老舗大衆酒場で酒場浴 … 「斎藤酒場(さいとうさかば)」(十条)
赤羽からJR埼京線で1駅。今日の3軒目は十条の老舗、「斎藤酒場」です。
のれんをくぐって店内に入ると、平日(水曜日)ながら、午後6時の店内はほぼ満席状態。
「ひとりです」と人差し指を立てると、
「では、こちらにどうぞ」
と店のおばちゃんが、入口右手のテーブルの一角を指し示してくれます。
「斎藤酒場」の店内には、自然木でできた、不定形のテーブルがずらりと並んでいて、そこに入れ込みの相席でお客さんを案内してくれるのです。だから、満席のように見えても、ひとりならば、たいていどっかに入ることができるのです。(まったくの満席で「ごめんなさい」となることも、ごくたまぁ~にありますが。)
大瓶の冷やしビール(490円)を赤星(サッポロラガー)でもらい、料理はコロッケと串カツのミックス(220円)を注文します。
コロッケと串カツは、本来は2個1人前で220円なのですが、「ミックスで」とか、「セットで」とお願いすると、それぞれを1個ずつ盛り合わせて出してくれるのです。ひとりのときは、ちょうどいいですね。ウスターソースをたっぷりとかけていただきます。
続いては山芋千切り(200円)と燗酒(160円)を注文。
山芋千切りは、その名のとおり千切りにした山芋に、刻み海苔をかけ、横にワサビが添えられます。醤油をサッと回しかけて、ぐりぐりとかき混ぜると、徐々に粘りっけが出てきます。
これをズズズッとすすり込んでは、すかさず燗酒を合わせます。あぁ、うまいっ。
ここ「斎藤酒場」には、月見芋(250円)というメニューもあって、こちらはおろした山芋に生卵(全卵)と刻み海苔をのせて、ワサビです。
月見芋は混ぜるとトロトロのジェル状、つまりトロロ芋になるのですが、それに比べると山芋千切りは混ぜても固形の山芋がしっかりと残っているので、シャキシャキとした山芋の食感と、ズルッとした粘り気の両方をいっぺんに味わうことができます。どちらもそれぞれに捨てがたいですよねぇ。
1時間20分ほどの酒場浴。お勘定は1,070円でした。どうもごちそうさま。
お通しの落花生とビール / 串カツとコロッケ / 山芋千切り
《夏休みスペシャル:本日の1日1麺》
夏休み5日目は、かみさんと外出したついでに、新宿・職安通り沿いの韓国料理店で冷麺をいただいたのですが、これがちょっとイマイチ。事前にきっちりとリサーチしてこないとダメですねぇ。反省、反省。
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