プロが注いだ瓶ビール … バー「アンカー(ANCHOR)」(呉)など
バーというと、ついカクテルやウイスキーに目が向きがちですが、バーテンダーは“飲み物のプロ”。ビールだって、シェリーだって、そしてたまにはコーヒーだって美味いのです。
バー「アンカー」には生ビールはありません。置いているのは4種類の瓶ビール(各800円)のみ。そのうち3種類は、アメリカを代表するマイクロブルワリー「アンカー・ブルーイング」社のアンカー・スチームビール、アンカー・リバティエール、アンカー・ポーターです。店の名前が「アンカー」だから、このビールなんですね。残る1種類はギネス・スタウトです。
生ビールは、常にサーバー(特にホースやパイプの内部)をきっちりと洗浄しておかないといけないし、生樽そのものの回転もよくなければおいしくない。その両方がそろっていないのであれば、ひとり1本ずつ注ぎ切りの瓶ビールにしたほうが、よほど美味しいビールを飲むことができるのです。
それにしても、「アンカー」のオーナー・バーテンダーである森貞さんの注ぎかたの上手なこと! 何度注いでもピシッときれいできめ細かい均質な泡が立ちます。
スチームビールとリバティエールの2本をいただいた後は、マッカラン18年をロックでもらいます。このマッカラン18年が、この店では2番目に高いウイスキーで1,300円。山崎12年や余市12年、ボウモア15年などがそれぞれ1,000円なので、その差はわずか。
「せっかくバーに来たのなら、できるだけ普段飲まないような美味しいお酒を飲んでもらいたくて」と森貞さん。
ちなみに一番安いウイスキーは、シングルモルトではアラン、バーボンではブラントン、メーカーズマーク、オールド・グランダットなどで各800円。一番高いのは、メニュー上はトマーチン18年の1,400円ながら、バックバーに並んでいるウイスキーの中にはもっと高そうなものもあります。
最後はアードベッグ10年(900円)のロックでビシッと締めて終了。
つまみには、炒りたて生アーモンド(600円)やカマンベールフランベ(1,200円)、ホットチリオリーブ(300円)などをいただきました。どうもごちそうさま。
炒りたて生アーモンド / カマンベールフランベ / 3種のアンカービール
ホットチリオリーブ / マッカラン18年 / アードベッグ10年
2軒目は屋台の「一二三」にまわって、焼酎(いいちこ)の水割り(400円)杯に、おでん(各100円)の厚揚げ、牛すじ、糸こんにゃく。焼酎水割りをおかわりしてメザシ(9尾450円)。最後に半ラーメン(500円)をいただいて、お勘定は2,050円でした。やぁ、おいしかった。
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コメント
ちょいと訂正おば。上記のビールに加えてハートランドビールもあったように思います。
投稿: 喝漢 | 2011.09.09 18:25
コメントありがとうございます。>喝漢さん
今日(9/9)は、「アンカー」の開店記念日。創業して丸3年になりました。
そして、たしかにハートランドビール、ありました。
投稿: 浜田信郎 | 2011.09.10 01:43