たっぷり飲んだ帰り道 … 「ファイヤーチキン(FIRE CHICKEN)」(都立家政)
「『ファイヤーチキン(FIRE CHICKEN)』という、それだけ聞くとものすごい店名なんだけど、実はごく普通の焼き鳥屋さんで、私はよく来てるんですよ。値段も安いんです」
そう教えてくれるのは、私の自宅のすぐ近くにお住まいの荒木マタエモンさん。「竹よし」から、一緒に帰宅しようとトコトコと歩いていて、この店をご紹介いただいたのでした。
入口上部に、赤文字で「FIRE CHICKEN」と書かれている様子は、まるでハンバーガー屋さんか何かのよう。とても焼き鳥屋さんとは思えません。
しかし地元在住の呑兵衛・荒木マタエモンさんがよくいらっしゃってるとあっては、ちょっと寄って帰らないわけにはいきません。さっそくふたりで店内へ。
店内はカウンター席とテーブル席。ホッピーや生ビールは450円で、サワー類はそれぞれ380円。焼き鳥は1本110~150円ほどで、1本ずつから注文できます。レバー、ぼんちり、すなぎも、はつ、かわ、といった人気メニューが1本110円というのが嬉しいですね。150円の品は、まきみ、はらみ、ふんどし、さえずり、せぎも、ふりそで、などの数が少ない限定串です。野菜串(ねぎ、たまねぎ、しいたけなど)はそれぞれ1本100円。
さっそくホッピー(450円)をもらって、店名にもなっているジャンボファイヤーチキン串(280円)を注文します。
ホッピーと一緒に出されるお通しは、小鉢に盛られた切干大根煮。ファストフード風の店の割りには(失礼!)、すごくきっちりと作られた切干大根煮で、その意外さにうれしい驚きを感じます。
大きな金串で出されるジャンボファイヤーチキン串は、上に一直線にのせられたマスタードソースが辛いんですね。でも、それほど辛くはなくて食べやすい。
焼き鳥以外にも、いろんな料理があって、それぞれ美味しそうなので、今度は1軒目として来てみたいお店です。
今日は、昼間に汐留でTV番組の収録をしたあと、早めの夕方から日経新聞の取材で、新橋の北海道料理「炉ばた」へ。この店は、火曜日と土曜日に『炉ばた寄席』と称して、店内でプロの落語家の噺が聞けることでも有名。以前から気になっていた酒場でしたが、はじめて来ることができました。
「炉ばた」では、刺盛(カンパチとマグロが3切れずつで980円)に、イカ一夜干(780円)、お店のおすすめの山芋そうめん(780円)などをもらって、「北の誉」の燗酒(二合徳利、780円)を二人で4本(都合8合)ほど。
山芋そうめんは、山芋を素麺のように細切りにして麺つゆをかけたもの。温泉玉子とワサビが添えられていて、それらをグリグリとかき混ぜて、ズズズッとすすり込むようにいただきます。
取材を受けたインタビュー記事を担当されているH記者も、ご自宅が近いことがわかり、2軒目は地元に戻って、都立家政の「竹よし」へ。
日曜日の手伝いは、新しく「竹よし」シスターズに加わったリエさんです。まず1杯目に、そのリエさんがお土産に持ってきてくれた「菊水舟口(原酒)赤」をいただきつつ、こはだ酢(600円)に穴子柳川(850円)を注文。その後も、「高清水」(300mlボトル、600円)や、「菊正宗」燗酒(1合350円)を何本かいただきながら、日曜日なのに、すっかり酩酊の世界へ。
日経新聞のH記者を都立家政駅で見送った後、荒木マタエモンさんと二人で、「ファイヤーチキン」に寄り道して帰ったという一夜だったのでした。あぁ、よく飲んだ。今宵もまた、とても楽しい夜でした。
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