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峰のうどんを食べた後 … おでん「あわもり」(呉・新広)

かけうどん@峰


 今日は会社の行事で朝早くから、呉(くれ)のとなり町である広(ひろ)へ。行事は午後3時過ぎに終了し、「あわもり」に飲みに行く前に、この近でうまいと評判の手打ちうどんの店、「峰(みね)」に行ってみることにしました。

 店に到着したのは午後3時50分。入口の張り紙を見ると「営業時間AM11:00~PM4:00」と書いているではありませんか。ありゃりゃ。でもまだ暖簾(のれん)が出てるから大丈夫かな?!

 暖簾をくぐって入った店内は、四角いテーブル席2卓と、丸テーブル1卓、そして小上がりに座卓が2個の、全24席ほど。先客は中年の男性客が2人。2つある四角テーブルの1つずつに座り、ひとりはおでん(各140円)をつまみながら瓶ビールを飲んでいて、もうひとりは店内のテレビを見ながら、注文したうどんが出るのを待ってる状態。

 私も小上がりの座卓のひとつに座り、店のおにいさんに、かけうどん(420円)を注文すると、

「急ぎますか? 次の釜になるんですけど」とおにいさん。

「急がないので、ゆっくりでいいですよ」

 そう返事すると、おでんでビールを飲んでいる先客が、

「私のはあとでもいいですよ。もうちょっとゆっくりと飲みたいから」

 と声をかけてくれます。これはありがとうございます。

 店はお母さんと、おにいさんの二人で切り盛り中。少し待ったところで、かけうどんが出てきました。

 おぉ~っ。でかいっ!

 なにがでかいって、丼が小ぶりの洗面器くらいある大きさで、その中にたっぷりとうどんが入っているのです。しかも、かけうどんながら、たっぷりの刻み揚げや、スライスした板付きかまぼこ2切れの他、とろろ昆布と刻みネギも入っていて、呉のうどんらしい具だくさんさです。これらの具材は、呉のうどんの特徴でもあるのです。

 もうひとつ、呉のうどんの特徴は〔細うどん〕という、稲庭うどんと同じくらいの細さのうどんの存在です。ゆでる時間が短いのですぐに出せるし、同じ量の麺ならば、普通のうどんに比べて表面積が多くなるので、汁(つゆ)の絡みもいいのです。

 この〔細うどん〕、普通はやわらかくて、腰もあまりないものなのですが、ここ「峰」のうどんは違います。〔細うどん〕とほぼ同じ細さの麺ながら、手打ちの麺なのでしっかりと腰がある。これは新しい食感だなぁ。

 それにしても量が多い! すっかり満腹になってしまいました。

 ここのうどんは、単品にプラス150円くらいで定食にすることもでき、おにぎりと、好きなおでん1品が付けられるそうです。

 軽くうどんを食べてから「あわもり」で飲もうと思っていたのですが、「峰」のうどんが予想外にボリュームフルだったので、すぐには食べられそうにありません。テクテクと2キロほど歩いて、独身時代に住んでいた独身寮を外から見学。当時とまったく変わらぬ建物なのが懐かしいなぁ。

 歩き疲れたので、帰りは路線バスで広(ひろ)交差点に出て「あわもり」へ。まだ満腹状態が続いているものの、広に出てきて「あわもり」に寄らずに帰るのは考えられません。無理をしてでも食べて帰らねば!

 さっそくカウンターの一角に座り、泡盛(160円)の梅割りと、おでん(1本90円)はスジとカワをもらいます。満腹でもスジとカワはうまいなぁ。

 ここのおでんは、1本90円という均一価格なのですが、この価格で出すと赤字となる代表格が、このスジ。人気商品なので、飛ぶように出るんですが、出れば出るほど損をするような状態なんだそうです。逆に優等生なのは玉子。玉子の単価はみなさんご存知のとおりなので、これは90円で出しても大丈夫なんだそうです。

 3本目はネギマをいただいて、今日はこれで終了。

「他所(よそ)で食べてきて、満腹なのでごめんなさい」

 と謝りつつのお勘定は430円。長い「あわもり」通いの中でも最安値でした。どうもごちそうさま。

110205a 110205b 110205c
「あわもり」 / すじ、かわ、泡盛 / ねぎま

・「峰」の店情報 / 「あわもり」の店情報前回

《平成23(2011)年2月5日(土)の記録》

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コメント

『うどん』も素敵だけど、『おでん』でお酒が飲めるというのは、日本人に生まれて本当に良かったな!と思う瞬間ですよね!

投稿: りゅうちゃん | 2011.05.29 08:46

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