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2011年10月

〔お知らせ〕 「呉酒まつり」Ustreamで生中継(10/29土)


Video streaming by Ustream

 10月28日(金)と29日(土)の2夜にわたって、「第4回 呉酒まつり」が開催されます。

 二日目の29日(土)の18:30(午後6時半)から、この「呉酒まつり」のイベントのひとつとして、「月刊くれえばん」の木戸編集長と共に、酒場に関するトークイベントを実施予定です。

 そしてこの模様は、Ustreamでも中継してくれることになっています。URLは次のとおりです。

  http://www.ustream.tv/channel/kureeban

 呉にいらっしゃれない方も、ぜひUstreamでご笑覧いただけるとありがたいです。

*この記事は10/29までトップに表示されます。*

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53周年、おめでとう … バー「露口(つゆぐち)」(松山)

店主・露口貴雄さんと奥様の朝子さん


 松山の老舗バー「露口」は昭和33(1958)年8月15日に開店。今日でちょうど創業53周年を迎えました。まずはお祝いのシャンパンで乾杯すると、コースターには「53rd Anniversary」の文字に、店主夫妻がニッコリと微笑む似顔絵が書かれています。

 お盆休み中の今日は、小学校、中学校の頃からの同級生ふたりと共に、まずは三津の「てつや」でアコウ(キジハタ)の刺身や煮魚、焼きアワビや焼き松茸などで一献やったあと、二次会として二番町の「露口」にやって来たのでした。

 それにしても創業53年ということは、私が生まれるより前から、店主はずっとここで営業していたということですよねぇ。長い年月だなぁ。

 乾杯のシャンパンのあとは、3人でこの店の名物の角ハイボールをもらいます。

 この店の角ハイボールは、昔から8オンス(240ml)のタンブラーに、50mlのサントリー角瓶。氷を2個入れて、ソーダ(炭酸水)を満たし、やわらかく上下にステアしてできあがる、ちょっと濃い目のハイボール。この濃さだと角瓶のうまみや香りを、たっぷりと感じることができます。

 3杯目にモヒートを注文すると、ミント(生の葉っぱ)がないということで、代わりにラムリッキーをすすめてくれて、これまた3人でそのラムリッキーをいただきます。

 店主・露口貴雄さんは、昭和11(1936)年、徳島の生まれ。18歳(昭和29年)で大阪に出て、「サントリーバー」に就職します。21歳のとき(昭和32年)、四国で初めてのトリスバーが松山にできるということで、大阪「サントリーバー」の師匠・岩崎喜久夫さんに薦められて、その店の店長となりました。その松山のトリスバーでの店長の任期1年を終えて、22歳のとき(昭和33年)に、自分自身の店、ここ「露口」をオープンしたのでした。

 4杯目はスティンガー・オン・ザ・ロックス。これまた3人で同じものをいただきます。もともとショートカクテルであるスティンガーを、氷を入れたロックグラスに注いでもらったのがスティンガー・オン・ザ・ロックス。こうやってロックにしてもらうと、ゆっくりと時間をかけていただけるようになります。ほとんどのショートカクテルは、オン・ザ・ロックのスタイルにしてもらうことができます。

 店主が25歳のとき(昭和36年)、現在は名物ママとしてご活躍されている、奥様の朝子さんと出会います。そのとき、朝子さんは19歳。それ以来、二人三脚で「露口」を切り盛りされてきたのでした。

 そろそろ閉店時刻も近くなってきたので、最後(5杯目)にこれまた3人でマティーニをもらって、ゆっくりと2時間半の滞在。お勘定は3人で12,000円(ひとり4,000円)でした。どうもごちそうさま。

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お祝いのシャンパン / 53周年の新コースター / 名物・角ハイボールとチャーム

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ラムリッキー / スティンガー・オンザロック / 最後はマティーニ

店情報前回

《平成23(2011)年8月15日(月)の記録》

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広島お好み焼きの元祖 … お好み焼き「のぶ」(呉)

ネギ焼き(焼き始め)


 広島から、酒場好きのオオカワさんが呉に来られて、まずはオオカワさんがご夫妻でよく訪れるという「鳥晃」で乾杯し、鳥皮みそ煮や、オバイケをつつきながら、このところの酒場めぐりの状況を伺います。

 2時間ほど(お勘定は二人で3,700円)で「鳥晃」を出て、2軒目は“お好み焼き酒場”といった風情の「のぶ」に入ります。

 店内は8人ほど座れるL字の鉄板カウンターに、小上がりの4人掛け座卓が2卓。鉄板カウンターと書いたのは、L字のカウンター全体が、L字の鉄板になっているからです。この空間を五島(長崎県)出身の店主姉妹が切り盛りします。

 実際にものを焼いたりするのは、この広い鉄板の一部分だけで、あとの部分はその余熱でじんわりと温かい。できあがったお好み焼きや焼きそばなどは、お客の目の前のじんわりと温かい部分にスライドして出してくれるのです。

 私はチューハイ(400円)、オオカワさんは芋焼酎のロックをもらって、焼いてもらうのは、前回、見るだけで実食しなかったネギ焼き(500円)と、これまた初食となるトロロ焼き(700円)を焼いてもらいます。

 丸く薄く広げたお好み焼きの生地(きじ)の上に、鰹節の粉を振りかけ、その上に刻んだネギを『これでもかっ!』というほどこんもりと盛り上げて、さらにその上から少量のお好み焼き生地を少量かけて反転。裏側(刻みネギたっぷりの側)も焼いて、しばらくしたらまた反転。半分に折りたたんで半月状にし、食べやすいようにヘラでひと口大に切りめを入れて、目の前にスッとスライドして出してくれるものに、好みで醤油かポン酢醤油、あるいはソースをかけていただきます。

 お好み焼きの生地はほんの少量で、ほとんどはネギというこのお好み焼き。ボリュームもそれほど大きくないので、呑兵衛にはぴったりのつまみになります。

 もともとはこのネギ焼きが、広島風お好み焼きの原点なんだとか。ここにキャベツが加わり、モヤシも加わり、豚肉も加わり、玉子も加わり、そしてそばまで加わって、現在の多層盛りの広島風お好み焼きになっていったそうです。

 だから、ここ「のぶ」でも、ネギ焼きを注文しておいて、「玉子も入れてね」とか、「豚肉も足してください」といったオプションの注文ももちろんOK。こうやって、自分の好みのものをどんどん足していけるから“お好み焼き”なんですって!

 いっぽう、トロロ焼きは、注文を受けてから山芋をすりおろし、刻みネギを混ぜ、鉄板の上にジャーッと広げて焼き始めます。

 しばらく焼いたところで、中へ中へと丸めこむようにまとめながらひっくり返すと、おいしそうに焼き色のついた、ぶあついトロロのお好み焼きができてきます。これで完成かと思いきや、さらにこの上にチーズをのせて、蓋をかぶせて蒸し焼きに。しばらくして蓋を取ると、トッピングのチーズがおいしそうにとろけています。ここに削り節をたっぷりとかけてできあがり。とろとろフワフワ熱々の食感がいいではありませんか!

 ネギ焼きとトロロ焼きをつまみに、それぞれ2杯目のチューハイ、焼酎ロックを飲んでいると、目の前では他のお客さん用のイカが焼かれ始めます。小さなイカがコロコロとた~くさん。火が通ってきたところで、1ハイ、1ハイのイカを、ヘラでトンッと半分に切ると、その胴の中には卵がたっぷり!

「うわぁ、おいしそう! こっちもイカをお願いします!」

 と思わずこちらも注文です。

 2時間ほどの滞在。それぞれ3杯ずつのチューハイ、酎ロックをいただいて、お勘定は二人で5,500円(ひとりあたり2,750円)でした。

 「のぶ」を出た時点で午後10時半。最後(3軒目)は新しいバー「岩崎」へ。私は桃とワインのカクテル、オオカワさんはロングアイランド・アイスティー。

 ひとりで切り盛りされているオーナー・バーテンダーの岩崎さんは、バー「アンカー」のオーナー・バーテンダーの森貞さん同様、老舗バー「ナポレオン」の出身。森貞さんのほうが先輩なんだそうです。

 2杯目は私はスティンガー、オオカワさんはジンリッキーをもらって、1時間ほど楽しんで、お勘定はふたりで5,400円(ひとりあたり2,700円)でした。どうもごちそうさま。

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ネギ焼きは裏も焼き / 再び返して焼き上がり / 二つに折って切り分けたら完成

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トロロ焼きは、まずトロロを鉄板に広げ / 丸くまとめて / チーズをのせる

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蓋をして蒸し焼きし / 削り節をのせてトロロ焼きの完成 / 卵たっぷりのイカ焼き

店情報前回

《平成23(2011)年8月11日(木)の記録》

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健康診断を終えて一杯 … おでん「魚菜や(ぎょさいや)」(呉)

土佐豆腐


 1週間の夏休みを終えて、今日はもう水曜日。先週の金曜日に飲んで以来、土曜日から四夜連続の休肝日を送って、今朝は年に一度の健康診断の日でした。

 若いころは「普段過ごしてるままの生活をしながら健康診断を受けないと、本当の調子なんてわかるもんか!」なんてうそぶきながら、前夜のリミットぎりぎりまでお酒を飲んだりしていたものですが、年とともにいろんな数値が引っかかるようになってきて、最近ではしばらく禁酒た状態で、どれだけ正常値に戻るかということが関心事になってしまいました。

