横浜に出張中の面々と … 中華料理「第一亭(だいいちてい)」(横浜・日ノ出町)
東京から出張で呉にいらっしゃったしんちゃんさんとの飲み会から一夜明けた今日は、今度は私が横浜出張。朝7時過ぎに呉駅を出て、広島駅での新幹線乗り換えのついでに、例によって広島駅1番ホームの立ち食いうどん屋「駅うどん」で朝食として天ぷらうどん(340円)をいただきます。
この立ち食いうどん屋は、ずっと店名がわからなかったのですが、先日、広島ローカルのテレビ番組「元就。」で、この店が取り上げられていて、店名が「駅うどん」であることが判明。さらに、この「駅うどん」は創業52年(ということは昭和33年か34年ごろの創業!?)となる老舗であることも判明したのでした。
ダシのよく効いた熱々のツユに、やわらかいうどん。そして上にのせられたカリッとした、具がほとんどないかき揚げ。この場合、「具がほとんどない」というのは褒め言葉で、この油分がジワリとツユに溶け出しながら、カリカリがふやけていくのが、このかき揚げ天ぷらの役割なのです。かき揚げうどん(420円)というのを注文すると、関東風に具が多いかき揚げが出てくるのかもしれませんが、このうどんにはやっぱりこの具がほとんどないかき揚げがよく合うように思うんですよねぇ。
4時間弱の新幹線の旅で新横浜駅に到着。昼食は新横浜駅在来線ホームにる立ち食いの「濱そば」で天玉そば(420円)です。朝食でいただいた薄口醤油ベースのツユから、関東風の濃口醤油のツユへ。この甘辛いツユに玉子をゆるく溶いて、その玉子を絡めるようにしながらそばをすすり込みます。かき揚げ天ぷらは、首都圏の立ち食いそば屋では比較的標準的な野菜かき揚げ天。ツユに油分を加えるのみならず、しっかりとおかずになる具材です。
午後からの横浜での仕事を終えて、呉から1ヵ月半ほどの出張に来ているメンバー3人とともに桜木町に出ます。まだこちらに来てちょっとしか経っていなくて、会社の近くしか行ってないという3人。まずは桜木町駅海側の、みなとみらい地区に出て、テレビや雑誌にもよく登場する、横浜らしい景色を見学してから、今度は桜木町駅山側に広がる野毛の酒場エリアへと向かいます。
桜木町駅から「野毛ちかみち」(地下道)を左に抜けて、ブリーズベイホテルの手前を右に折れると、そこが野毛小路。魚骨のように縦横に広がる野毛の酒場街にあって、中骨的な存在の通りです。
この通りを進んでいくと、右手に立ち飲みの「福田フライ」、中華の「萬里」、その向かい側、左手にはラーメン・餃子の「三陽」に焼き鳥の「若竹」という4軒が、関所の番人よろしく、野毛の入り口をガッチリと守っています。
その先は、焼き鳥「末広」やジャズと演歌の「パパジョン」など、新旧の酒場が通りの両側にずらりと並んで野毛本通りと交差します。野毛本通りを渡ってさらにまっすぐに進むと酒場密度はグンと減って、周辺がやや暗くなるとともにラブホテルなどもチラホラと出てくる、あやしいエリアに入ってきます。かまわず直進するとソープなども現れて、あやしさはピークに達します。ソープのおにいさんの、やさしい呼びかけをかわして、抜けた先が台湾料理の「第一亭」です。
呉からやってきた3人に、まず紹介しておきたかったのが、ここ「第一亭」です。
「ここはねぇ、昼(11:30)から深夜(23:30)まで、中休みなしで営業してるし、麺類はもとより、定食メニューなんかも充実してるので、食事だけのためにやってきてもいいし、その気になれば昼から飲むこともできるし、しかも、今日はJR(桜木町駅)側から来たけれど、京急で来れば日ノ出町駅からすぐ近くなので、便利がいいんですよ。なにしろ安くて美味しい中華が食べられるというのがいいんですよね。せっかく横浜に来てるので、ぜひ中華料理も楽しんで帰ってきてください」と3人に紹介しつつ店内へ。
3人とも「苦手なものはありません」ということだったので、まずは生ビール(大800円、中650円)を各自の好みの大きさでもらって乾杯し、しじみ正油漬(600円)、レバニラ炒め(600円)、チート生姜炒め(600円)、青菜炒め(500円)に、私自身、この店では初めてのピータン(600円)も注文します。
「苦手なものはない」という3人ながら、あまり内臓料理、しかも豚のモツはたべたことがないとのことだったので、無難にレバニラとチート生姜の2品にしてみたような次第ですが、この2品とも3人の評判はよくてひと安心。ここのチート生姜炒めは、「万人受けする豚モツ料理」と言っても過言ではないと思います。
名物のパターン(600円)を追加注文すると、こちらも予想どおりの人気。「野毛のペペロンチーノ」とも言われるパターンは、茹で冷ました中華麺に、ニンニク醤油をからめたシンプルな料理ながら、そのニンニクの量が半端じゃない。一緒に出されるスープは、そのまま飲んでもよし、麺をその中に入れて、つけ麺のようにいただくもよし。ここのスープは、たっぷりの野菜が使われているので、身体にもいいのです。
飲み物を紹興酒に切り換えて、ロック+レモンスライスでグイグイと飲み始めたところへ、仕事を終えた横須賀のMさんも合流。美人がひとり加わって、飲み会にもパッと華が咲きます。
料理もトマト(300円)、八宝菜、こぶくろ(600円)、ビーフンを追加して、2時間半ほどの滞在は、みんなで14,400円(ひとりあたり2,880円)でした。どうもごちそうさま。
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コメント
お、久々の横浜ネタですね。美味しい情報をありがとうございます。
近々同じ大学の研究室出身で同じ会社で働く唯一の後輩と横浜で飲む予定なので、早速探検します!
一度横浜でご一緒したいですね、例の「駒方どじょう」依頼ですかね?
投稿: コディ | 2011.01.10 08:27
本年もよろしくお願いします。>コディさん
「第一亭」、おすすめです。ホルモン系が大丈夫な方でしたら、この記事の前半で注文しているメニューに加えて、ぜひホルモン炒め(600円)も注文してみてください。
ドォ~ンと立ち上る炎とともに、プリップリの弾力感が味わえる豚腸の炒め物が出されます。
今後もときどき横浜に行くと思いますので、ぜひよろしくお願いします!
投稿: はまだ | 2011.01.10 22:35