常連席から見える景色 … 煮込み「河本(かわもと)」(木場)
9連休の夏休みも、半ばを過ぎて後半戦。夏休み6日目の今日(木曜日)は、CS放送の旅チャンネルで、太田和彦さんの居酒屋紀行シリーズを長年にわたって制作してこられた小川洋一さんと、木場の「河本」で待ち合わせ。
午後5時の待ち合わせ時刻に、ちょっと遅れて店に到着すると、小川さんはすでに店内で飲み始めています。しかも奥側の常連さん用カウンターにいるではありませんか!
「浜田さんもこっちにどうぞ。いいよね真寿美さん」
と真寿美さん(=女将)に声をかける小川さん。
ヒャァ~ッ。常連さん用カウンターに座るのははじめて。緊張するなぁ。
ドキドキしながらも、いつものようにホッピー(400円)とニコタマ(煮込み玉子入り、300円)を注文すると、
「あら。浜田さんだったの。お元気ですか?」
と気づいてくれる真寿美さん。今年の3月に来て以来、5ヶ月ぶりにやってきたのに、ちゃんと覚えてくれているのが嬉しいですね。
さっそくホッピーを作って、小川さんと乾杯。
はじめて座る常連さん用カウンター。こちらから見ると、私がいつも座っている入口側のカウンターが、左右に広いパノラマ風に広がっていて、お客さんたちの顔がよく見える。
真寿美さんも、ほとんどの場合は入口側のカウンターに向かって立っているので、こちらから見ると背中の側が見えることが多いんですね。
常連さん用のカウンターというと、聞こえはいいのですが、実は背中の後ろにすぐ壁がある、ちょっと狭めの直線カウンター。だれかが通るたびに、それより手前側の席に座っている人たちは、みんなでゆずり合わなければなりません。
それに比べると、入口側のゆるやかにカーブを描くカウンターは、背中の後ろもゆったりとした空間になっていて、だれもが気にせず通ることができる。空間的にはこちらのほうがいい席なんですね。
しかたなく、常連さんは悪い席のほうでガマンするようになったのでしょう。それが今や「常連さん用カウンター」として周知される状態にまでなったんだから、すごいもんですよね。
1杯目のホッピーで、ホルモン(牛腸)の脂たっぷり、旨みたっぷりの煮込みを食べ終えて、ホッピーをおかわりして、つづく肴(さかな)は、やっこさんの小(100円)をもらいます。小とはいえ、半丁分の冷奴が出されるので、たいていの場合はこれで十分です。ちなみに大(200円)だと1丁まるごと出されます。
常連さん用カウンターからの眺めを満喫しつつ、1時間ちょっとの滞在。お勘定は1,200円でした。どうもごちそうさま。また来ますね!
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