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〔くれ便り〕 寒くて飲み歩けない日 … カレーの店「仔豚(こぶた)」(呉)

カツカレー


 1月最後の土曜日。今日は朝から「大和ミュージアム」で開催されている「明治の呉と海軍 ~軍港と市民の暮し~」という特別展を見に行こうと思っていたのに、ここのところずっと続いている最低気温0度が今朝も続いて、まったく外に出る気が起こらない。瀬戸内海沿岸なので、松山と同じように温暖な気候かと思いきや、広島・呉方面は意外と寒いんですねえ!

 とはいうものの、今日が図書館の返却期限日なので、気温も上がった(といっても最高気温7度)遅めの午後に図書館を経由して、開店直後の生ビールの「オオムラ」へと入ります。こう寒いと、さすがに「オオムラ」もお客さんが少ないですねぇ。

 氷で冷却する「オオムラ」の生ビールは、もともとそれほど冷えすぎていなくてとても飲みやすいのが特長。今日のような寒い日でも、スッと喉に入ってくる心地よさで、グゥ~ッと1杯、思わず2杯。

 「オオムラ」で、ふわりとほろ酔いになって、景気をつけて酒場に出かけようと思っていたのに、生ビールを2杯飲んでも、やっぱり寒い。う~む。今日は飲み歩きはやめて、うまいもんでも食べて帰りましょう。

 数ヶ月前の〔呉だより〕で、『カレーライスも海軍発祥の食事なので、ここ呉にも、昔から続くカレーの店が数多くあります。しかも値段もそれほど高くないのがうれしいところです』ということを書きました。そのときは喫茶「バンビ」のカツカレーをご紹介したのですが、今日は「オオムラ」からもほど近い場所にある老舗のカレー屋、「仔豚」に行ってみることにします。

 黄色いファサードテントには、丸っこい字で「カレーの店 仔豚」と書かれていて、向かって右側の店内が見えるアルミ引き戸が入口です。

 店内は左手にUの字カウンター10席ほどがあって、その左奥が厨房。右手壁際には予備用らしいイスが何個か置いてあって、右手一番奥にテーブル席が1卓あります。

 カウンター席の一角に腰を下ろしながら、壁に掲示されたメニューを確認。飲み物はビール(370円)だけで、各種カレーライスとスパゲティ、そして定食類が500~1,000円で25品ほど並んでいます。そのうちの15品がカレーライス。普通のカレーライスが500円、カツカレーは630円、ハンバーグカレーが890円といったところです。

 店内は女性3人ほどで切り盛りしている様子で、そのうちのひとりが水を出しながら注文を聞いてくれます。今日もまた迷うことなく大好物のカツカレーを選択。すぐに皿に盛られたレタス&千切りキャベツが出されます。壁のメニューの末尾に『カレーはサラダ付き』と書いているのですが、キャベツサラダなんですね。カウンター上に置かれた自家製ドレッシングか和風ドレッシングを好みでかけていただくようになっています。水のコップは小ぶりなものですが、冷水ポットがカウンター上のそこここに置かれているので困りません。

 トンカツは注文を受けてから揚げるため、キャベツサラダを食べながら待つことしばし。ライスの上に揚げたてを5つにカットしたトンカツがのった丸い平皿と、それとは別にグレイビーボートに入れられたカレールウが出されます。

 本当は食べる分だけルウをかけながら食べると、ルウも冷めにくくていいんでしょうが、お腹もすいているので、一気に全部かけておいて、ガッツリといただきます。

 「バンビ」が比較的サラサラ系のルウなのに比べて、こちらは一般的な粘度をもったカレールウ。これといって大きな特徴がないということが特長のようで、老舗ならではのカレーらしいカレーが楽しめます。スプーンじゃなくて、フォークで食べるというのも特徴ですね。

 最後はあったかいお茶を出してくれてお勘定。カレーで身体をあたためて、大急ぎで家まで帰ったのでした。寒くて飲み歩けなかった土曜日のお話でした。

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「仔豚」 / キャベツサラダ / ルウをかけてフォークで食べる

《平成23(2011)年1月29日(土)の記録》

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