 それでも夏休みなどの長期休暇中は、思いっきり飲むことが多いので、その直後の健康診断はつらいなぁ。

 その健康診断も無事に終えて、おまけに今日は息子の18歳の誕生日。呉に単身赴任中なので、直接お祝いするわけにはいきませんが、誕生日を祝って、ひとり乾杯することにしましょう。

 そんなわけで、仕事を終えて、行きつけの酒場、「魚菜や」に到着したのは午後7時前。

 今日も「魚菜や」はにぎわっていて、9席しかないカウンター席に、先客は7人。かろうじて空いていた2席のひとつに腰を下ろし、まずは生ビールをもらうと、今日のお通しは枝豆です。「魚菜や」のお通しは、いつも季節感があっていいですねぇ。

 店内には手書きの「おしながき」がひとつだけあって、それをみんなが回し見る仕組み。メニューには値段は書かれていませんが、店の表に出ている看板によると、お刺身は時価、揚げ物は600円から、おばんざいは一品400円から、そしておでんは1個150円から、となっています。

 今日の「おしながき」は、お刺身が地ダコ、小イワシ、〆サンマ、カンパチ。一品物が小イワシ天、タコ天、豚耳炒め、鶏唐揚南ばん、土佐豆腐、焼きナス、ジャコとピーマンのきんぴら、ハモの子の玉子とじ、牛すじと新ジャガの煮込み、冷奴。関東風と関西風が選べるおでんは、アキレス、ロールキャベツ、しらたき、がんもどき、がんす、大根、玉子、はんぺん、じゃが芋、こんぶ、ごぼう天、ウインナー、こんにゃくです。汁(つゆ)だけでなく、具材にも関東風(はんぺんなど)と、関西風というか呉風(がんすなど)があるのがおもしろいでしょう?

 そんな中から、今日の1品目として土佐豆腐を選びます。土佐豆腐は揚げ出し豆腐に、かつお節や貝割れ大根、刻んだミョウガなどをトッピングして、餡(あん)をかけたもの。呑兵衛には豆腐は友達ですね。

 生ビールに続いては、前割り焼酎のロック(つまり焼酎の水割り)をもらいます。ここの前割り焼酎は、「黒霧島」を水割りにして、専用の甕(かめ)で一晩寝かしたもの。こうして一晩寝かせておくことで、その場で水割りにするのとはまったく違う、とてもまろやかな焼酎になるのです。

 この前割り焼酎、燗をつけてもらって飲むのもおいしいんですよねぇ。これまたその場で作る焼酎の湯割りとはぜんぜん違う味わいなのです。

 つまみにはハモの子の玉子とじをもらって、前割り焼酎のロックもおかわりです。ハモの子って、はじめて食べるかも。

 1時間半ほどの滞在は2,600円。休肝日の後のお酒は、ガツンと効くので、今日はこのくらいにして、ハシゴ酒もせずに帰宅したのでした。

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お通しの枝豆と生ビール / ハモの子の玉子とじ / 前割り焼酎ロック

店情報前回

《平成23(2011)年8月10日(水)の記録》

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〆もやっぱりもつ焼き … もつ焼き「石松(いしまつ)」(中野)

タン塩


 向島の「かどや」を出て、間近に見える東京スカイツリーを見上げながら東京メトロ押上駅へ。地下鉄を乗り継いで中野まで戻り、最後は地元の酒友・にっきーさんと共にもつ焼き「石松」です。

お通し(じゃこ奴、豚耳) 他のお客さんたちの注文に便乗して、我われもタン塩をもらいます。

 タンはもちろん豚の舌。東京のもつ焼き屋は、基本的に豚の畜産副生物を使います。

 ざっくりと言うと、生体から枝肉を取った残りが畜産副物で、その畜産副産物から皮を除いたものを、畜産副物と呼びます。具体的には頭、骨、血液、脂肪、内臓などのこと。もつ焼き屋では、これらのうち主として頭と内臓を使います。

 部位によって食感も味わいも違う畜産副生物(もつ)。一番重要なのは焼き具合です。

 自分で焼くタイプの店(焼肉屋など)では、この焼き上がりの見きわめがむずかしい。だから私は、もつはもつ焼き屋で食べることが多いのです。

 なかでも、ここ「石松」の店主・三浦さんの焼きは本当に名人技。肉の中が透視できるんじゃないかと思うくらい絶妙な焼き具合で出してくれるのです。

 もつ焼きをおいしく食べようと思ったら、「はいどうぞ」と出された瞬間に、間髪入れずにかぶりつく。お上品に、箸を使って串からはずして食べたりしてはいけません。串から直接食べるのです。上から2個め、3個めのもつは、串を横にくわえて、スゥ~ッと先っぽへと移動させていただきます。

 もつ焼き通の玉袋筋太郎さんに言わせると、串は横にくわえて、『頬に炭の線が入れば黒帯』なんだそうですよ。

 今日は京成立石の「宇ち多゛」で飲み始めて、中野の「石松」で締め。ぜいたくなことに都内東西のもつ焼きの名店で飲み始めて、そして飲み終えることができました。

店情報前回

《平成23(2011)年8月5日(金)の記録》

《夏休みスペシャル:本日の1日1麺》

ちゃんぽん せいろそば

 夏休み明け、初日の今日(8月8日(月))は、横浜への出張。夏休み前から、「どこかで一度集まって打ち合わせをしましょう」と言われていたので、「夏休みに帰京する予定なので、打ち合わせの日程もその前後にくっつけてもらえると、何度も移動しなくていいので助かります」とお願いして、今日の設定にしてもらったのでした。

 朝は自宅で『ちゃんぽん』を食べて出発。このちゃんぽん、冷凍のものなのですが、これもまた私の大好物のひとつで、帰京する際には、冷凍庫にストックしてくれているのです。

 打ち合わせの後は、近くのそば屋で『せいろそば』。そばはやっぱり関東で食べるのがおいしいと思います。名店と言われるところじゃなくても、普通におしいですもんね。

 そんなわけで、東京から、横浜経由で呉へと戻った今日は、夏休みスペシャルの最後を飾る1日2麺となりました。

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さかなマニア出版記念 … 大衆酒場「かどや」(曳船)

刺身盛り合わせ


 本日の3軒目は、ここもまた「さかなマニア」(浜田信郎・監修、メディアパル、2011年7月、1,300円+消費税)でご紹介させていただいた、向島の大衆酒場「かどや」です。

 実は今日は、「さかなマニア」の完成打ち上げ会で、取材にご協力いただいたみなさんのうち、ご都合がつく方々にお集まりいただいたのでした。

 「もつマニア」、「さかなマニア」と続くこのシリーズの特徴として、『単なるガイドブック的なお店の紹介ではなくて、極力、その店の常連さんに、その店への愛情や思い入れを語っていただいている』ということがあげられます。

 その店での飲食パターンについても、常連さんにいつもの注文パターンを語っていただく中で、その店の名物料理やおすすめの飲み物などを紹介していく形をとって、より現実的な感じがするようにしています。

 「かどや」は最寄駅である東武伊勢崎線・曳船(ひきふね)駅からも、地下鉄や京成押上線の押上(おしあげ)駅からも、それぞれ歩いて15分ほどと、交通の便がよくないのにもかかわらず、知る人ぞ知る人気店。

 人気の理由はきっちりと手間をかけた料理が安い、うまい。そして飲み物がまた安い!

 その飲み物。レモンサワーやシークサワーなどが250円。これだけでも安い気がしますが、驚くべきは1.2リットル入るピッチャーでもらうと、レモンサワーもシークサワーもなんと500円なのです。氷も入れてくれるので、よく飲む人なら、ひとりで1ピッチャーをもらって、ピッチャーのままごくごく飲めばいい。

 料理のほうも、クジラ刺身、マグロ刺身、マグロ山かけ、マグロぬた、甘エビ刺身、赤貝刺身、イワシ刺身などの刺身類が、驚きの300円。キンキの煮付けだって450円だし、穴子の柳川鍋も500円だ!

