みちのくの銘酒と料理 … 食酒「みちのくらさん」(西荻窪)
「古典酒場」の倉嶋編集長と行く、本日の3軒目は、再び西荻窪駅南口に戻って、食酒「みちのくらさん」です。
ここは“みちのく(東北)”6県のうまい銘酒と料理のお店。
平成19(2007)年末創業と、比較的新しいお店ですが、店主が身体を壊されてしばらくお休みされていたんだそうです。
「昨日(8月1日)から再開したところなんです」と店主。
いやいや。まったく知らず、たいへん失礼いたしました。でも、無事に復活されて何よりでした。
飲み物は、倉嶋さんは岩手の「南部美人 純米吟醸」(正一合、880円)で、私は福島の「大七 純米 生もと」(正一合、800円)でスタート。
すぐに出されるお通し(400円)は、スイカ、枝豆、大根おろし、かつお刺身という4点盛り。少量ずつながら品数が多いのが、いかにも呑兵衛好みですね。
今日は、ご自身が出版される「ぐびぐびばくばく口福日記」の打ち合わせで、坂崎重盛さんと昼間から飲み始めていたという倉嶋さんは、さすがに「南部美人」1杯で戦線離脱。
私もすでにできあがっているのに、昼から今まで飲み続けられるというのが、さすが倉嶋さんですねぇ!
なお、この「ぐびぐびばくばく口福日記」。その後、9月1日に出版され、現在、各書店で販売中です。
倉嶋さんのブログでは時系列ながら、「ぐびぐびばくばく口福日記」は地域別の構成。ブログが、横書きで1行あたりの文字数が少ないのに対して、本のほうは縦書きで、普通の長い段落構成。これだけでずいぶん印象が変わるもんですねぇ。
しかし、読めば読むほど、倉嶋編集長の『稀代(きだい)の呑兵衛さん』ぶりが際立ちます。う~む。やっぱりすごいっ!
さて、倉嶋さんが帰宅された後の「みちのくらさん」。続いていただいたのは〔エロうま豆腐〕(550円)。この料理名は常連さんの命名なんだそうで、その実態は“熱々崩し豆腐”。
刻んだ白ネギがたっぷりと入った熱々の餡(あん)で煮込まれた、大きな塊のままの豆腐を、木のレンゲでグチャグチャっと突き崩して、ズルズルっと流し込むようにいただくと、その食感たるや、まさにエロうまい!
1軒目、角ハイボール。2軒目、ホッピー。そして、ここ3軒目で冷酒と、冷たいお酒を飲み続けてきた喉を、熱々の豆腐と餡がゆっくりと温めながら通っていきます。あぁ。豆腐はやっぱり、呑兵衛の強い味方じゃのお。
お酒のおかわりをいただいて、つまみには〔酒によく合う焼き飯〕(780円)。刻み海苔と白胡麻がたっぷりと混ぜられた焼き飯は、ビシッと濃い目の味付けで、本当にいいつまみになりました。
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