ササッとナスの塩もみ … 屋台「一二三(ひふみ)」(呉)
昨夜に続いて今日も最後(4軒目)はやっぱり屋台の「一二三」です。
いつものように入って左側、鉄板横あたりに座り焼酎(いいちこ)の水割り(400円)をもらってクッとひと口飲んだあと、つまみにはナスの塩もみ(350円)を注文し、できあがりを待つ間に、おでん(1個100円)の玉子と厚揚げをもらいます。
ナスはメニュー上は「なすび350円」とだけ書かれていて、もともとは焼きナスかナスの塩もみかが選べたのですが、少し前にコンロを新型に入れ替えたところ、安全装置の働きで焼きナスが作れなくなってしまったのです。それで今はナスは塩もみだけを提供中。
注文を受けてからナスを1本取り出して、表面をササッと水洗いすると、両端を切り落として全体を長さ方向に二つに切り、端っこから5ミリ幅くらいに半月切りにしていきます。それをビニール袋に入れて塩と味の素をサッサッと振りかけて、ビニール袋ごとギュッギュッともんだら取り出して、水洗い(塩抜き)してから絞って水気を切り、再びビニール袋へ入れてササッと塩を振ってひと混ぜ。これをお皿に盛って、削り節をたっぷりとのせたらできあがり。醤油さしと一緒に出してくれます。
おかあさんの手際がいいこともありますが、ナスの塩もみってこんなにも簡単にできちゃうんですね。しかもお酒にもよく合うし! 自分でも作ってみるかなぁ。
さっきまで飲んでいた「シロクマ」のマスターも、ここ「一二三」の常連さん。よその土地に出ていた学生時代にも、呉に帰ってくると真っ先に、この屋台に立ち寄っていたんだそうです。
「『ただいまぁ~』言うて帰ってきよったよの」と、おかあさんも目を細めます。
「シロクマ」のマスターは、自らが酒好き、酒場好きなので、「魚菜や」でも一緒になったりするのです。なので、「シロクマ」のマスターに対しては、店主とお客というよりも、呑ん兵衛同士の連帯感のようなものを感じているのでした。
ここ「一二三」では、湯割りにしても水割りにしても、焼酎をたっぷりと入れてくれるので(もちろん少なめにしてもらうこともできますが)、1杯でも十分なくらい酔えます。しかも今日は4軒目なので、これくらいにしておきますか。
向こうのお客さんがラーメンを注文したのに合わせて、私も〆のラーメン(500円)を注文。
ここのラーメン(メニュー表記は「中華そば」)は、広島で多い豚骨醤油味で、麺はふつうの太さのストレート麺。具はメンマ、モヤシ、チャーシュー(1枚)に刻みネギがのります。
それほどお腹がすいていない場合には、半麺(はんめん)といって、麺だけが半分の中華そば(値段は同じ)も作ってもらえます。半麺を注文して、そのスープをつまみにお酒(焼酎がよく合います)を飲むのもいいんですよねぇ。
1時間弱の滞在は1,450円でした。どうもごちそうさま。
やぁよく飲んだ。今日のうち(日付けが変わらないうち)に社宅に帰り着けそうです。
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