 安いほうでは、冷奴が150円の他、枝豆、お新香、モロキュウ、キムチ、マカロニサラダ、もずく酢などは200円。なにしろ単品で一番高いものがフグ雑炊の700円なのだから、いかに安いか、おわかりいただけると思います。

 さて、「もつマニア」、「さかなマニア」に続く第3弾もボチボチと取材を開始する予定です。今回もまた、多くの酒好き・酒場好きのみなさんにご協力いただけるとありがたいです。ぜひよろしくお願いします。

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お通し(マグロ中落ち) / キンメダイかぶと煮 / 生のり豆腐

店情報

《平成23(2011)年8月5日(金)の記録》


《夏休みスペシャル:本日の1日1麺》

冷やし中華

 夏休み最終日(8月7日(日))の一麺は、夏らしく冷やし中華です。

 具材はチャーシュー、錦糸玉子に、キュウリとモヤシ。お皿を傾けて、片側に汁(つゆ)のプールができた状態にして、そこで練り辛子を溶いてから、全体をざっくりと混ぜて絡めます。

 麺の冷たさ、ツユのすっぱさ、そして辛子のピリッと感が食欲をそそるんですよねぇ。

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店情報: 大衆酒場「かどや」(曳船)

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  • 店名: のみくい処 かどや
  • 電話: 03-3626-9606
  • 住所: 131-0033 東京都墨田区向島5-30-6
  • 営業: 17:00-03:00、不定休
  • 場所: 東武伊勢崎線・曳船(ひきふね)駅を右側(向島・隅田川方面)に出て、左前方に見える「ちよだ鮨」と「酒処 八起」の間の路地を直進。60mほど進んで、公園に突き当たったところで右折し、次の角(公園の端)を左折し、さらに突き当たるまで150mほど直進する。その突き当りを右折して、100mほど進むと東向島一丁目信号交差点で大通り(国道6号線)に出るので左折して国道沿いに進む。300mほど先、向島交番前の横断歩道(信号付き)を渡り、そのまま渡った先の路地に入って直進。二つ目の交差点(約60m先)を左に入った先、左手。曳船駅からの総距離は約750m、徒歩14分ほど。地下鉄・押上(おしあげ)駅A3出口からは約850m、徒歩15分ほど。
  • メモ: カウンター12席+テーブル20席。予約可。お通し250。
    〔ドリンク〕生ビール中400・小300、ビンビール中450、レモンサワー250、シークサワー250、ウーロン割り300、緑茶割り300、日本酒一合250、冷酒(300ml)650、フグヒレ酒500、ウイスキーダブル400、ウイスキーハイボール450、うめ干し割り350、うめ酒300、うめ酒ソーダ350、カシスソーダ450、カシスウーロン500、カシスオレンジ500、ソフトドリンク200。サワー類の焼酎ダブルは100円増し。 麦焼酎「吾空」300、芋焼酎「黒壱」300、屋久島産芋焼酎「三岳」400、宮崎芋焼酎「喜六」400、国士無双吟醸酒「ほろこ」500、新潟清酒「八海山」500、新潟清酒「久保田(百寿)」500、宮崎芋焼酎「山ねこ」400。 〔ピッチャー1.2リットル〕生ビールピッチャー850、レモンサワー500、シークサワー500、ウーロン割り600、緑茶割り600、ウイスキーハイボール1,000、うめ酒ソーダ750、カシスソーダ1,000、カシスウーロン1,100、カシスオレンジ1,100、ソフトドリンク500。
    〔料理〕クジラの刺身300・タタキ300、赤貝刺身300・ぬた300、ホタルイカ沖漬300、エンガワ刺身300、イワシの刺身300、クジラの塩焼300、メヒカリ塩焼300、サワラの木の芽焼350、海鮮サラダ350。 牛レバ刺身350、牛刺350、ユッケ400、ゆでタン300、牛すじ煮込み300、生のり豆腐300、空豆250、エイヒレの煮つけ300、穴子の柳川なべ500、キンキの煮つけ450、つぶ貝煮300。 串焼き(シロ(テッポー)、ハラミ、タン下、鳥串、鳥皮、ぼんじり、つくね、ネギ串、ししとう、カシラ)各1本100。 もずく酢200、しらすおろし200、うど酢みそあえ250、うどの天ぷら250、うるめいわし250。 冷奴150、枝豆200、おしんこ200、もろきゅう200、うめきゅう200、キムチ200、マカロニサラダ200、チーズ250、明太子おろし250、マグロ納豆250、マグロ刺身300、マグロの山かけ300、マグロぬた300、生ゆば刺身300、甘エビ刺身300。 あつあげ250、あつあげ納豆350、牛もつ煮込み300、キムチ煮込み400、鮭のハラス焼250、銀ダラ西京焼400、にんにく揚げ250、チーズボール250、山芋いそべ揚げ250、エビせんべえ250、鳥の唐揚げ300、つくねの唐揚げ300、エイヒレ250、剣先スルメ350、たたみいわし350。 イカの一夜干し250、じゃがバター250、フライドポテト350、ナスの揚げ出し250、ズッキーニの天ぷら300、山芋しそはさみ揚げ300、自家製さつまあげ300、ニラ玉炒め250、ウィンナー炒め250、ほうれん草ベーコン炒め250、コーンバター250、ホルモン炒め300、ベーコンエッグ300、カモのタタキ350、串焼き盛り合わせ6本550。 ピザ350、焼ギョーザ350、焼きそば350、とりなべ1人前500・雑炊250、みそちゃんこなべ1人前550・雑炊250、長崎皿うどん500、ラーメン500、おにぎり1個200、ライス200、うめ茶漬け450、明太子茶漬け500、フグ雑炊700、ざるそば500、かけそば600。(2011年8月調べ)

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でっかい酎ハイで乾杯 … 大衆割烹「ゑびす(えびす)」(四ツ木)

普通の酎ハイ(左)とでっかい酎ハイ


 立石の「宇ち多゛」を出て、立石仲見世通商店街を抜けて奥戸街道へ。タクシーでビュンととなり町の四ツ木に移動して、午後5時45分には大衆割烹「ゑびす」に到着します。立石から「ゑびす」の間は、距離にして約1.2キロ。歩いても20分ほど、車だとわずか数分しかかからないのです。

 奥の座敷に陣取って、さっそく下町ならではの焼酎ハイボール(270円)で乾杯しますが、猿吉さん丁稚さんが注文した“大きい焼酎ハイボール”が本当にでかい! 特大のジョッキにたっぷりの焼酎ハイボールです。メニューにはないけれど、普通に注文可能なようです。

 壁全体にずらりと並ぶメニューは、すべてを見つくすのはむずかしいほど。しかも魚あり、モツあり、揚げ物あり、鍋物あり、ごはん物ありと、およそ酒場で思いつくメニューはほとんどあると言ってもいいほど。

 しかしながら、やっぱりここのオススメは魚料理で、今年7月に出版した「さかなマニア」にも、ここ「ゑびす」を掲載させていただきました。

 たとえば今日の黒板メニューは、かんぱち刺身(愛媛産)380円、かつを刺身(宮城産)530円、岩カキ(大分産)580円、イワシ刺身(千葉産)380円、アジ刺身・たたき(長崎産)380円、しまあじ刺身(愛媛産)380円、平目刺身(北海道産)380円、ホヤ刺身(青森産)320円、アユ塩焼(愛知産)380円、きぬかつぎ(鹿児島産)280円、しめさば(千葉産)380円、小アジ唐揚(千葉産)280円、えだまめ(埼玉産)380円といった品々。一部、魚料理ではないメニューも含まれていますが、それらもまた今が旬の品揃えです。

 この手書き黒板メニュー以外にも、いつも置いている定番メニューとして、とろぶつ580円、まぐろ刺身530円、まぐろぶつ切380円、まぐろ中おち320円、いか刺身280、甘えび刺身530円、タコ刺身380円、赤貝刺身480円、サザエ刺身・焼480円、活ツブ貝刺身380円、青やぎ刺身・ヌタ380円、とり貝刺身・ヌタ380円、生うに380円、小肌280円、なまこ酢280円、タコ酢380円、クジラのベーコン780円、自家製イカの塩辛280円、剣先スルメイカ480円、うなぎ蒲焼1,200円、うなぎ肝焼380円、うなぎカマ焼320円、穴子蒲焼480円、どぜう丸煮480円、どぜう丸鍋530円、柳川鍋530円、穴子の柳川530円、ぶり照焼480円、マグロ照焼480円、銀ダラ焼・煮付480円、タイのカス焼380円、あじ焼380円、イワシ380円、サバ塩・みそ煮380円、イカ納豆280円、マグロ納豆280円、イカと鮪のヌタ380円などなど、挙げれ切りがないくらいの魚料理が、ほぼ500円未満で並んでいて迷う迷う。

 悩みに悩んで注文したのは、ホヤ刺身(320円)に、どぜう丸鍋(530円)、千葉産のしめさば(380円)に、愛知産のアユ塩焼(380円)、そしてこれまた千葉産のイワシ刺身(380円)です。ほとんどが380円というのがすごいですよねぇ。

 ちなみに、どぜうメニューは、丸煮(480円)、丸鍋(530円)、柳川鍋(530円)という3種があり、丸煮はどぜうだけ。丸鍋は、丸のままのどぜうを煮て玉子とじに。そして柳川鍋は開いたどぜうを煮て玉子とじにしたものです。

 この店や、赤羽の「まるます家」みたいな酒場がすぐ近所にあると、毎日のように通ってしまうかもなぁ。それはそれで大変なのかもしれないけど、実にうらやましいですね。

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大衆割烹「ゑびす」 / ホヤ刺身 / どぜう丸鍋

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しめさば(千葉産) / アユ塩焼(愛知産) / イワシ刺身(千葉産)

店情報前回

《平成23(2011)年8月5日(金)の記録》


《夏休みスペシャル:本日の1日1麺》

卵かけ納豆ごはん

 夏休み8日目の今日(8月6日(土))は、なんだか米のごはんが食べたくなって、スルスルスルッとすすり込める『卵かけ納豆ごはん』にしてもらいます。

 わが家の卵かけ納豆ごはんの作り方は2種類あって、ひとつはまず卵かけごはんを作っておいて、その上によ~くかき混ぜた納豆をのせるスタイル。今日の卵かけ納豆ごはんは、このやり方で作っています。

