すでに地元の大人気店 … やきとん「秋元屋(あきもとや)桜台店」(桜台)
平成16(2004)年創業とまだまだ若いお店ながら、すでに都内屈指のもつ焼き(=やきとん)の雄として知られる、野方の「秋元屋」。近年、その「秋元屋」で修業した人たちが次々に独立して、都内西部に続々ともつ焼き屋を開店したため、かつてはもつ焼き不毛地帯だったエリアでも、美味しいもつ焼きが食べられるようになりました。
そして、いよいよ満を持して、今年(2011年)の1月6日、ここ桜台(さくらだい)の駅前に、正式な「秋元屋」の支店として、「秋元屋 桜台店」がオープンしたのでした。
新しい店舗の店長を任されたのは、野方「秋元屋」でも大活躍をされていた三浦さん。スタッフも、一緒に野方「秋元屋」で修業したメンバーがやってきました。
私も、できるだけ早くここ桜台店に来たかったのですが、いかんせん、通常は呉(広島県)に単身赴任している身なので、開店して7ヶ月もたってしまった今日、やっと来ることができました。
平日(水曜)、午後8時過ぎの店内は、ひと目でそれとわかるほどの満席状態。とりあえず、三浦さんにごあいさつだけでもさせていただこうと覗き込むと、15人掛けられるカウンターの、まん中あたりの1席がかろうじて空いていて、そこに座らせてもらうことができました。
「なんにしましょう?」
野方時代と変わらぬ笑顔で注文を取ってくれる三浦さんに、三冷白ホッピー(400円)と、焼き物はレバとテッポウを1本ずつ、「秋元屋」ならではの味噌焼きで注文します。
三冷(さんれい)白ホッピーというのは、焼酎と、それを割るホッピーと、そしてジョッキの3者を冷蔵庫でよく冷やして、それで作るホッピービバレッジおすすめの飲み方のこと。こうやって飲むのが一番おいしいのですが、生ビールと同じで、だらだら飲んでると冷たくなくなってくるのが玉に瑕。
「秋元屋」系のやきとん屋では、普通にホッピーとだけ注文すると、氷入りで出してくれます。ゆっくりと飲みたいときは、このほうがいいでしょうね。
レバとテッポウは、もつ焼き屋の実力が顕著にわかる2品。レバで鮮度の良さがわかり、テッポウで下ごしらえの良さがわかります。
逆に、変なお店でこれら2品を注文すると、とても食べられたもんじゃないようなもつ焼きが出されたりするので、注意が必要です。
私自身は、『これは怪しいな』と思う店では、まずカシラやタン、ハラミなどの、ダメな場合でもダメージが少なそうな品物を注文してみて、それが大丈夫であればレバ、テッポウに進んでみるという二段構えの戦法を採るようにしています。
ここ「秋元屋」の場合は、まったくそんな心配なく、最初から安心してレバとテッポウを注文することができます。
味噌焼きというのは、蕨(わらび)の、やきとり「喜よし」に端を発し、「秋元屋」系の店全体に伝播している独特な味付け。液状になった味噌ダレに、何度ももつ焼きを浸(つ)けながら、絶妙な味噌味に仕上げていきます。できたてはもちろんのこと、冷めても美味しいのが味噌焼きの大きな特長です。
サイドメニューからは、野方「秋元屋」では見た記憶がない〔サラダ盛り合わせ〕(400円)を注文すると、キュウリ、セロリ、レタスに玉ネギ、ピーマン、ゆで卵(スライス)などをガラスの小鉢に盛りつけて出してくれます。
この間も、お客が出ては、新たなお客が入りと、店はずっと満席状態。開店7ヶ月にして、すでに地元の大人気店になってるんですね。さすがです。
1時間ほどの滞在。席料100円(←客単価2千円の消費税相当)が入って、今日のお勘定は1,100円でした。どうもごちそうさま。また来ますね!
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