅割りはもう5杯め!
今日の9本めのおでんとしてイワシ団子を注文したところで、梅割りをおかわりすると、しんちゃんさも同じタイミングで梅割りをおかわりし、ついには6杯の梅割りを飲み干してしまったのでした。まるでアルコールに強い欧米人と飲んでるような感じですねぇ!
「いやぁ、私ばかりガンガン飲んだから、お勘定は別々にしましょう。」
と気を使ってくれるしんちゃんさん。ここは、飲み物は飲んだ杯数だけカウンター上にタイルが置かれ、おでんはお皿に残った串の数で計算されるので、お勘定をしてもらうときに、一緒にしてもらったり、別々にしてもらったりできるのです。
ガンガン飲んだしんちゃんさんは、泡盛6杯に、おでんが5本で1,410円。
いっぽう食べるほうが主体だった私のほうは、大瓶ビール1本に泡盛2杯、おでんが9本で1,630円と、せっかく気を使ってもらったのに、私のほうが高いという結果になったのでした。
大瓶ビール1本(500円)が、泡盛(160円)3杯分以上の値段なので、飲み物については思ったほど差がつかなかったんですね。
それにしても、これだけ飲み食いしても、一人分が2千円に届かないのが「あわもり」のすごいところです。どうもごちそうさま。
泡盛梅割り / きも、かわ(練りガラシをのせて) / いわし団子
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