 もうひとつは納豆を混ぜるときに、そこに生卵も入れて一緒にかき混ぜ、卵入り納豆を作っておいてから、それに熱々のごはんを投入して、再びかき混ぜるスタイル。

 前者は、しっかりと納豆の部分が独立しているので、納豆丼のような楽しみ方ができます。後者は全体が均質になっているので、朝の時間がないときなどにはガガガッとかっこみやすい。

 呉の単身赴任寮での自炊のときも、納豆や豆腐は、私でも簡単に調理することができるタンパク源として重宝しているのでした。

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平日のみのシンキお酢 … もつ焼き「宇ち多゛(うちだ)」(京成立石)

シンキお酢


 一週間(9連休)の夏休みも、今日も含めて残すところあと三日。金曜日の今日は猿吉さん丁稚さんと3人で、午後4時の「宇ち多゛」です。

 仕事の都合もあって、「宇ち多゛」に来れるのは土曜日がほとんど。ものすごく久しぶりの平日の宇ち入りです。

 まずは大瓶ビール(キリンラガー、540円)をもらって乾杯し、おかず(各180円)はシンキお酢からスタートです。

 シンキというのは、テッポウ生とコブクロ生を1本ずつ盛り合わせたもので、平日しかない人気の品。新規のお客さんが1回だけ注文できるので“新規(シンキ)”という名前になったんだそうです。

 我われも3人で2つの新規をもらおうとしたのですが、コブクロが残り1つだけ。もう一皿は、ガツとテッポウの盛り合せになりました。

 ここのもつは、レバー以外はすべて下ゆでしていますので、生といっても実は軽く火が通っているのです。なので、すべての具材について“生(なま)”という注文が可能ですし、生しか食べないくらい生が好きなお客さんもよく見かけます。

 生を注文すると、普通は醤油をかけて出してくれますが、“お酢”と注文すると、醤油をかけた上から、さらにお酢もかけてくれます。酢醤油のすっきり感で、さらに食べやすくなります。

 続いてはハツ素焼きお酢にカシラタレ。もつ焼きはすべて2本一皿で180円です。

 もつはすべて豚もつ。豚もつが美味いのが東京下町酒場の大きな特長で、なかでもここ「宇ち多゛」や、すぐ近くの「ミツワ」、「江戸っ子」を擁する立石は、そのもつ焼きを食べるためだけに、わざわざ電車で遠征してくる人もいるほどです。

 かくいう我われも、丁稚さんこそ立石の住人ですが、猿吉さんと私は都内西側のエリアからの遠征組です。

 タン生とナンコツ塩を注文したところで、飲み物を焼酎梅割り(180円)に切り替えます。焼酎梅割りは、生(き)のままの焼酎を注いだ後で、その上からチョロリと梅風味の液体調味料を加えたもの。

 昔はそれによって焼酎の臭さをごまかしたりしていたらしいのですが、蒸留の技術なども進んだからか現在の甲類焼酎は、ほぼ無味無臭。チョロッと梅風味をたらすことで、ぐんと旨みが増したように感じるのです。

(「宇ち多゛」の場合は、梅風味をお店の人が入れてくれるのでそれほど問題ありませんが、自分で好きに入れることができる店の場合、梅風味をたくさん入れると、逆に美味しくなくなります。あくまでも“チョロッと”という分量を守ることが大切です。)

 お新香を“ショーガのっけてお酢”の呪文(『紅ショウガを多めに入れて、醤油に加えてお酢もかけてください』という意味)で注文し、レバタレももらいます。

 午後5時半まで1時間半ほどの滞在。お勘定は3人で3,060円でした。どうもごちそうさま。

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ハツ素焼きお酢 / カシラタレ / タン生

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ナンコツ塩 / お新香ショーガのっけてお酢 / レバタレ

店情報前回

《平成23(2011)年8月5日(金)の記録》


《夏休みスペシャル:本日の1日1麺》

チキンラーメン&ライス

 夏休み7日目、8月5日(金)の一麺は、チキンラーメン&ライスです。チキンラーメンはときどき無性に食べたくなるので、都内のわが家にも、そして呉の単身赴任社宅にも買い置きしています。

 テレビCMのとおり、卵ポケット(乾麺のくぼみ部分)に生卵を落として、お湯をかけて3分待ってから、刻みネギも投入して、ゆるやかにかき混ぜてからいただくのですが、生卵の直下にあった部分の麺が、なんだか硬いまま残ってるんですよねぇ。冷たい生卵が置かれていたために、ここだけお湯の温度が伝わらないようなのです。

「こういう工夫をすると、おいしくできるよ」

 という技をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひともご教授をお願いします。

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ぎりぎりで間に合った … 居酒屋「兵六(ひょうろく)」(神保町)

むぎ焼酎


 築地「ねこ屋」を出て、男前H氏と向かう次なる酒場は、神保町の三省堂書店裏手にある昭和23(1948)年創業の老舗居酒屋、「兵六」です。

 店に到着したのは、午後9時20分。「兵六」は9時半がラストオーダーなので、まさにギリギリというタイミングです。

 三代目店主・柴山真人(しばやま・まさと)さんをコの字カウンターが取り囲んでいて、椅子は丸太を2本渡した長椅子形式。その一角にH氏と並んで座り、麦焼酎(680円)を生(き)でもらうと、すぐにチェイサーの水と、お通しのヒジキ煮が出されます。

 ラストオーダーに間に合わせてたのんだ肴(さかな)は、つけあげ(530円)とオニオンスライス。

 午後10時過ぎにはお勘定。ちょっとの間でも「兵六」で飲むことができて良かった良かった。

 男前H氏と別れ、東西線、西武新宿線と乗り継いで、ひとりで都立家政へ。間に合えば「竹よし」にも顔を出したかったのですが、残念ながら到着したのは閉店時刻(午後11時)のちょっと後でした。ん~~、残念!

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つけあげ / オニオンスライス

店情報前回

《平成23(2011)年8月4日(木)の記録》


《夏休みスペシャル:本日の1日1麺》

肉玉うどん

 夏休み6日目の1麺は、夏休み二日目にも食べた肉玉うどんです。肉玉うどんは私の大好物なので、比較的ひんぱんに作ってくれるのです。

 この肉玉うどんは、松山の肉うどんに端を発して、いまや完全にわが家風にアレンジしつくされたもの。

 松山の肉うどんは、脂っぽい牛肉と少量の油揚げを、砂糖と醤油で甘辛く(甘味が強い)煮たものをうどんの上にトッピングしたもの。同じ四国でも、昔の松山あたりのうどんは、讃岐のようなコシはなくて、箸に引っかけるとプツンと切れるくらいヤワヤワ。これに甘~い牛肉がのるのがいいんですよね。

 これをアレンジしたわが家の肉うどんは、前にも書いたとおり、豚肉とたっぷりの松山揚げ(=松山で作られる日持ちする油揚げ)を、砂糖と醤油で、やはり甘く煮込んで、うどんの上にトッピングします。

 牛肉と豚肉の違い。松山揚げがたっぷりと入るところ。そして麺が讃岐の冷凍麺であるところが、わが家の肉うどんの特徴でしょうか。

 最後に落とした生卵をプツンと崩して、麺を絡めながらいただくのがいいんですね!

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店主が酒好き酒場好き … 居酒屋「ねこ屋(ねこや)」(築地)

ねこ女将


 CS放送・旅チャンネルで、長年にわたって居酒屋紀行シリーズを制作してこられた小川洋一さんと行く2軒目は、地下鉄日比谷線・築地駅2番出口すぐ、京橋築地小学校のグランドの向かい側のビルの半地下にある、日本酒と肴の店、築地「ねこ屋」です。

 カウンター12席だけの大人気店なので、「河本」を出るときに、2人分ということで電話予約したのですが、これが正解。木曜、午後7時の店内は、カウンターの一番手前側に、我われ2人分だけの空席を残して、他はすべて先客で埋まっています。

 料理上手の女将なので、なにをもらってもハズレはなくて、逆に何を注文しようかと悩むような状態だったのですが、現在は「おばんざい料理盛り合せ」(1,300円)と「お刺身盛り合せ」(1,300円)という、2つの盛り合わせ料理が用意されていて、基本的にはこのどちらかを、ひとり一品お願いします、という仕組み。これは悩まなくて済みますね。常連さんの中には、両方を注文する人もいるそうです。

 日本酒のほうは、利き酒師でもある女将が選んだものが置かれていて、基本的に800円。今日は「大七」(純米生もと)の燗酒からスタートします。

 女将の“まりみるさん”こと、市川真理さんは、もともと我われと同じく、飲み歩きが趣味。本業である看護師さんとして勤務される傍らで、下町の大衆酒場などを飲み歩いては、ご自身のブログ、「まりみるのおいしい生活日記」にその様子を書き綴ってこられました。

 その頃は、同じ趣味を持つ仲間として、オフ会などでよくご一緒させていただいたりしていたのですが、いまや絶大な人気を誇る築地「ねこ屋」の美人女将として大活躍中。お会いするたびにどんどん艶(つや)っぽく、きれいになっていって、とてもまぶしい。

 それでも、先へ先へと懸命に進もうとする姿勢はちっとも変っていなくて、今年の4月からは、「ねこ屋」を営業しつつも、学生として勉強も始められて、また次のステージに進もうとされています。そのアグレッシブさもまた、とてもまぶしいですね。

 昼間は学生業で忙しい女将を助けて、早い時間は女将の妹さんが店を手伝っています。今日、我われが来た時間(午後7時前後)に来ると、お二人ともがそろっているところを見ることができるかも!

