日曜日の昼下がり飲み … お食事処「寿(ことぶき)」(呉)
日曜日の今日はゆっくりと朝寝。目覚めてからも10時半頃に遅めの朝食をとったあとは、ベッドで本を読んだり、撮りためたテレビ番組を見たりしながら、の~んびりとすごし、やっと起き出したのは午後2時半ごろ。
いやぁ、もうこんな時間になっちゃいましたか。これだけ何の予定もない日曜日というのも久しぶりだ。今さら昼食というのもなんなので、「寿食堂」でちょいと飲むことにします。
朝開店してから、中休みなしに夜まで営業が続くというのが、多くの大衆食堂の営業パターン。どの時間帯にでもフッと出かけて行って、クイッと飲めるんですね。
とても残念なことに、「森田食堂」、「くわだ食堂」は、ともに日曜が定休日。それでも「寿食堂」が開いている(火と第1月が定休日)というのがうれしいではありませんか。
これで日曜日の昼間でも酒場難民にならなくて済むというものです。
実は日曜日には「鳥八茶屋」など、“とり屋”の一部も昼から営業しているのですが、“とり屋”で飲み始めると、ついつい本気飲みになってしまう。スッと飲んで、サッと帰るには大衆食堂が最適なのです。
さて「寿食堂」。店内の先客は5~6名といったところ。そのほとんどは年配の男性一人客で、一組だけご夫婦らしき男女ふたり連れがいます。全員、もれなく飲んでるのがすばらしい。
店内には4人掛けテーブル席がずらりと並び、ひとり客でも1テーブルを丸ごとゆったりと確保。私もこの店で相席になったことはありません。
入口横の上部にテレビが置かれているので、ほぼ全員がテレビのほうに(つまり入口に)向かって座っていて、男女ふたり連れの女性(奥さん)だけが、ご主人に向かい合う形で、店の奥に向かって座っている状況です。
フロアは、年配の女性店員さん3人ほどが切り盛りしていて、席に座るなりそのひとりが注文を取りに来てくれます。
「大瓶のビールください」
「アサヒ? キリン?」
「キリンをお願いします」
「はいよっ」
ビールは大瓶(600円)、中瓶(500円)、小瓶(400円)とそろっています。すぐに出てくる大瓶ビールを、まずはコップに1杯、一気に飲み干し、プハァーッとひと息ついてから、入口横の冷蔵陳列ケースにおかずを選びに行きます。
この店では、陳列棚に並んでいる料理には値段が書かれていませんが、200円から、一番高い刺身盛り合せが600円といったところ。刺身は単品は見たことがなくて、いつも盛り合わせしかありません。その他、卵焼き、スパサラダ、とろろ汁、明太子、野菜炒め、目玉焼き、冷奴、コロッケ、鶏足焼き、サバ煮物、めばる煮物などが並んでいます。
そんな中から、サバ煮物を取り出すと、店のおばちゃんが「温めようね」と、レンジでチンとしてくれます。
呉もそうですが、瀬戸内地方は小イワシやアジなどの小さい魚がものすごくおいしい(旨みが強い)のですが、サバもまた、身がぶ厚くてとてもいい味なのです。煮てよし、焼いてよし、シメサバにしてもまたよし。呉には“サバのはぶて焼き”なんて料理もありますもんね。
40分ほどゆっくりして、お勘定は900円。サバ煮物は300円だったんですね。どうもごちそうさま。
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