刺身はいつも天然もの … 小鍋立て「五鉄(ごてつ)」(呉)
仕事関係の懇親会で、6人で「五鉄」にやってきました。
「五鉄」の店内は、ゆっくりと作られたL字カウンター11席がメインで、その他には奥に8人用の掘りごたつ席があるのみ。今日のようの6人で来た場合には、奥の掘りごたつ席がぴったりです。ただし、この掘りごたつ席は1卓しかないので、予約をして出かけたほうが賢明です。
普段は店主・蒲原明(かんばら・あきら)さんがひとりで切り盛りされていますが、今日の我われのように、あらかじめ予約が入っていると、手伝いの女性が入ります。
店主の蒲原さんは、若いころから食べ歩きが趣味で、あちこちを食べ歩いた経験を活かして、会社を退職されたあと、平成16(2004)年9月にこの店を開いたのでした。
「最初のころは、ホワイトボードに書ききれるくらいの品数(5~6品)しかなかったんだよ」と店主。それが7年間の間に1品、また1品と増えていって、今は40品を超えるメニュー数になっているのです。
席に着くと、まず出てくるお通しは年中必ず豆腐料理の小鉢です。夏場は冷奴が出たりするのですが、冬場はおでん鍋で煮た、味の付いた豆腐に、ちょっと漬物などがトッピングされたものが出されます。このお通しが、とても呑兵衛好みでいいんですよねぇ。そういえば自由が丘の名店「金田」のお通しも、必ず豆腐の小鉢です。
予約のときに、幹事さんが刺身盛り合せは注文しておいてくれたらしく、乾杯が終わるとすぐに刺身盛り合せの大皿が出てきました。「五鉄」の魚介類は天然ものしか仕入れません。それもまた店主のこだわりなのです。今日の刺身はブリ、スズキ、ヒラメ、イカ、そしてウニです。
ここの刺身には、ぜったい燗酒! 乾杯の生ビールが終わったら、すぐに燗酒に切り替えます。
特にこの加工していない生のウニが好きなんですよねぇ。箸の先にほんの一つまみのウニに、ちょっとだけ醤油をつけて口中へ。そのウニを舌と上あごの間でクニュッとつぶすと、ウニの甘みと香りがフワンと広がります。それをしばらく味わったところで燗酒をクイッ。ッカァ~~~ッ。これはいい!
そしてだし巻き卵(500円)。これも、この店に来ると必ず注文する一品で、できたて熱々の大きな玉子焼きが出されます。
結局、いつもの料理をあれやこれやと注文しながら、3時間半ほど燗酒を飲みまくって、最後は和風ペペロンチーノという説明書きがある五鉄パスタ(800円)で締めて終了。お勘定は6人で33,600円(ひとりあたり5,600円)でした。う~っ、平日なのに飲みすぎたかも。
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