 今日、ご一緒させている小川さんもまた、居酒屋紀行シリーズの制作のために全国の酒場を巡った経験を生かして、今度はご自身の居酒屋を開業されるそうなのです。

 店の名前は、料理・酒「おがわ」で、開業の予定日は今年(2011年)12月3日(土)。埼玉の浦和駅から歩いて10分弱のところにある、ロイヤルパインズ北側の常盤公園西側あたり(さいたま市浦和区常盤4-3-15)が店の場所です。

 店のロゴデザインは、太田和彦さんが手がけられ、コンセプトは「ゆっくり酒と料理を楽しめる店」。まわりが住宅街らしいので、大衆酒場というよりは、美味しい肴をつまみながら、ちょっとおしゃれに日本酒や焼酎が楽しめる静かな料理屋さんといったスタンスだそうです。

 小川さんが広げて見せてくれる新しい店の図面に、3年前(2008年)の3月に「ねこ屋」をオープンした女将からも、気づいた点をアドバイス。すでに太田さんからも、テーブルの向きなどについて、ご提案をいただいたんだそうです。

 小川さんご自身も酒好き、酒場好きだけに、まさに太田さんが提唱されている「いい酒、いい人、いい肴」がそろった酒場ができそうですね。すごく期待しています。

 もう1軒、寄って帰らないといけない店があるという小川さんは途中で帰られ、私は先客としてとなりの席に座っていた“ハッシー”こと、男前H氏と一緒に飲み続けます。

 H氏もここ「ねこ屋」の常連さん。黙って座ると、なにも注文しないでも「おばんざい料理盛り合せ」がスッと出されるんだそうです。

 盛り合わせとはいうものの、ワンプレートに盛り合わせられるわけではなくて、それぞれの料理が小鉢なり、お皿なりで出されて、全体として盛り合わせとなる仕組み。野毛の「武蔵屋」や、神楽坂の「伊勢藤」、広島の「爐談亭」なんかと似た感じですね。この形式、私は好きです。

 「ねこ屋」のメニューには、従来どおりの一品料理もずらりと並んでいて、「おばんざい料理盛り合せ」か「お刺身盛り合せ」で足りない場合には、それらを追加注文することもできます。

 飲み物のほうは、さらに澤乃井の純米生酒「さわ音」の冷酒や、「カネナカ」の家伝造り生もと純米の燗酒をもらって、気がつくとすっかり酔っ払い状態。

 いい日本酒は、自分で酔ったという自覚がないままに酔っ払ってるから怖いんですよねぇ。

 午後9時前まで、ゆっくりと2時間ほど楽しませてもらいました。どうもごちそうさま。帰京の際には、また寄らせてもらいますね!

店情報前回

《平成23(2011)年8月4日(木)の記録》

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常連席から見える景色 … 煮込み「河本(かわもと)」(木場)

常連席から見える景色


 9連休の夏休みも、半ばを過ぎて後半戦。夏休み6日目の今日(木曜日)は、CS放送の旅チャンネルで、太田和彦さん居酒屋紀行シリーズを長年にわたって制作してこられた小川洋一さんと、木場の「河本」で待ち合わせ。

 午後5時の待ち合わせ時刻に、ちょっと遅れて店に到着すると、小川さんはすでに店内で飲み始めています。しかも奥側の常連さん用カウンターにいるではありませんか!

「浜田さんもこっちにどうぞ。いいよね真寿美さん」

 と真寿美さん(=女将)に声をかける小川さん。

 ヒャァ~ッ。常連さん用カウンターに座るのははじめて。緊張するなぁ。

 ドキドキしながらも、いつものようにホッピー(400円)とニコタマ(煮込み玉子入り、300円)を注文すると、

「あら。浜田さんだったの。お元気ですか?」

 と気づいてくれる真寿美さん。今年の3月に来て以来、5ヶ月ぶりにやってきたのに、ちゃんと覚えてくれているのが嬉しいですね。

 さっそくホッピーを作って、小川さんと乾杯。

 はじめて座る常連さん用カウンター。こちらから見ると、私がいつも座っている入口側のカウンターが、左右に広いパノラマ風に広がっていて、お客さんたちの顔がよく見える。

 真寿美さんも、ほとんどの場合は入口側のカウンターに向かって立っているので、こちらから見ると背中の側が見えることが多いんですね。

 常連さん用のカウンターというと、聞こえはいいのですが、実は背中の後ろにすぐ壁がある、ちょっと狭めの直線カウンター。だれかが通るたびに、それより手前側の席に座っている人たちは、みんなでゆずり合わなければなりません。

 それに比べると、入口側のゆるやかにカーブを描くカウンターは、背中の後ろもゆったりとした空間になっていて、だれもが気にせず通ることができる。空間的にはこちらのほうがいい席なんですね。

 しかたなく、常連さんは悪い席のほうでガマンするようになったのでしょう。それが今や「常連さん用カウンター」として周知される状態にまでなったんだから、すごいもんですよね。

 1杯目のホッピーで、ホルモン(牛腸)の脂たっぷり、旨みたっぷりの煮込みを食べ終えて、ホッピーをおかわりして、つづく肴(さかな)は、やっこさんの小(100円)をもらいます。小とはいえ、半丁分の冷奴が出されるので、たいていの場合はこれで十分です。ちなみに大(200円)だと1丁まるごと出されます。

 常連さん用カウンターからの眺めを満喫しつつ、1時間ちょっとの滞在。お勘定は1,200円でした。どうもごちそうさま。また来ますね!

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「河本」 / ニコタマとホッピー / やっこさん(小)

店情報前回

《平成23(2011)年8月4日(木)の記録》

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〔TV出演のお知らせ〕 10/11(火) NTV「タカトシの通だっつーの!」24:28~24:59

*10/11までトップに表示されます*

タカトシの通だっつーの!

 10/11(火) 24:28~24:59(=10/12(水) 00:28~00:59)に、日テレ系で放送予定の「タカトシの通だっつーの!」に、ホルモン通ゲストとして出演予定です。

 真夜中ですが、ご笑覧いただけるとありがたいです。

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すでに地元の大人気店 … やきとん「秋元屋(あきもとや)桜台店」(桜台)

レバ(手前)とテッポウ


 平成16(2004)年創業とまだまだ若いお店ながら、すでに都内屈指のもつ焼き(=やきとん)の雄として知られる、野方の「秋元屋」。近年、その「秋元屋」で修業した人たちが次々に独立して、都内西部に続々ともつ焼き屋を開店したため、かつてはもつ焼き不毛地帯だったエリアでも、美味しいもつ焼きが食べられるようになりました。

 そして、いよいよ満を持して、今年(2011年)の1月6日、ここ桜台(さくらだい)の駅前に、正式な「秋元屋」の支店として、「秋元屋 桜台店」がオープンしたのでした。

 新しい店舗の店長を任されたのは、野方「秋元屋」でも大活躍をされていた三浦さん。スタッフも、一緒に野方「秋元屋」で修業したメンバーがやってきました。

 私も、できるだけ早くここ桜台店に来たかったのですが、いかんせん、通常は呉(広島県)に単身赴任している身なので、開店して7ヶ月もたってしまった今日、やっと来ることができました。

 平日(水曜)、午後8時過ぎの店内は、ひと目でそれとわかるほどの満席状態。とりあえず、三浦さんにごあいさつだけでもさせていただこうと覗き込むと、15人掛けられるカウンターの、まん中あたりの1席がかろうじて空いていて、そこに座らせてもらうことができました。

「なんにしましょう?」

 野方時代と変わらぬ笑顔で注文を取ってくれる三浦さんに、三冷白ホッピー(400円)と、焼き物はレバとテッポウを1本ずつ、「秋元屋」ならではの味噌焼きで注文します。

 三冷(さんれい)白ホッピーというのは、焼酎と、それを割るホッピーと、そしてジョッキの3者を冷蔵庫でよく冷やして、それで作るホッピービバレッジおすすめの飲み方のこと。こうやって飲むのが一番おいしいのですが、生ビールと同じで、だらだら飲んでると冷たくなくなってくるのが玉に瑕。

 「秋元屋」系のやきとん屋では、普通にホッピーとだけ注文すると、氷入りで出してくれます。ゆっくりと飲みたいときは、このほうがいいでしょうね。

 レバとテッポウは、もつ焼き屋の実力が顕著にわかる2品。レバで鮮度の良さがわかり、テッポウで下ごしらえの良さがわかります。

 逆に、変なお店でこれら2品を注文すると、とても食べられたもんじゃないようなもつ焼きが出されたりするので、注意が必要です。

 私自身は、『これは怪しいな』と思う店では、まずカシラやタン、ハラミなどの、ダメな場合でもダメージが少なそうな品物を注文してみて、それが大丈夫であればレバ、テッポウに進んでみるという二段構えの戦法を採るようにしています。

 ここ「秋元屋」の場合は、まったくそんな心配なく、最初から安心してレバとテッポウを注文することができます。

 味噌焼きというのは、蕨(わらび)の、やきとり「喜よし」に端を発し、「秋元屋」系の店全体に伝播している独特な味付け。液状になった味噌ダレに、何度ももつ焼きを浸(つ)けながら、絶妙な味噌味に仕上げていきます。できたてはもちろんのこと、冷めても美味しいのが味噌焼きの大きな特長です。

 サイドメニューからは、野方「秋元屋」では見た記憶がない〔サラダ盛り合わせ〕(400円)を注文すると、キュウリ、セロリ、レタスに玉ネギ、ピーマン、ゆで卵(スライス)などをガラスの小鉢に盛りつけて出してくれます。

 この間も、お客が出ては、新たなお客が入りと、店はずっと満席状態。開店7ヶ月にして、すでに地元の大人気店になってるんですね。さすがです。

 1時間ほどの滞在。席料100円(←客単価2千円の消費税相当)が入って、今日のお勘定は1,100円でした。どうもごちそうさま。また来ますね!

