でんがくはもつ煮込み … お食事処「ふくもと」(広島・福島町)
「みやさん食堂」を出て、左(福島町電停方面))へ進むこと約100メートル(1分ほど)。左手2本めの路地を左折した右側に、やはりホルモン天ぷらの食事どころ、「ふくもと」があります。今日の2軒目は、ここ「ふくもと」です。
1軒目の「みやさん」が、注文を受けてから天ぷらを揚げてくれる店だったのに対して、こちら「ふくもと」は、入り口を入ってすぐ左手のカウンターの手前側におかれたバットの上に、すでに揚げ終わったホルモン天ぷら(1個100円)がずらりと並んでいて、そこから好きなものを取る仕組み。お勘定のときに、取った個数を自己申告するんだそうです。バットの横に、大きなまな板も置かれていて、ひと口大にカットするのも、その場でやります。それ以外の場所にはまな板は置かれていません。
天ぷらバットのすぐ近くに、おでん鍋も置かれていて、おでん(1個100円)も、ここから自分で取っていきます。おぉ、おでんの中にもホルモン(牛の内臓肉)がいろいろと入ってるんですね。お皿に取り分けたホルモンのおでんは、まるでもつ煮込みのような外観です。
店内は左手がカウンター席で、右手壁際には4人がけのテーブル席が何卓か並んでいます。この空間を、ちょっと派手め(失礼!)の女性5人ほどが切り盛り。そのテーブル席のひとつに座って、酒(「福美人」上撰、300円)と「でんがく」(400円)を注文すると、1合のコップになみなみと燗酒が注がれます。
「でんがく」というのは、牛もつがたっぷりと入ったスープというか、もつ煮込みで、おでんのほうが黒っぽい汁なのに対して、こちら「でんがく」は白っぽい汁。でも味わいは濃厚です。
この「でんがく」は、中に麺を入れることで、「でんがくうどん」(450円)や「でんがくそーめん」(450円)とすることもできます。メニューには普通の「うどん」(400円)や「そーめん」(400円)もあって、こちらはおそらく普通のお出汁で出されるんでしょうね。
「でんがく」もまた、この地域の食堂では比較的一般的なメニューなんだそうです。先ほどの「みやさん」にも、同じく400円で「でんがく」がありました。
「おでん」や「天ぷら」をいくつか取っておかずにして、それに「めし」と「でんがく」をプラスすることで定食のようにして食べる人が多いようです。
お酒をおかわりしながら、ゆっくりと1時間半ほど楽しんで、お勘定は4人で3,600円(ひとりあたり900円)でした。どうもごちそうさま。
・店情報
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コメント
ホルモン良いですね!色々な食べ方をしているのですね!
あと「でんがく」というと、田楽のことかと思っていました。
ところで、今みたいに『ホルモン』が食べられるようになったのは、いつからなのですか?
投稿: りゅうちゃん | 2011.04.17 13:25