串揚げを思いっきり! … 串揚げ「揚派(あげは)」(鷺ノ宮)
正月三日の今日は、鷺ノ宮駅の近くにある串揚げ屋、「揚派」にやってきました。
ここは串カツのチェーン店、「串の坊」で修業した店主が5年ほど前に独立して開業した串揚げの店。店内は10席程度のU字カウンターのみですが、2階にも座敷席もあるとのこと。正月ながら先客は二人。それぞれ男性ひとり客が、U字の左側と、一番下側のところに座っています。バランスを取るように、私はU字の右側に座って、まずは瓶ビール(中瓶各種630円)をエビスでもらって、グイッと1杯、飲み干します。
「串揚げは、おまかせでお願いします」
串揚げおまかせコース(デザート付)を注文すると、鳥・獣・菜・魚・貝・実・その他四季折々の串揚げ約40種(1本105~420円)を次々に揚げてくれます。もう満腹というところでストップをかけると、そこでデザートが出され、それまで食べた分でお勘定をしてくれる仕組みです。
大きなお店だと、店のペースでどんどん出されたりするのですが、ここは基本的に店主ひとり(手伝いの人が入っている場合もあり)で切り盛りする小さなお店なので、こちらの飲むペース、食べるペースに合わせて、ちょうどいいタイミングで1個1個の串揚げを出してくれます。
最初にお通しのほうれん草のおひたしと、口中をリフレッシュさせるための生野菜(キャベツのぶつ切りと野菜スティック)、そして調味料を入れるための三つ切り皿が出されます。この三つ切り皿のそれぞれに、岩塩、ソース、ポンズ醤油を入れてスタンバイしたところへ、1本目の串揚げ、子持ち昆布(210円)が出されます。
串揚げは、天ぷらと同じで、熱々のうちにシャクっといただくのが一番。2本目は豚肉(105円)、3本目はうずらの卵(105円)と、次々と出してくれる串揚げを、出てくるやいなやという感じで、パクパクと食べ進みます。お腹がすいている最初のうちは、どんどんいけますねぇ。
アスパラ(263円)は、穂先の部分にだけ衣をつけて揚げたもの。ここでビールも飲み干して、ずらりと並んだ焼酎の中から、店主おすすめの「桜井」(芋焼酎)を湯割りでいただきます。焼酎は(大)が683円、(小)が473円という均一価格。それぞれの焼酎の単価の差は、注ぐ量でコントロールしているんだそうです。通常は(大)のほうで出されます。
シイタケ(210円)、ホタテ(210円)、もち明太子(158円)で次なる焼酎は「天無双」の湯割りです。
この辺までくると、ペースもグンと落ちてきて、店主もカウンターの中でお客さんたちと話しをしながら、ときどきフライヤーのほうに戻っては次のネタを揚げてくれます。
ゆっくりと間合いを取りながら、順に、かまぼこ(105円)、牛ヒレ(210円)、カキ(210円)と出してくれたところで、3杯目の焼酎湯割りは「小牧」です。
すでに飲んだり話したりするのが主体で、串揚げはときどきつまむ程度。それでも美味しくて、まだまだストップはかけられません。手羽先(210円)に続いて出されたセロリのキス巻(210円)は、コリッとしたセロリの食感なのに、口の中にはキスの旨みも広がると言うおもしろい一品。そしてトマト(158円)に、静岡名物の黒はんぺん(105円)。こんな食材も串揚げにすると美味しいんですねぇ。
「焼酎を、今度はロックで!」
4杯目となる焼酎をロックでお願いすると、店主が選んでくれたのは「八幡」です。飲み物が冷たくなると、串揚げもまたまた進みます。
ぎんなん(210円)は、生ハムで巻いて揚げています。エビのシソ巻(210円)に山芋(105円)、そしてニンニク(158円)。ピーマン肉詰(105円)は揚げ物の定番かな。明太子(210円)をいただいたところでストップです。さすがに、もう食べられない。
デザートのシャーベットをいただいて、お勘定は7,350円! 今日は贅沢をしましたねぇ。
内訳としてはお通しが315円に、串揚げが21本で3,675円。そして飲み物が瓶ビール1本に焼酎(大)が4杯で3,360円。これらを合計して7,350円です。
「ごちそうさま」と店を出て、鷺ノ宮駅の前でばったりと出会ったのは荒木又右衛門さん。「あぁ、どうも明けましておめでとうございます」と新年のごあいさつを交わし、「これからどちらに?」と聞いてみると、なんとトンカツを食べに行くところとのこと。う~ん。残念ながら、もう食べられない。特に揚げ物は絶対に入らない。次の機会に、ぜひまたよろしくお願いいたします。
これだけの串揚げを食べると、翌朝になってもまだ満腹感が継続していて、朝ごはんも食べられないほどでした。食べ過ぎだよなぁ、明らかに。反省、反省。
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