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三冷白ホッピー / レバ味噌焼き / サラダ盛り合わせ

店情報

《平成23(2011)年8月3日(水)の記録》

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店情報: やきとん「秋元屋(あきもとや)桜台店」(桜台)

  • 店名: 秋元屋 桜台店
  • 電話: 03-3992-7890
  • 住所: 176-0002 東京都練馬区桜台1-4-7
  • 営業: 17:00-23:00(土日祝は16:00- )(串焼きは22:00LO)、月休
  • 場所: 西武池袋線・桜台(さくらだい)駅南口を出て、すぐの角を左に曲がった先、右手角。駅からすぐ。
  • メモ: 野方「秋元屋」の2号店として、2011年1月6日に開店。カウンター15席+テーブル8席の計23席。席料100円。混雑時は2時間まで。
    〔串焼き〕(120円)かしら、かしらあぶら、はらみ、なんこつ、たん、たんした、はつ・半焼きはつ、れば・半焼きれば、ちれ・半焼きちれ、がつ、しろ、ひら、てっぽう、あぶら、こぶくろ、ウインナー。(130円)ばら、とろ、ねぎま、かわ、せせり、すなぎも、ぼんじり、うずら。(140円)ネギロース、半焼きたん。(150円)厚揚げ、肉巻きレンコン、ささみしそ巻き。(180円)肉巻きトマト、肉巻きしょうが、肉巻きごぼう。(200円)つくね、手羽先、ハムステーキ、にんにく。(220円)上ミノ。
    〔野菜焼き〕(130円)おくら、玉ねぎ、長ねぎ、ピーマン、にんにくの芽、ししとう、しいたけ、かぼちゃ、山芋。(150円)アスパラ。
    〔煮込み〕煮込み380、煮豆腐200、煮玉子100。
    〔サイドメニュー〕(120円)キャベツみそ。(200円)がつ酢、なんこつスライス、おひたし、じゃがバター、冷奴、おにぎり、山芋醤油漬け、セロリ漬け。(250円)焼きおにぎり、栃尾揚げ、山芋千切り、もろきゅうり。(300円)豚角煮、豚足、マカロニサラダ、冷トマト、ぬか漬け。(450円)サラダ盛り合わせ。
    〔日替りのホワイトボードメニュー(2017年7月の例)〕牛テール辛スープ450、水なす250、はつスタミナ漬け250、ザーサイしょうゆ漬け250、ミミガー250、うるめ丸干し250、青のり山芋ポンズ250、とりもつ串130、肉巻アボカド串180、枝豆300、生ハムユッケ300、セロリ漬け200、塩ラッキョ200、甘ラッキョ200、谷中しょうが250、いか沖漬け250、明鏡止水(長野)純大吟(冷酒)650、開運(静岡)純米(冷酒)650、寿喜心(愛媛)純米うすにごり(冷酒)650、鳳凰美田(栃木)純吟生(冷酒)650、泉橋(神奈川)純米生(冷酒)650、大七(福島)純米530。
    〔ビール〕生ビール大700・中530、サッポロラガー大580、サッポロ黒ラベル大580。
    〔焼酎〕金宮(キンミヤ)(ロック・水割り・お湯割り・ストレート(梅・ぶどう・にごり梅))320、芋焼酎500より、麦焼酎500。
    〔サワー〕ホッピーセット(赤)400・(黒)400、酎ハイ400、レモン60、梅干し60、グレープフルーツ110、炭酸150、なか270、シャリキンレモン400、バイスサワー400、ウーロン割り400、お茶割り400、トマト割り400、豆乳割り400。
    〔日本酒〕菊正宗(小)320・(大)640、純米酒530より、冷酒530より、きもとのどぶ600。
    〔ワイン(赤・白)〕ハーフボトル1,800・フルボトル3,200。
    〔その他〕特製ハイボール350、角ハイボール350、マッコリ350、梅酒500、にごり梅酒550、ゆず酒550。
    〔ソフトドリンク〕緑茶250、ウーロン茶250、サイダー250、トマトジュース250。(2017年7月調べ)

    〔串焼き〕(100円)かしら、かしらあぶら、はらみ、なんこつ、たん、たんした、はつ・半焼きはつ、れば、ちれ・半焼きちれ、がつ、しろ、ひら、てっぽう、あぶら、こぶくろ、ウインナー。(120円)半焼きたん、ばら、とろ、ねぎま、かわ、せせり、すなぎも、ぼんじり、うずら。(140円)ネギロース、(150円)厚揚げ。(180円)肉巻きトマト。(200円)つくね、手羽先、ハムステーキ、にんにく。 〔野菜焼き〕(120円)おくら、玉ねぎ、長ねぎ、ピーマン、にんにくの芽、ししとう、しいたけ、かぼちゃ、山芋。(150円)アスパラ。 〔刺身〕(250円)とりわさ。(380円)れば刺ちれ刺たん刺。(600円)牛れば刺。 〔煮込み〕(380円)煮込み、(200円)煮豆腐、(100円)煮玉子。 〔サイドメニュー〕(100円)キャベツみそ。(200円)がつ酢、なんこつスライス、ほうれん草おひたし、じゃがバター、冷奴、おにぎり。(250円)焼きおにぎり、栃尾揚げ、山芋千切り、もろきゅうり。(300円)豚角煮、豚足、マカロニサラダ、冷トマト。(400円)サラダ盛り合わせ。 〔ビール〕生ビール大700・中530、サッポロラガー大550、サッポロ黒ラベル大550。 〔焼酎〕金宮(キンミヤ)(ロック・水割り・お湯割り・ストレート(梅・ぶどう・にごり梅))320、芋焼酎500、麦焼酎500。 〔サワー〕ホッピーセット赤400・黒400、酎ハイ350、レモン60、梅干し60、グレープフルーツ110、炭酸150、シャリキンレモン400、バイスサワー400、ウーロン割り400、お茶割り400、トマト割り400、豆乳割り400。 〔日本酒〕菊正宗小(1合)300・大(2合)600、純米酒500、きもとのどぶ580。 〔ワイン(赤・白)〕ハーフボトル1,800・フルボトル3,200。 〔その他〕特製ハイボール350、角ハイボール350、マッコリ330、梅酒500。 〔ソフトドリンク〕緑茶250、ウーロン茶250、サイダー250、トマトジュース250。 (2011年8月調べ)

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老舗大衆酒場で酒場浴 … 「斎藤酒場(さいとうさかば)」(十条)

老舗大衆酒場で酒場浴


 赤羽からJR埼京線で1駅。今日の3軒目は十条の老舗、「斎藤酒場」です。

 のれんをくぐって店内に入ると、平日(水曜日)ながら、午後6時の店内はほぼ満席状態。

「ひとりです」と人差し指を立てると、

「では、こちらにどうぞ」

 と店のおばちゃんが、入口右手のテーブルの一角を指し示してくれます。

 「斎藤酒場」の店内には、自然木でできた、不定形のテーブルがずらりと並んでいて、そこに入れ込みの相席でお客さんを案内してくれるのです。だから、満席のように見えても、ひとりならば、たいていどっかに入ることができるのです。(まったくの満席で「ごめんなさい」となることも、ごくたまぁ~にありますが。)

 大瓶の冷やしビール(490円)を赤星(サッポロラガー)でもらい、料理はコロッケと串カツのミックス(220円)を注文します。

 コロッケと串カツは、本来は2個1人前で220円なのですが、「ミックスで」とか、「セットで」とお願いすると、それぞれを1個ずつ盛り合わせて出してくれるのです。ひとりのときは、ちょうどいいですね。ウスターソースをたっぷりとかけていただきます。

 続いては山芋千切り(200円)と燗酒(160円)を注文。

 山芋千切りは、その名のとおり千切りにした山芋に、刻み海苔をかけ、横にワサビが添えられます。醤油をサッと回しかけて、ぐりぐりとかき混ぜると、徐々に粘りっけが出てきます。

 これをズズズッとすすり込んでは、すかさず燗酒を合わせます。あぁ、うまいっ。

 ここ「斎藤酒場」には、月見芋(250円)というメニューもあって、こちらはおろした山芋に生卵(全卵)と刻み海苔をのせて、ワサビです。

 月見芋は混ぜるとトロトロのジェル状、つまりトロロ芋になるのですが、それに比べると山芋千切りは混ぜても固形の山芋がしっかりと残っているので、シャキシャキとした山芋の食感と、ズルッとした粘り気の両方をいっぺんに味わうことができます。どちらもそれぞれに捨てがたいですよねぇ。

 1時間20分ほどの酒場浴。お勘定は1,070円でした。どうもごちそうさま。

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お通しの落花生とビール / 串カツとコロッケ / 山芋千切り

