カエリで黒じょか焼酎 … 「有象無象(うぞうむぞう)」(呉)
「カエリをもらおかあ」
「お、カエリがあるんね。ワシにも入れてや」
「えっ? カエリ?」
呉に転勤になってから1年4ヶ月が経過しようとしているのに、まだまだ分からない言葉があるんですよねぇ。カエリって、なんだ??
「カエリは小さいイリコよね。チリメン→カエリ→イリコって成長していくんよ。酒のつまみに、そのまま食べるのにちょうどええのが、このカエリなんよ」
「へぇ。それじゃ、私にもそのカエリをください」
チリメンやイリコ、小イワシなどは、このあたりの特産品のひとつだけあって、さすがに呼び名も細かく分けられてるんですねぇ。しかも、呉っこたちはみんな、当然のことのように、その微妙な呼び名の違いを知っているのがすごいっ!
日曜日の今日は、NPO法人「くれ街復活ビジョン」が、彼らが運営している宿泊施設「石段の家」の一周年イベントとして“風の納涼会”を開催。すり鉢状に展開する呉の街を、そのすり鉢の上のほうに位置する「石段の家」から眺めながら、おいしい呉の地ビールをいただいたのでした。
もちろんそのまま終わるはずはなく、「二次会に行かんかいや」というかけ声のもと、「月刊くれえばん」の木戸編集長や、「シロクマ」の川西マスター、声楽家のMinaさん、そして呉の酒「千福」の三宅営業部長とともに、ここ「有象無象」に流れてきたのでした。
「千福」の営業部長がいるにもかかわらず、みんなふだん通りの飲み物を飲んでるのもおもしろいなぁ。木戸編集長と私は、芋焼酎「蔵の師魂」を黒千代香(くろじょか)で温めてもらったものをいただきながら、カエリをポリポリ。
木戸編集長は、今日は夏らしく浴衣姿です。
せっかく「千福」の営業部長にもお越しいただきましたので、首都圏のみなさんに宣伝をひとつ。
「千福」の三宅本店では、JR新橋駅烏森口・日比谷口から徒歩3分の、烏森神社のすぐ近くに、「立ち呑み 脱藩酒亭 新橋浪人店」という、広島の味にこだわった立ち飲み屋を開店しています。10人も入ればいっぱいになる小さな店ながら、ガンス(200円)やジャコ天(200円)、小イワシの天ぷら(300円)に、牡蠣の塩辛(350円)やスモークオイスター(350円)などの広島名物を取りそろえているそうですよ。
なかなか呉まで来ることができないみなさんも、ぜひ新橋で呉の味をお楽しみください。公式サイトはこちらです。
日曜日なので、早めに切り上げたのですが、なにしろ飲み始めが早かったので、しっかりと“酔いたんぼ”になってしまいました。(“酔いたんぼ”は標準語?)
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