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鶏もつのおでんに燗酒 … 屋台「富士さん(ふじさん)」(呉)

鶏もつのおでんに燗酒


 「魚菜や」を出て、ひとりでふらりとやってきたのは、屋台の「富士さん」です。なにしろ、「魚菜や」の前の通りから橋(かえで橋)を渡ると、そこがもう呉の屋台街ですもんね。近い近い。

 今日は木曜日なので、最近よく行っている屋台「一二三」(基本的に金・土のみ営業)はお休みの日。そこで、その「一二三」の2軒となりの屋台、「富士さん」にやってきたのでした。

 「富士さん」の創業は昭和49(1974)年。創業36年の老舗屋台を、二代目の山内一寛さんが一人で切り盛りしています。

 初代は一寛さんのお父さんの豊さん。お母さんが富士子さんで、この店の店名も、きっとお母さんのお名前からだろうと思います。

 さらに、堺川の中通側にも、同じ「富士さん」(0823-23-8540、呉市中通3-1-7)という名前の、屋台ではない普通の居酒屋もあって、こちらは一寛さんのお姉さんの谷口和恵さんが、ご主人とお二人で切り盛りしているんだそうです。まさに姉妹店なんですね。

 今日は「千福」の燗酒(400円)を1杯もらって、豚足(600円)を注文し、その豚足が焼きあがるのを待つ間に、おでん(全品100円)の鶏もつを1本もらいます。

 鶏もつは、いわゆる玉ヒモの部分で、体内卵と輸卵管の部分を串に刺して煮込んだもの。こんなおでん種もあるんですねぇ。もともと玉ヒモは大好物なので、このおでんも好みに合います。

 同じ屋台でも、「一二三」にはラジオしかありませんが、こちら「富士さん」にはテレビがある。ひとりで飲んでると、ついつい目がテレビに引き寄せられちゃいますねぇ。

 目の前の鉄板では、注文した豚足が焼かれています。こうやって、自分の注文した料理ができていく様子を、すぐ目の前で見ることができるのも屋台のいいところです。塩胡椒をした豚足に、重りのようなふたをのせて、じっくりと焼き上げてくれます。

 この重りのようなふたがよく効いているのか、できあがった豚足の表面には、茶色の焼き色がついて、見るからに芳ばしそうです。

 最後は中華そばを半麺(はんめん)でいただいて〆ます。半麺というのは、中華そばの麺だけを通常の半分の量にしたもの。飲んだ後の小腹を満足させるのに、ちょうどいい分量です。しかも、普通の量でも半麺でも同じ値段のところが多いなか、ここ「富士さん」は普通の中華そばが500円なのに対して半麺は400円と100円引きなのが嬉しいですねぇ。ちなみに大盛りは100円増しの600円です。

 中華そばを食べ終えて、1時間ほどの滞在は1,500円でした。どうもごちそうさま。

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鉄板に豚足を並べ / フタをのせて焼く / でき上がった豚足

101209g 101209h 101209i
中華そばを作る店主 / 中華そば(半麺) / 「富士さん」

店情報前回

《平成22(2010)年12月9日(木)の記録》

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 昔から変わらぬ呉の飲み会のゴールデンコースは、とり屋→スタンド→屋台という流れ。  “とり屋”と呼ばれる、瀬戸内海の魚介類+焼き鳥が売りの酒場でひとしきり飲んで、全国的には“スナック”という形態に近い“スタンド”で、歌ったり、店のおねえさんと話したりしながら楽しく過ごしたあと、深夜まで開いている“屋台”で〆て帰るのです。  ひとりで飲むときも、このパターンをたどる人もいますが、ほとんどのケースは... [続きを読む]

受信: 2011.03.12 13:48

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