うれしい出会いに乾杯 … 生ビール「ヌビチノ(El Nubichinom)」(日ノ出町)他
中華「第一亭」を出て、大岡川沿いを下流(桜木町駅方面)へ。本日臨時休業の「ホッピー仙人」の下を通って野毛小路へと入り、これまた久しぶりとなる「福田フライ」です。
「福田フライ」は、戦後すぐの昭和23(1948)年頃に開店。創業店主が亡くなったあと、その奥さんの福田サダ子さんがひとりで切り盛りしながら、お子さんたちを育ててきました。今ではそのお子さんたちも店を手伝っています。
「福田フライ」は、もともとは屋台の串揚げの店として始まり、私が最初に来た頃(2003年の夏)には、車庫に屋台を突っ込んだような形だったのを覚えています。
お子さんたちが手伝うようになってから、現在のような店舗になりましたが、店頭のフライヤーのあたりは、かつての屋台のイメージがそのまま残っています。フライヤーは、屋台のときのものをそのまま使っていると聞いたことがあります。
ここの串揚げ(フライ)は1本ずつから注文することができて、くじらが190円の他、いわし、あじ、にんにくなどが150円。串かつ、玉子、わかさぎ、えび、かき、あさり、げそ、いか、かぼちゃ、しいたけ、銀杏、アスパラ、とりかわ、ハツ、砂ぎも、レバーなどがそれぞれ1本140円。そしてポテト、なす、玉ネギ、長ネギ、ししとう、ピーマンなどの野菜類が90円です。
ソースはあらかじめ浸けて出してくれるスタイル。普通のソースや塩以外に、ニンニクじょうゆ+唐辛子の辛いソースがあって大人気ですが、ニンニクがすごく効いていて、あとで他の店に行っても、「福田フライに行ってきたでしょ?」と言われるほどの臭いになってしまうのが玉に瑕です。
酎ハイ(400円)2杯と、串揚げを何本かいただいて、今日のお勘定は1,250円。おばちゃん(女将)もノブさん(息子)も、変わらずお元気そうでひと安心しながら、桜木町駅へと向かいます。
野毛の町から、桜木町駅に出るには、地上を通るよりも『野毛ちかみち』という名の地下道を通るのが、まさに近道。さらに楽をしようと、下りのエスカレーターで『野毛ちかみち』に降りていたところ、対向車線(?)側の上りエスカレーターで上がってきているのは、なんと横浜在住の飲み友達・tamさんです。
「え゛ぇ~~~っ!」
と、お互いに顔を見合わせながらすれ違い、エスカレーターを下りきったところで、すぐに反対側のエスカレーターに乗って、上で待っててくれたtamさんと合流です。
こんなところでバッタリと出会うなんて。しかも、楽してエスカレーターで下ろうとしなければ会えないところでした。
tamさんと合流して向かったのは、生ビールの「ヌビチノ(El Nubichinom)」です。
小さな立ち飲みカウンターだけの「ヌビチノ」。この店では、店の奥の専用の冷蔵庫で冷やされている生樽から、自重で降りてくる生ビールを注いでくれます。
さらにもう1軒と向かったのは、昨夜もやって来た「日の出理容院」です。今日もほぼ満席状態。tamさんと二人で、かろうじて空いていた、入口左手のテーブル席で乾杯です。
今日も「武蔵屋」からはじまって、中華「第一亭」、立ち飲み「福田フライ」、生ビール「ヌビチノ」、そしてバー「日の出理容院」という、野毛の名店をぐるりと巡ることができました。
とはいうものの、野毛にはまだまだたくさんの名店があるので、ぜひまた近いうちに来たいですね。
遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございました。>tamさん
・「福田フライ」(前回) / 「ヌビチノ」(前回) / 「日の出理容院」(前回)
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コメント
上大岡川ではなく、大岡川だと思いますが。
投稿: 田辺 | 2011.11.30 11:16
ありがとうございます。>田辺様
さっそく修正いたしました。
自分で気がついていない間違いがけっこう多いので、教えていただけると助かります。
これからも、よろしくお願いします。
投稿: 浜田信郎 | 2011.11.30 23:23