中華で楽しく飲むには … 広東料理「楽園(らくえん)」(石川町)
横浜中華街に何人かのグループで飲みに行くとなると、一般的には「人数分をコースで予約して」と考えてしまいがちですが、濱の酒場通・IIさんや、GAさんたちと何度か飲みに来ているうちに、そうではないことがわかってきました。
中華街になれた人たちは、コースではなく、自分たちが食べたい単品をいくつか注文しています。単品を注文する目安は、ほぼその時の人数分。3人で行けば3皿、5人で行けば5皿、といった具合です。
今日は7人で横浜中華街の「楽園」です。予約の時にお願いしたのは「7人で2階の個室座敷を使いたい」ということと、「活きた魚の蒸し物(清蒸魚、4~6,000円)を食べたい」ということの2点だけ。「あとは行ってから注文します」とお願いすると、「はいはい」と気持ちよく予約を受けてくれました。
活きた魚の蒸し物や、中華風刺身といった要予約の品物は、この時点で注文しておく必要があります。人数に合わせて、そしてその季節に合わせて、いい魚を選んできてくれるのです。
店に到着し、2階座敷席の円卓を囲み、まずは瓶ビール(中瓶520円)を何本かもらって乾杯し、料理はあらかじめお願いしている清蒸魚(大きなアイナメでした)の他に、前菜盛合せ(大3,800円)に、名物のセンマイのネギ・ショウガ和え(1,500円)と巻揚(1,570円)、さらには麻婆豆腐(1,050円)や八宝菜、五目炒飯(840円)をもらって、飲み物は紹興酒のボトル(2,300円)に切り替えます。
7人で7品ながら、清蒸魚や前菜盛合せ(大)がボリュームたっぷりということもあって、「超」が付くほど満腹。そして飲むほうも、もう十分。これでお勘定は36,000円ほどと、ひとり当たり5千円ちょっと。ほぼ同額の居酒屋チェーン店の飲み放題付きコースと比べても、満足度は高いですよねぇ。
ちなみに「楽園」にもコースメニューはもちろんあって、2~3人用の1湯4品(トウモロコシスープ、牛肉とピーマン細切り炒め、エビのチリソース、巻揚げ、酢豚)が9,450円、3~4人用の1湯4品(トウモロコシスープ、海鮮の炒め、牛肉とピーマン細切り炒め、エビのチリソース、巻揚げ、酢豚)は12,600円、5~6人用(前菜1湯5品)だと15,750円、6~8人用(前菜1湯5品)は18,900円などなど、といったラインナップ。
この店の場合は、コースもそれほど高くないので、コースでの注文もありかもしれませんね。
さらに、この店は「もつマニア」(浜田信郎・監修、メディアパル、税込み1,365円)にもご登場いただいた、もつの名店でもあります。今日いただいた、牛もつ(センマイ)のネギ・ショウガ和えの他にも、豚のコブクロの豆みそ炒め、牛もつ(ハチノス)の炒め、牛もつ(センマイ)の豆みそ炒め、牛もつ(ミノ)のネギ・ショウガ和え、トリ足の醤油煮込み、牛スジの煮込み、豚の胃袋(ガツ)炒め、豚のレバー炒め、牛モツの煮込みといった“中華もつ料理”の数々が、東京の“もつ焼き”/“もつ煮込み”とはまた違った味わいと食感(弾力感)を与えてくれます。おすすめですよ。
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