手作りの餅キンチャク … 屋台「一二三(いちにさん)」(呉)
呉の人気屋台「一二三」のおでんは、各種それぞれ1個100円なのに、キンチャクだけが150円。
(なんでキンチャクだけ高いのかなぁ?)
と思っていたら、なんとこのキンチャク、手作りだったんですね。
油揚げも、お餅も、干瓢(かんぴょう)も、それぞれ市販の品ながら、お揚げに餅を入れて、その入り口を干瓢で縛ってという作業を、1個1個ていねいにやっていくのです。
「売りよるキンチャクはこまい(=小さい)けえの。じゃけえ、自分らで作るんじゃ」
と、おかあさん。お餅は杵(きね)つきのものを買っているんだそうです。
以前は、お餅入りのキンチャクと、普通の具材入りのキンチャクの2種類を作っていたそうなのですが、
「どっちがどっちか、自分らでもわからんようになるけえの(笑)」
という理由で、今はお餅だけになったんだそうです。
ここ「一二三」は不定休ながら、ほぼ週に金と土の二日間だけの営業。しかも、なにしろ屋台だけに、風が強かったり、雨だったりすると、営業できないこともあります。なので、呉の呑ん兵衛たちからは『幻の屋台』と呼ばれているほど。開いている日には、常連さんが続々とやってくるのです。
今日は焼酎(いいちこ)のお湯割り(400円)を1杯に、おでんは牛スジ(100円)、ぼう天(100円)、玉子(100円)にキンチャク(150円)をもらって、1時間弱の滞在は、850円でした。どうもごちそうさま!
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