鍋焼うどんで酒を飲む … そば処「平原(ひらはら)」(呉)
前回は、シメの一杯として「おろしそば」(470円)をいただいて、『今度は飲みに来なきゃなぁ』という思った「平原」に、ほぼ3ヵ月後の今日、やっと来ることができました。
店内は4人掛けのテーブル席が主体ながら、左手、中央部にちょっと囲炉裏を切ったような感じの大きめのテーブル席があって、ひとり客はそのテーブル席で相席をしていることが多い様子。
私もその囲炉裏風テーブルの一角に座り、「鍋焼きうどんと中ジョッキまたはお酒のセット」(900円)を、燗酒とのセットで注文します。
そばで酒を飲むことはあったけど、うどんで酒を飲むというのは、はじめてだなぁ。
すぐに出される1合瓶入りの「千福」(上撰吟松、単品だと380円)。このガラス瓶ごと燗をつけているようです。添えられたお猪口に注いで、まずはチビリとひと口、いただきます。
特にお通しなどは出されないので、そのままチビチビと燗酒を飲みながら待つことしばし。鍋焼きうどん(単品だと600円)の登場です。(でも、それほど待たずに出てきました。)
鍋焼きうどんには、揚げたてのエビ天が1本と、玉子、かまぼこ、しいたけ、しめじ、えのき、ほうれん草などが入っていて、具だくさん。言ってみれば、寄せ鍋に、シメのうどんまでがフライングで入ってきたような感じでしょうか。
添えられた小鉢に、汁(つゆ)を取り、その中に半熟に仕上がった玉子を移してプツンとつぶします。そして、一品ずつ、具を取っては、玉子の黄身が混ざった汁(つゆ)を、とろりと絡めつついただくわけですね。
あぁ、うまいっ。燗酒もチビリ。
鍋焼きうどんの具がなくなったところで、残しておいたうどんをズズズッとすすり込みます。ここ「平原」では、そばもうどんも、自家製の手打ち麺。多少ほうっておいても、それほど伸びないのです。
最後は、残った汁(つゆ)をつまみに、燗酒を飲み干します。いろんな具の味が染み出したスープそのものも、とてもいいつまみになるんですよねぇ。
なるほどなぁ。鍋焼きうどんと燗酒の組み合わせは初めてだったけど、ぜんぜん違和感はありません。こりゃいけますねぇ。
単品同士で組み合わせると980円となるところがセットでは8%引きの900円。生ビール(400円)との組み合わせだと値引率は10%とさらにお得です。
でも、さすがに燗酒1合だけだと健康的過ぎて、まったく飲み足りない感じなので、まずは「生ビールと枝豆のセット」(単品だと550円のところが480円)をもらってスタートし、その後、冬ならば「鍋焼きうどんと、生ビールかお酒のセット」(900円)、夏ならば「天ざるそばと、生ビールかお酒のセット」(980円)に移行するというのが良さそうですね。
他にも単品の酒の肴として、寄せ鍋(480円)、刺身(480円)、天ぷら盛り合わせ(450円)、湯豆腐(200円)、チキンナゲット(230円)、板わさ(180円)、枝豆(150円)、フライドポテト(180円)、冷奴(150円)などがそろっているので、これらでひとしきり飲んでから、最後にうどんかそばで締める、という飲み方もできそうです。
昼前の11時から、夜の9時まで、中休みなしの10時間営業の上に、正月三が日以外は休みなしというのがまた嬉しいではありませんか。また来なきゃね。
そば処「平原」 / 囲炉裏風テーブルで燗酒 / 鍋焼きうどん
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