平日のみのシンキお酢 … もつ焼き「宇ち多゛(うちだ)」(京成立石)
一週間(9連休)の夏休みも、今日も含めて残すところあと三日。金曜日の今日は猿吉さん、丁稚さんと3人で、午後4時の「宇ち多゛」です。
仕事の都合もあって、「宇ち多゛」に来れるのは土曜日がほとんど。ものすごく久しぶりの平日の宇ち入りです。
まずは大瓶ビール(キリンラガー、540円)をもらって乾杯し、おかず(各180円)はシンキお酢からスタートです。
シンキというのは、テッポウ生とコブクロ生を1本ずつ盛り合わせたもので、平日しかない人気の品。新規のお客さんが1回だけ注文できるので“新規(シンキ)”という名前になったんだそうです。
我われも3人で2つの新規をもらおうとしたのですが、コブクロが残り1つだけ。もう一皿は、ガツとテッポウの盛り合せになりました。
ここのもつは、レバー以外はすべて下ゆでしていますので、生といっても実は軽く火が通っているのです。なので、すべての具材について“生(なま)”という注文が可能ですし、生しか食べないくらい生が好きなお客さんもよく見かけます。
生を注文すると、普通は醤油をかけて出してくれますが、“お酢”と注文すると、醤油をかけた上から、さらにお酢もかけてくれます。酢醤油のすっきり感で、さらに食べやすくなります。
続いてはハツ素焼きお酢にカシラタレ。もつ焼きはすべて2本一皿で180円です。
もつはすべて豚もつ。豚もつが美味いのが東京下町酒場の大きな特長で、なかでもここ「宇ち多゛」や、すぐ近くの「ミツワ」、「江戸っ子」を擁する立石は、そのもつ焼きを食べるためだけに、わざわざ電車で遠征してくる人もいるほどです。
かくいう我われも、丁稚さんこそ立石の住人ですが、猿吉さんと私は都内西側のエリアからの遠征組です。
タン生とナンコツ塩を注文したところで、飲み物を焼酎梅割り(180円)に切り替えます。焼酎梅割りは、生(き)のままの焼酎を注いだ後で、その上からチョロリと梅風味の液体調味料を加えたもの。
昔はそれによって焼酎の臭さをごまかしたりしていたらしいのですが、蒸留の技術なども進んだからか現在の甲類焼酎は、ほぼ無味無臭。チョロッと梅風味をたらすことで、ぐんと旨みが増したように感じるのです。
(「宇ち多゛」の場合は、梅風味をお店の人が入れてくれるのでそれほど問題ありませんが、自分で好きに入れることができる店の場合、梅風味をたくさん入れると、逆に美味しくなくなります。あくまでも“チョロッと”という分量を守ることが大切です。)
お新香を“ショーガのっけてお酢”の呪文(『紅ショウガを多めに入れて、醤油に加えてお酢もかけてください』という意味)で注文し、レバタレももらいます。
午後5時半まで1時間半ほどの滞在。お勘定は3人で3,060円でした。どうもごちそうさま。
《夏休みスペシャル:本日の1日1麺》
夏休み7日目、8月5日(金)の一麺は、チキンラーメン&ライスです。チキンラーメンはときどき無性に食べたくなるので、都内のわが家にも、そして呉の単身赴任社宅にも買い置きしています。
テレビCMのとおり、卵ポケット(乾麺のくぼみ部分)に生卵を落として、お湯をかけて3分待ってから、刻みネギも投入して、ゆるやかにかき混ぜてからいただくのですが、生卵の直下にあった部分の麺が、なんだか硬いまま残ってるんですよねぇ。冷たい生卵が置かれていたために、ここだけお湯の温度が伝わらないようなのです。
「こういう工夫をすると、おいしくできるよ」
という技をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひともご教授をお願いします。
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コメント
いまでも、もつ焼き、梅割りは180円なのですね。このご時世に安いですよね。
投稿: りゅうちゃん | 2011.10.17 13:50
卵入りチキンラーメン作成の小技ですが、次を行うといい感じになるかもです。
・卵は室温に戻す。
・器を温めてから調理 (?) を開始する。
卵は常温保存でも日持ちするので、冷蔵庫に入れないでおくと室温に戻すという手順が省け、思い立ったときに作成を開始できます。
投稿: さいたう | 2011.10.22 13:37
この安さが下町酒場の良さだと思います。>りゅうちゃん様
1000円あれば十分という感じの酒場が多いのです。
チキンラーメンの作り方の件、ありがとうございます。>さいたう様
言われてみれば、卵はスーパーで売ってるときは常温なのに、家に持って帰ると冷蔵庫の卵置き場で保存してます。
今度、室温の卵で、器を温めてトライしてみます。
投稿: 浜田信郎 | 2011.10.30 22:38