絶妙な焼き加減が特長 … もつ焼き「石松(いしまつ)」(中野)
「ふくべ」を出て、すぐ近くの日本橋駅から地下鉄・東西線で中野へ。にっきーさん、宇ち中さんと向かう2軒目は、もつ焼きの名店「石松」です。カウンター7席だけの店を、店主・三浦さんがひとりで切り盛りしています。
「石松」のメニューはとてもシンプルで、豚のもつ焼きが9種類で、ほぼ1本100円、ナンコツだけが130円です。他には、鶏の焼き物(焼き鳥)が4種、牛の焼き物が3種、野菜が8種と、豚耳、冷奴などの一品ものが7種ほど。飲み物はホッピー(380円)、焼酎(250円)、瓶ビール(500円)、日本酒(400円)など。ボトルキープ(金宮が1,500円など)もできます。
この店の大きな特徴のひとつが、注文を受けてから肉を切り分けて串に刺し、そのまま炭火で焼き上げて出してくれるところ。もともと肉が新鮮そのものなので、これよりも鮮烈なもつ焼きは、あまりお目にかかったことがありません。
しかしながら、このやり方には短所もあって、それは時間がかかるということ。
この時間を短縮するためのいい方法は、ほかの人の注文を聞いて、それが自分の欲しいものだったら、「私もそれください」と便乗注文をすること。これはこの店では、すごく自然な注文方法で、自分が注文したときにも、まわりのお客さんたちから「僕も1本、タレで」、「こっちも2本、塩でください」と便乗注文が入ります。
そうすると、肉を切り分けて串に刺して、という下ごしらえを、数多く、効率的に棲ませることができるんですね。
今日もキープしている金宮ボトルを出してもらって、黒ホッピー(ソト)で割って乾杯すると、まず出されるお通しは豚耳(280円)。焼き物はほぼ便乗注文で、ねぎま(1本120円)、ウィンナー焼(1本100円)、牛ミノ(1本150円)、レバー(1本100円)、シロ(1本100円)、カシラ(1本100円)、ガツ(1本100円)を、それぞれひとり1本ずつ焼いてもらいます。
この1本1本の焼き具合の絶妙さが、三浦さんならではですねぇ! 焼きすぎず、焼けなさすぎず、本当にちょうどいい。三浦さんには、じわりじわりと焼けていく肉の内部が、すべて透視できてるんじゃないかと、いつも感心してしまいます。
宇ち中さんはここで帰宅され、自宅が同じ方向のにっきーさんと私は、タクシーで西武新宿線・都立家政(とりつかせい)駅へ。メールで連絡がついた直ちゃんとも合流し、スナック「イルカ」の扉を開けると、予想どおり、ふぢもとさんも居た!(笑)
たっぷりと飲んで歌って、今夜も楽しく長い夜となったのでした。
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