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《平成23(2011)年8月3日(水)の記録》


《夏休みスペシャル:本日の1日1麺》

韓国冷麺

 夏休み5日目は、かみさんと外出したついでに、新宿・職安通り沿いの韓国料理店で冷麺をいただいたのですが、これがちょっとイマイチ。事前にきっちりとリサーチしてこないとダメですねぇ。反省、反省。

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鯉こくだけで肴は十分 … 「まるます家(まるますや)」(赤羽)

鯉こくだけで肴は十分


 新宿駅西口・思い出横丁にある、うなぎ串焼きの名店「カブト」を出て、新宿駅から埼京線で移動すること15分。北の酒都・赤羽に到着です。

 向かう先は、鯉とうなぎの「まるます家」。午後4時半の店内は予想どおり満席で、1階左手側(駅に近い側)の入口を入ったところにある待ち合わせ場所で待つことしばし。すぐに私よりも前にいた二人組が席に案内され、それから5分もたたずに私もダブル「コ」の字カウンターの左側の付け根部分に案内されました。

 この店はお客も多いけど、回転も速く、しかも定位置でじっと待っていれば、お店のおねえさんたちが順番に案内してくれるので気も楽なのです。

 今日は注文するものが決まっています。前回、妹たち夫婦と一緒に来たときに、すっごく美味しかった鯉こく(350円)です。

 チューハイ(350円)とともに鯉こくを注文すると、

「鯉こくは、お味噌汁ですけど、いいですか?」

 と確認してくれる店のおねえさん。

「はい。かまいません。」

 前回は、いろんな料理をいただいてから、最後にみそ汁代わりに鯉こくを1杯いただいたところ、しっかりと大きい鯉の身が入っていて、しかも美味い。

(次に来たら、絶対にこれをつまみに一杯やらなきゃなぁ。これだけで十分かも。)

 と思ったものでした。今日やっと、それを実現することができました。

 待つことしばし。普通のみそ汁椀に1杯の鯉こくが出されます。見た目もまた普通のみそ汁そのものなのですが、具がザクッと大きく切った鯉だけに、その旨味がよく汁の中に出ています。

 チューハイを飲み終えたところで、「富久娘」の燗酒をお願いすると、

「はいっ、カワイコちゃん、ホットでお願い」

 と注文が通されます。

「富久娘」の燗酒 汁をちょっとすすっては、燗酒をちびり。身をちょっとつついては、燗酒をちびり。予想どおり、この一品だけで十分につまみになりますねぇ。もつ煮込みならぬ、鯉煮込みってとこでしょうか。

 考えてみれば、鯉こくは「鬼平犯科帳」にもたびたび登場するほど、江戸時代から呑兵衛に愛されてきた一品ですもんね。

 ちょうど1階の様子を見に来られた若女将ともお話をすることができ、さらに女将や社長にまでごあいさつをさせていただいて大感激。

 午後5時を回ったころから、待ち行列もどんどん長くなってきます。私もそろそろ次のお客さんに席を譲らなきゃ。1時間ほどの滞在。お勘定は……、知らぬ間に社長がご馳走してくださってました。どうもありがとうございます。

店情報前回

《平成23(2011)年8月3日(水)の記録》

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平日早めはレバもあり … うなぎ「カブト」(新宿)

カブト


 私自身は1週間の夏休みなんだけど、家族はみんな普通の生活。水曜日の今日は、かみさんと映画デートで新宿へ。久しぶりに二人で見る映画は、ハリーポッターの最新かつ最終作、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2」の3次元版です。

 以前も2回ほど読んで、さらにこの夏休みに入ってからも、もう1回、原作をじっくりと読み返したのが逆に悪かったのか、映画のほうは、本で読むほどの感動がない……。いい映画なんですけどね。

 せっかく新宿まで出て来たから買い物に出かけるというかみさんと、新宿駅で別れて、私はひとり、新宿駅西口商店街(思い出横丁)の「カブト」へ。

 午後2時から9時まで、中休みなしで7時間営業の「カブト」。水曜日、午後3時半の今は、の~んびりとゆるやかで、先客も8人ほど。(この時間でも8人も飲んでるのがすごいっ! とも言えますが。)

 私もカウンターの一角に腰を下ろし、大瓶のビール(650円)を注文。すぐにお通し(サービス)の小皿のキャベツも出され、焼き台の店主が「ひと通りでいいですか?」と声を掛けてくれます。

「えぇ。ひと通りでお願いします。」

 うなぎの串焼き屋で、“ひと通り”という注文ができるところであれば、だいたいそれをたのんでおけば大丈夫。バランスよく、いろんな部位を出してくれます。

 ここ「カブト」の場合は、えり焼(2本300円)、ひれ焼(2本300円)、きも焼(1本270円)、れば焼き(1本270円)、一口蒲焼(1本290円)の合計7本、1,430円分がじわじわと出されます。

 ひと通りで注文しても、単品でそれぞれ注文しても同じ値段なのです。

 ここに来ると、ほぼいつも、れば焼きは売り切れているのですが、この時間だとちゃんとあるんですね。それが嬉しい。

 か~るく40分ほどの滞在。お勘定は2,080円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回

《平成23(2011)年8月3日(水)の記録》

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店情報: うなぎ「カブト」(新宿)

  • 店名: カブト
  • 電話: 03-3342-7671
  • 住所: 160-0023 東京都新宿区西新宿1-2-11
  • 営業: 14:00-21:00(20:45LO)、日祝・年末年始休
  • 場所: 新宿駅西口から徒歩3分。思い出横丁のまん中あたり。
  • メモ: 昭和23(1948)年創業のうなぎ専門店。焼き台に面したコの字カウンター15席。メニューは紀州備長炭で焼き上げる5種のうなぎ串のみ。“ひと通り”は、えり焼(2本320)、ひれ焼(2本320)、きも焼(1本290)、一口蒲焼(1本320)、れば焼き(1本290)の合計7本で1,540円。(ひと通りでも単品でも、値段は変わらない)。酒ハクツル上撰400、焼酎(金宮)350、キリンビール大650・小460、エビス黒ビール460、ジンジャエール250、ウーロン茶250、お新香320。(2013年6月調べ)
    “ひと通り”は、えり焼(2本300)、ひれ焼(2本300)、きも焼(1本270)、れば焼き(1本270)、一口蒲焼(1本290)の合計7本で1,430円。ひと通りでも単品でも、値段は変わらない。酒白鶴400、ビール大650、焼酎350、黒ビール460、小ビール460、ジンジャエール250。(2011年8月調べ)
  • HTML版(2003年以前): (01.02.13)

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みちのくの銘酒と料理 … 食酒「みちのくらさん」(西荻窪)

今日のお通し


 「古典酒場」の倉嶋編集長と行く、本日の3軒目は、再び西荻窪駅南口に戻って、食酒「みちのくらさん」です。

 ここは“みちのく(東北)”6県のうまい銘酒と料理のお店。

 平成19(2007)年末創業と、比較的新しいお店ですが、店主が身体を壊されてしばらくお休みされていたんだそうです。

「昨日(8月1日)から再開したところなんです」と店主。

 いやいや。まったく知らず、たいへん失礼いたしました。でも、無事に復活されて何よりでした。

 飲み物は、倉嶋さんは岩手の「南部美人 純米吟醸」(正一合、880円)で、私は福島の「大七 純米 生もと」(正一合、800円)でスタート。

 すぐに出されるお通し(400円)は、スイカ、枝豆、大根おろし、かつお刺身という4点盛り。少量ずつながら品数が多いのが、いかにも呑兵衛好みですね。

 今日は、ご自身が出版される「ぐびぐびばくばく口福日記」の打ち合わせで、坂崎重盛さんと昼間から飲み始めていたという倉嶋さんは、さすがに「南部美人」1杯で戦線離脱。

 私もすでにできあがっているのに、昼から今まで飲み続けられるというのが、さすが倉嶋さんですねぇ!

 なお、この「ぐびぐびばくばく口福日記」。その後、9月1日に出版され、現在、各書店で販売中です。

 倉嶋さんのブログでは時系列ながら、「ぐびぐびばくばく口福日記」は地域別の構成。ブログが、横書きで1行あたりの文字数が少ないのに対して、本のほうは縦書きで、普通の長い段落構成。これだけでずいぶん印象が変わるもんですねぇ。

 しかし、読めば読むほど、倉嶋編集長の『稀代(きだい)の呑兵衛さん』ぶりが際立ちます。う~む。やっぱりすごいっ!

 さて、倉嶋さんが帰宅された後の「みちのくらさん」。続いていただいたのは〔エロうま豆腐〕(550円)。この料理名は常連さんの命名なんだそうで、その実態は“熱々崩し豆腐”。

 刻んだ白ネギがたっぷりと入った熱々の餡(あん)で煮込まれた、大きな塊のままの豆腐を、木のレンゲでグチャグチャっと突き崩して、ズルズルっと流し込むようにいただくと、その食感たるや、まさにエロうまい!

