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東京名店めぐり1軒目 … もつ焼き「宇ち多゛(うちだ)」(立石)

カシラ、大根、ビール


 土曜日です。昨夜、午前1時ごろまで飲んでいて、寝たのは2時過ぎなのに、今日は今日とて朝6時半に起床。7時半ごろにうち(呉の単身赴任社宅)を出て広島へ。新幹線に乗り換えるついでに、広島駅1番ホーム(在来線)の立ち食いうどん屋、「駅うどん」で、朝食代わりに天ぷらうどん(340円)を食べてから東京へと向かいます。

 午前9時前に広島駅を出発した「のぞみ」が、東京駅に到着するのは午後1時前。広島~東京間は新幹線で4時間ほどの距離なのです。車中で爆睡したので、昨夜の酔いもすっきり。先週(3.11)の地震の影響で、まだ電車のダイヤが乱れているなか、東京→秋葉原→浅草橋と乗り換えて、京成立石到着は午後1時35分。さぁどうだ。間に合うか。

 立石の人気もつ焼き店、「宇ち多゛」は、土曜日は朝10時ごろ開店。食べ物がなくなると終了するので、午後2時ごろには閉店してしまうことが多いのです。

 迷うことなく立石仲見世通り商店街へと向かい、3人ほど並んでいる表の行列の後ろにつきます。よかったよかった。これで何とかなりそうだ。

 ほとんど待つ間もなく、入口すぐ左手の4~5人用の長方形テーブルが2列並んだ席(「宇ち中」ブログでは“二の字”と呼ばれている席)に案内されると、そこには当の宇ち中(うちちゅう)さんのほか、常連さんたちがずらりと居並んでいます。

 大瓶ビール(キリンラガー、540円)をもらって、みなさんと乾杯し、珍しく残っていたカシラ(2本180円)をタレと、お新香(180円)も注文すると、こちらはすでにキュウリが売り切れていて、大根のみならできるとのこと。それではと「大根、ショウガのっけてお酢」の呪文で注文すると、まずはその大根から出されます。

 “ショウガ”は紅生姜のこと。普通に注文しても紅生姜はのせてくれるのですが、“ショウガのっけて”と注文すると、紅生姜をちょっと多めにのせてくれるのです。

 “お酢”は、文字どおり“お酢もかけてください”という注文です。普通は醤油だけかけてくれますが、“お酢”と付けると、それにお酢もかけてくれます。ちなみに“かけないで”と注文すると、醤油もかけない状態のお新香だけを持ってきてくれます。

 そしてカシラタレ。カシラは豚の頭部についている肉。胴体の肉が精肉として流通するのに対して、頭部の肉は“もつ”の1種です。でも肉は肉。しかも、魚でも、ほっぺたや、目のまわり、カマのあたりが美味しいのと同じように、豚のカシラ肉も、他の部分の肉と比べても、勝るとも劣らないうまさなのです。

 「宇ち多゛」のもつ焼きは、1本1本がずっしりと重いほどボリュームがあるのもいいんですよねぇ。

 続いては、もうすでこれしか残っていないというシロを、ミソでいただきます。ミソというのは、素焼きのシロを煮込みの汁にさっとくぐらせて、煮込みのミソ味をつけてくれたもの。もつ焼きと煮込みのミックスのような、個性的な味わいになります。

 シロミソでビールを飲み干して、45分ほどの滞在は1,080円でした。どうもごちそうさま。

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「駅うどん」天ぷらうどん / 「宇ち多゛」カシラたれ / シロみそ

店情報前回

《平成23(2011)年3月19日(土)の記録》

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 野毛の酒場めぐりから一夜明けた今日は、もつ焼きを食べに「宇ち多゛」に遠征です。  わが家(中野区)から「宇ち多゛」(葛飾区)までは、電車を3~4本乗り継いで、およそ1時間の行程。その1時間をかけてでも行きたいという思いにさせる魅力があるんですね、「宇ち多゛」には。その魅力が、シンプルにもつ焼きのうまさと安さにあるところがすばらしい。  昼ごろに家を出て、立石に着いたのは午後1時過ぎ。土曜日は2時... [続きを読む]

受信: 2011.08.31 07:13

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