ついつい足が向くのが … 屋台「富士さん(ふじさん)」(呉)
年末に飲んだくれてて、散髪にも行けずに新年を迎えたので、1月4日の今日になって、朝から散髪屋に出かけます。新年早々から散髪する人なんて、他にいるのかな、と思いながら店に入ると、先客がひとりいて一安心。この散髪屋は、仕上げの前にローラーのようなもので、頭全体をグリグリとしてくれるのですが、これがすごく気持ちいいんですねぇ。
木製のタイヤのような部分がグリグリと回転しているのに、けっして髪の毛を巻き込まない。聞けば中国にしか売っていない品物らしく、向こうに行ったときに買って帰ったんだそうです。「壊れると、同じものはもう手に入らないかもしれませんねぇ」とのこと。う~む。そんな貴重な品だったんですね。
午後3時前には、明日からの仕事のため、呉に向かって出発。飛行機はあまり好きじゃないので、今回もまた新幹線。ひとしきりビールを飲んでから、カミサンに作ってもらった炒飯弁当です。フライパンでしゃかしゃかと簡単そうに作っていたのに、これがおいしいこと。米粒がパラリとほぐれます。崎陽軒の「横濱チャーハン」に負けてないなぁ。
午後8時40分ごろに呉駅に到着。炒飯弁当を食べてから、3時間近く経ったので、ちょっと小腹がすいている状態です。
(新年早々だけど、屋台はどっか開いてるかな?)
と思いつつ、蔵本通りを北上します。呉にも美味しいラーメン屋さんは何軒もあるらしいのですが、呑ん兵衛の私は、ついつい屋台に足が向いてしまうんですよねぇ。
屋台もけっこう開いてますねぇ。おっ。「富士さん」も開いてる。
「富士さん」の創業は昭和49(1974)年。今年で創業37年となる老舗屋台の1軒です。
現在の店主のおとうさんが創業者で、一緒にやっていたおかあさんのお名前が富士子さん。お店の名前は、もしかするとおかあさんのお名前から取ったのかもしれませんね(未確認)。
ここ「富士さん」の現在の店主と、となりの「八起」の店主のお二人が、呉の屋台群の中では若手店主です。お二人とも、それぞれひとりで屋台を切り盛りされています。
「富士さん」は料理がバラエティ豊かなのが特徴。老舗屋台の定番である、おでん、豚足、ラーメンはもちろんのこと、鳥串(2本250円)、豚キャベツ串(2本250円)、がんす焼(1枚150円)、もやし炒め(400円)、砂ズリ(500円)、砂ズリピーマン(600円)、コーンバター(300円)、豚タン塩(300円)、とんとろ焼(500円)、山いもバター焼(400円)、ギョーザ(6個400円)、ホルモン炒め(700円)、ホルモン焼そば(900円)、焼そば(600円)などのメニューが並びます。
創業当時からの自慢の品は、なんといってもラーメン(500円)らしいのですが、雑誌などで取り上げられることが多いのはホルモン焼そば(900円)です。これはホルモン炒め(700円)と焼そば(600円)を合体させたような一品で、お客さんからの要望で作り始めたところ、すっかり名物として定着してしまったんだそうです。
明日は、いつもより早い時間に仕事開始なので、今日は飲まずにラーメン(500円)のみ。豚骨しょう油に、茹でたモヤシが入っているのが、呉や広島のラーメンの特徴です。
スルスルっとラーメンを食べ終えて、ごちそうさま。
さぁ、早く寝て、明日からの仕事、がんばろう!
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