 1軒目、角ハイボール。2軒目、ホッピー。そして、ここ3軒目で冷酒と、冷たいお酒を飲み続けてきた喉を、熱々の豆腐と餡がゆっくりと温めながら通っていきます。あぁ。豆腐はやっぱり、呑兵衛の強い味方じゃのお。

 お酒のおかわりをいただいて、つまみには〔酒によく合う焼き飯〕(780円)。刻み海苔と白胡麻がたっぷりと混ぜられた焼き飯は、ビシッと濃い目の味付けで、本当にいいつまみになりました。

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エロうま豆腐は / 崩して食べる / 酒によく合う焼き飯

店情報前回

《平成23(2011)年8月2日(火)の記録》

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倉嶋編集長行きつけの … 焼とり「よね田(よねだ)」(西荻窪)

大山地鶏の鳥刺し(大)


 「古典酒場」の倉嶋編集長と行く、中央線沿線酒場。中野の「ブリック」を出て、2軒目は、西荻窪駅南口すぐとところにある倉嶋さんの行きつけの酒場、焼とり「よね田」です。

 この店は、倉嶋さんのブログにもよく登場するし、最新の「古典酒場 Vol.10」にも出ているしで、一度来てみたかったんです。

 狭い店内はお客さんでいっぱい。焼き台のすぐ外側にある3人ほど掛けられるカウンターが二人分空いていて、そこに腰を下ろします。

 この店は鳥取の大山地鶏(だいせんじどり)を使った焼き鳥と、マグロの刺身が看板メニュー。

「飲み物は何にしましょう?」

 焼き台越しに、店主が注文を取ってくれます。

「え~と、黒ホッピー(400円)をお願いします」

「じゃ、私は白ホッピー(400円)」と注文した倉嶋さん。こちらを向きなおって、

「ハーフにしませんか?」

 おぉ。その手がありましたね。大賛成! 二人で黒ホッピーと白ホッピーを注文すると、黒と白のハーフ&ハーフが飲めるのです。

 料理のほうは、常連の倉嶋さんにおまかせすると、まずは自家製〔ポテトサラダ〕(300円)と、〔鳥刺し〕の大(450円)。鳥刺しも大山地鶏で、添えられた柚子胡椒もいいですねぇ。

 〔白レバー〕(120円)は刺身を1本と、半生を1本。うぉ~っ。ひと串がでかいっ! 刻みネギをトッピングし、刺身にはおろしニンニクも添えられています。味付けは塩。ねっとりと濃厚な味わいが、ものすごい。

 続いては本数限定の〔せぎも〕(180円)と、同じく本数限定の〔特上ホルモン〕(180円)を1本ずつ。〔せぎも〕はもちろん、〔特上ホルモン〕も大山地鶏のものです。これまた串を持つと、ずっしりと重いボリュームですねぇ。

 となりに座っている男性ひとり客は、なんと「古典酒場」の読者さん。しかも、このブログ「居酒屋礼賛」も読んでくださってるという酒場好きの方。思わず知らず、話も弾みます。

 3軒目は、同じ西荻窪ながら、駅の北口を少し歩いたところにある、これまた倉嶋編集長行きつけの北京料理の店、「博華」を目指したものの、なんとお休み。

「ここの餃子をぜひ食べてもらいたかったのに。残念です」と倉嶋さん。

「それじゃあ、私の知ってる店でもいいですか?」

 と提案し、もう一度、西荻窪駅に向かって歩きはじめます。

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白レバ刺 / 白レバ半生 / せぎも、特上ホルモン

店情報

《平成23(2011)年8月2日(火)の記録》

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店情報: 焼とり「よね田(よねだ)」(西荻窪)

  • 店名: 焼とり よね田
  • 電話: 03-3334-2094
  • 住所: 167-0053 東京都杉並区西荻南3-11-10
  • 営業: 16:00-23:00、日休
  • 場所: 西荻窪駅南口を出た商店街の中。駅から徒歩1分ほど。
  • メモ: 《食べ物》〔焼きとり(大山地鶏)〕鳥皮串140、鶏レバー80g130、砂肝140、はつ140、正肉150、ねぎま200、ボンジリ200、なんこつ200、ささみ210、つくね(限定)210、トッピング目玉焼き(EXオリーブ油orゴマ油)100、手羽先260。
    〔珍味〕はつすじ200、特上ホルモン(限定)200。
    〔豚串〕豚シロ160、豚タン200、豚あご肉200、豚上タン240、大和豚の豚バラ240。
    〔野菜串〕ピーマン串190、ネギ串190、ししとう串210、おくら串210、焼きしいたけ250。
    〔一品料理〕自家製 胡麻ダレキャベツ300、みそきゅうり300、キャベツの浅漬(自家製)300、冷奴300、冷とまと300、焼きおにぎり300、ポテトサラダ(自家製)350、韓国産キムチ100g 200、牛ハツ210、砂肝ネギ和え320、牛ハツ刺280、和牛リブロース網焼き100g(数量限定)650、牛すじと大根の煮込み 大500/小380、煮込み豆腐 大500/小380、豚ガツ刺し(ニンニク醤油/酢味噌/ゆず胡椒ポン酢)200、マグロ中落ち(マグロ産地、種類は日替わり)大(120g)450/小(80g)380、本マグロのど串480、カナダ産馬刺し(一人前50g)480/(二人前100g)650、鳥刺し(大山地鶏ささみ、ごま油/ユズ胡椒ポン酢/わさび正油)大(200g)480/小(100g)350、大山地鶏もも・むね肉タタキ(200g)700。
    《飲み物》〔ビール〕エビス樽生ビール(小)300/(中)550、サッポロ黒ラベル(中瓶)550、プレミアムアルコールフリー420。
    〔サワー〕チューハイ420、レモンサワー420、ウーロンハイ420、黒ウーロンハイ520、緑茶割り420、ウコン割り420、梅ぼしサワー520、レッドブル+焼酎680。
    〔ウイスキー割り〕ソーダ割り480、コーラ割り480、ジンジャー割り480。
    〔日本酒〕京舞妓400、菊正宗580。 〔ワイン〕カチ割ワイン450、Gボール480。
    〔焼酎グラス〕焼酎の水割400、(麦)大和魂420、(芋)飫肥杉(おびすぎ)420、(芋)五代480、(芋)三岳520。 〔焼酎ボトル(キープ期間1ヶ月〕鏡月2,000、飫肥杉(おびすぎ)2,800、三岳3,800、(ミネラル250、お湯300、氷300、梅100、緑茶400、ウーロン茶400)、マッコリ2,000。
    〔ホッピー〕ホッピー(白・黒)400、中280、外300、金宮セット +100。 〔梅酒〕梅酒(ロック・水割り・お湯割り)380、梅酒ソーダ割り480。
    〔ソフトドリンク〕ジュース320、コーラ320、ジンジャーエール320、緑茶320、ウーロン茶320、黒ウーロン茶420、ウコン茶320、レッドブル420。(2016年2月調べ)

    《食べ物》〔焼きとり(大山地鶏)〕鳥皮串120、白レバー80g(刺身、半生も可)120、砂肝120、はつ120、正肉130、ねぎま180、ボンジリ180、なんこつ180、ささみ200、つくね(限定)200、トッピング目玉焼き(EXオリーブ油orゴマ油)90、手羽先250。 〔珍味〕はつすじ180、せぎも(限定)180、特上ホルモン(限定)180。 〔豚串〕豚タン180、豚あご肉180、豚上タン250。 〔野菜串〕ピーマン串180、ネギ串180、ししとう串200、おくら串200。 〔一品料理〕みそきゅうり200、キャベツの浅漬(自家製)250、冷奴250、冷とまと250、焼きおにぎり250、ポテトサラダ(自家製)300、韓国産キムチ100g 180、牛ハツ200、牛テール網焼き450、牛タン網焼き480、和牛リブロース網焼き100g(数量限定)600、牛すじ煮込み 大500/小350、煮込み豆腐 大500/小350、豚レバ刺し(限定)50g 90、マグロ中落ちor切身(大 120g)450/(小 80g)350、本マグロのど串450、カナダ産馬刺し(一人前50g)450/(二人前100g)600、鳥刺し(大山地鶏、ごま油orユズ胡椒ポン酢orわさび正油)(大 200g)450/(小 100g)300、もも・むね肉タタキ(大山地鶏 200g)680。 《飲み物》〔ビール〕エビス樽生ビール(小)280/(中)500、サッポロ黒ラベル(中瓶)500。 〔サワー〕チューハイ400、レモンサワー400、ウーロンハイ400、緑茶割り400、ウコン割り400、梅ぼしサワー500、レッドブル+焼酎650。 〔ウイスキー割り〕ソーダ割り450、コーラ割り450、ジンジャー割り450。 〔日本酒〕京舞妓380、菊正宗550。 〔ワイン〕カチ割ワイン400、Gボール450。 〔焼酎グラス〕焼酎の水割380、(麦)大和魂400、(芋)飫肥杉(おびすぎ)400、(芋)五代450、(芋)三岳500。 〔焼酎ボトル(キープ期間1ヶ月〕鏡月1,800、飫肥杉(おびすぎ)2,500、三岳3,500、ミネラル250、お湯300、氷300、梅100、緑茶400、ウーロン茶400、マッコリ1,800。 〔ホッピー〕ホッピー(白・黒)400、中250、外300。 〔梅酒〕梅酒(ロック・水割り・お湯割り)350、梅酒ソーダ割り450。 〔ソフトドリンク〕ジュース300、コーラ300、ジンジャーエール300、緑茶300、ウーロン茶300、ウコン茶300、レッドブル400。(2012年1月調べ)

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