石窯で焼いた焼き枝豆 … 伊酒屋「ヴェッキオ(Vecchio)」(呉)
伊酒屋「ヴェッキオ」の大きな特徴は、カウンターに囲まれた広い厨房のまん中に据えられた、大きな赤い石窯(いしがま)。この店の焼き物は、この石窯で調理します。
石窯は、手前に入口があって、奥に煙突があるだけの簡単な仕組み。内部は半球型のドーム状の空間があるだけです。この窯の内部の端っこのほうに薪(まき)をくべて、窯の中全体を熱し、薪がない部分に、大きな金属製のしゃもじのような器具で料理を並べて、じっくりと焼き上げるのです。
今日はその「ヴェッキオ」で仕事仲間、大勢での飲み会。
熊本産ファーストトマトのカプレーゼ(700円)や、キノコとベーコンのサラダ(800円)などに続いて出された前菜のひとつが、自慢の石窯で焼いた“焼き枝豆”(600円)。
ゆでた枝豆と違って、枝豆のうまみがゆで汁に逃げることなく、ギュッと豆の中に濃縮されているからか、味わいが濃厚です。カリッと芳ばしく焼けた枝豆の皮も、そのまま食べられるほどです。これはいいなぁ。
窯焼料理のことを“アルフォルノ”と言うんだそうで、旬の野菜をこの石窯で焼いた“季節の野菜のアルフォルノ”は、この店の名物料理のひとつ。3種が700円、5種なら1,100。毎日10種類ほどそろっている野菜の中から、選んで焼いてくれます。塩をちょいとつける程度で十分なほど、野菜のいい味が出るのです。
そして、ピザももちろんこの石窯で焼かれます。マルゲリータ(トマト・モッツァレラ・バジルのピザ、1,600円)やクワトロフォルマージ(4種のチーズのピザ、1,500円)は、いいつまみにもなります。
肉や魚も、この鍋で焼いてくれます。後日談となりますが、つい先日(9月上旬)、この石窯で焼いてもらったサンマの美味しかったこと! 焼きあがったサンマに、オリーブオイルをかけていただくんですよ!
満腹になった後は、ブルーチーズに蜂蜜をたっぷりとかけて出してもらい、それをちびちびとかじりながら飲み続けます。
二次会は、同じPANビルのすぐ上の階にある「レジェンド」へ。「ヴェッキオ」と「レジェンド」は姉妹店なので、「レジェンド」で飲んだり歌ったりしながら、「ヴェッキオ」の料理を食べることもできるのでした。
熊本産ファーストトマトのカプレーゼ / キノコとベーコンのサラダ / チーズの盛り合わせ
名物・野菜の石窯焼き5種(アルフォルノ) / マルゲリータ / ブルーチーズの蜂蜜がけ
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