〆もやっぱりもつ焼き … もつ焼き「石松(いしまつ)」(中野)
向島の「かどや」を出て、間近に見える東京スカイツリーを見上げながら東京メトロ押上駅へ。地下鉄を乗り継いで中野まで戻り、最後は地元の酒友・にっきーさんと共にもつ焼き「石松」です。
他のお客さんたちの注文に便乗して、我われもタン塩をもらいます。
タンはもちろん豚の舌。東京のもつ焼き屋は、基本的に豚の畜産副生物を使います。
ざっくりと言うと、生体から枝肉を取った残りが畜産副産物で、その畜産副産物から皮を除いたものを、畜産副生物と呼びます。具体的には頭、骨、血液、脂肪、内臓などのこと。もつ焼き屋では、これらのうち主として頭と内臓を使います。
部位によって食感も味わいも違う畜産副生物(もつ)。一番重要なのは焼き具合です。
自分で焼くタイプの店(焼肉屋など)では、この焼き上がりの見きわめがむずかしい。だから私は、もつはもつ焼き屋で食べることが多いのです。
なかでも、ここ「石松」の店主・三浦さんの焼きは本当に名人技。肉の中が透視できるんじゃないかと思うくらい絶妙な焼き具合で出してくれるのです。
もつ焼きをおいしく食べようと思ったら、「はいどうぞ」と出された瞬間に、間髪入れずにかぶりつく。お上品に、箸を使って串からはずして食べたりしてはいけません。串から直接食べるのです。上から2個め、3個めのもつは、串を横にくわえて、スゥ~ッと先っぽへと移動させていただきます。
もつ焼き通の玉袋筋太郎さんに言わせると、串は横にくわえて、『頬に炭の線が入れば黒帯』なんだそうですよ。
今日は京成立石の「宇ち多゛」で飲み始めて、中野の「石松」で締め。ぜいたくなことに都内東西のもつ焼きの名店で飲み始めて、そして飲み終えることができました。
《夏休みスペシャル:本日の1日1麺》
夏休み明け、初日の今日(8月8日(月))は、横浜への出張。夏休み前から、「どこかで一度集まって打ち合わせをしましょう」と言われていたので、「夏休みに帰京する予定なので、打ち合わせの日程もその前後にくっつけてもらえると、何度も移動しなくていいので助かります」とお願いして、今日の設定にしてもらったのでした。
朝は自宅で『ちゃんぽん』を食べて出発。このちゃんぽん、冷凍のものなのですが、これもまた私の大好物のひとつで、帰京する際には、冷凍庫にストックしてくれているのです。
打ち合わせの後は、近くのそば屋で『せいろそば』。そばはやっぱり関東で食べるのがおいしいと思います。名店と言われるところじゃなくても、普通におしいですもんね。
そんなわけで、東京から、横浜経由で呉へと戻った今日は、夏休みスペシャルの最後を飾る1日2麺となりました。
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コメント
あのあと、石松さんでしたか。
長時間にわたりありがとうございました。
僕自身も楽しい夏休みの思い出が蘇りました。
実は昨日もかどやさんで、お刺身いただいてきましたよ。
石松さんにも久方ぶりにお邪魔したいですねぇ。
投稿: 祝 | 2011.10.23 23:00
こちらこそ、大変な幹事役をやっていただきまして、本当にありがとうございました。>祝さん
「かどや」! いいお店ですねぇ!
マニアシリーズの次作でも、ぜひまたご協力をお願いいたします。
投稿: 浜田信郎 | 2011.10.30 22:41