3週間ぶりのもつ焼き … もつ焼き「ホルモン」(沼袋)
明日の都内での仕事に向けて、夕方の新幹線で都内に移動してきました。
自宅近くの西武新宿線・沼袋(ぬまぶくろ)駅に着いたのは午後9時前。よしっ。まだもつ焼き「ホルモン」の営業時間(午後10時まで)に間に合うので、ちょっと寄って行きましょうか。
「ホルモン」は入口近くの焼き台をはさんで両側に店の奥までを貫く平行カウンター(それぞれ6~7席ほど)があり、客はその両側に座る仕組み。それぞれのカウンター間では移動はできず、それぞれ別の入口から入ります。
それとは別に、焼き台に向かって左側のカウンターの背後には4人がけのテーブル席が2卓あって、グループ客はそれらのテーブルを囲みます。
お手洗いはテーブル席がある側にしかないので、焼き台に向かって右側のカウンターに座っている客がお手洗いに行くときは、いったん店の外に出て、反対側の入口から入りなおすのです。
これは、今はなき「阿佐ヶ谷ホルモン」系のもつ焼き屋に共通した店の造りです。練馬の「金ちゃん」や、閉店した鷺ノ宮の「鳥芳」などがそうです。しかしながら、その元祖たる「阿佐ヶ谷ホルモン」は、実際は細長いコの字カウンターになっていて、店の奥のほうで、反対側のカウンターにも行ける仕組みになっていたように記憶しています。(「阿佐ヶ谷ホルモン」には2~3回しか行ったことがないので、ちょっとあいまいな記憶です。シャリシャリの焼酎もあったなぁ。その跡地は、今は携帯電話屋になっています。)
そんな沼袋「ホルモン」の手前側(焼き台に向かって右側)のカウンターに座り、まずはサッポロラガービール大瓶(610円、黒ラベルも選べる)とお新香(110円)、そしてレバーとコブクロのちょい焼き(各1本120円)を、それぞれ2本ずつ注文すると、残念ながらレバーは売り切れとのこと。
午後5時半から10時までの4時間半の営業時間で、人気のある品は早めに売切れてしまうんですよねぇ。午後9時を過ぎるとなくなっているもののほうが多いくらいで、逆に「何が残ってますか?」と聞いてから注文したほうがいいくらいのこともあります。
すぐに出されるおしんこ(自家製で、今日は白菜とキュウリ)をつまみにビールを飲んでいるところへ、ちょい焼きのお皿も登場です。おろっ。レバーもある。
「切り端の、小さくて売り物にならない部分です。せっかく遠くから来てくれたので、サービスです」と笑う店主。わぁ、ありがとうございます。久しぶり(「宇ち多゛」以来、3週間ぶり)のもつ焼きで、レバーのちょい焼きも食べることができて大感激。口の中にとろりと広がるレバーならではの甘みがいいんですよねぇ。
ちょい焼き4本をあっという間に食べ終えて、続いてはカシラ、ナンコツ、オッパイ(もつ焼きは1本110円)を塩で注文すると、隠れメニュー(本数が少ないので表メニューには出せない品)のタンシタとハツシタも塩で焼いてくれました。
もつ焼きが焼きあがったところで、飲み物も焼酎(230円)に切り換えます。ここの焼酎の銘柄は「サッポロ★焼酎」。以前はキッコーマンの「万上」だったのですが、キッコーマンからサッポロへの焼酎事業の譲渡で、同じ焼酎ながら銘柄が変更になったのでした。
と、そこへ。カウンターの向かい側にひとりで入ってきた女性は、なんと「秋元屋」冷蔵庫前のユリちゃんです。ユリちゃんは立石の「宇ち多゛」などにもお一人でやってきて、てきぱきともつ焼きを注文するほどのもつ焼き好き。当然のように、ここ「ホルモン」にもいらっしゃってたんですね。向かい側同士で、軽くコップを持ち上げて乾杯です。
せっかくの「ホルモン」なので、タレ焼きももらいましょうか。テッポウとアブラ、ガツを1本ずつお願いします。
「阿佐ヶ谷ホルモン」系のタレの特徴は、醤油の味が強く前面に出ていること。ただし、ここ沼袋の「ホルモン」は、当代店主になってから、お客の好みに合わせて、少し甘みを加えたタレになりました。とはいうものの、やはり醤油の味は効いているので、テッポウやガツも、ちょっと醤油焼きに近い味わいになっておいしいのです。
午後10時前まで、1時間ほどの滞在は1,410円でした。どうもごちそうさま。
おしんこ / レバーとコブクロのちょい焼き / なんこつ、かしら、おっぱい(塩)
焼酎 / はつ下、たん下(塩) / あぶら、てっぽう、がつ(タレ)
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