天ざると千福のセット … そば処「平原(ひらはら)」(呉)
年中無休で、昼11時から夜の9時まで中休みなしに、丼物と麺類のセットや、麺類を含んだ各種定食が安価に楽しめることで人気の、そば処「平原」。安価ながらも、そばも、うどんも自家製麺で、天ぷらは通し揚げ(注文を受けてから揚げる)というのも嬉しいではありませんか。
土曜日の今日は、そんな「平原」で、ゆっくりと晩酌付きの夕食をとりにやってきました。
ずらりと並んだテーブル(店内はテーブル席のみ)のひとつに座り、まずは『生ビールと枝豆のセット』(480円)を注文します。生ビール中ジョッキの単品は400円、枝豆の単品は150円のところ、セットにすると70円(13%)割り引きになるのです。
東京だと、町々にそば屋があって、多くの店で昼からビールや酒を飲んでる人を見かけるのですが、呉には純粋にそば屋というのは見かけません。ここ「平原」にしても、その看板に“そば処”と明記しているものの、多くのお客さんはうどんを注文していて、飲んでいるお客はあまりいないのです。
「森田食堂」、「くわだ食堂」、「寿食堂」などの大衆食堂では、早い時間帯であっても、呑んでる人をよく見かけますので、呉の呑兵衛で、早い時間から呑みたい人たちは大衆食堂に集まってくるんでしょうね。
生ビールが残りわずかになったところで『天ざるそばと千福のセット』(980円)を注文します。天ざるそばの代わりに天ざるうどんにすることも、千福(日本酒)の代わりに生ビールにすることも可能です。こちらは単品で天ざるそば(680円)と千福(380円)を注文するのと比べて80円(7.5%)の割り引きとなります。
すぐに出される燗酒をチビチビとやりながら待つことしばし。出てきた天ざるは、えび天2本に、はす(蓮根)、しいたけ、大根、インゲンといった野菜天と、それとは別にせいろそば(海苔はかかっていない)です。だから本当は天せいろとか、天もりといったほうが正しいのかもしれません。そばつゆを入れる器が、そば猪口(ちょこ)ではなくて、上に広がった形の小鉢なのが、ざるそばとの違いです。このほうが天ぷらを浸けやすいですもんね。薬味には刻みネギと大根おろし、そしてワサビが添えられています。
熱々の天ぷらをつまみながら燗酒を呑み、時々そばもたぐります。丼物のごはんもつまみになるように、そばもまた、それだけでもいいつまみになるんですよねぇ。
この天ざるのセット以外には、『えび天入りの鍋焼きうどんとお酒(ビール又は日本酒)のセット』(900円)があって、まるで鍋物でお酒を飲むかのような感覚で、鍋焼きうどんを楽しむことができます。
最後にそば湯を出してもらって、そば湯でのばしたそばつゆを肴に燗酒を呑み干します。
1時間ほどの滞在。お勘定は1,460円でした。生ビールと燗酒に、つまみ(枝豆)と天ざるをいただいて1,500円未満というのが嬉しいですよね。
2軒目は今週も屋台の「一二三(いちにいさん)」。燗酒(白牡丹、400円)3杯と、おでん(各100円)に、ナスの塩もみ(350円)で2時間ほど過ごして1,750円。
3軒目は、「どん底」で竹鶴12年(ピュアモルト・ウイスキー)を水割りを飲みつつ1時間ほど。お勘定は2,000円。
そして4軒目は「BAR ANCHOR(アンカー)」で、今度は宮城峡12年(シングルモルト・ウイスキー)をロックでもらって1時間ほど。お勘定は1,500円でした。
「BAR ANCHOR」を出たのは、日付が変わった午前0時半。「平原」に入ったのが午後7時だったので、5時間半で4軒のハシゴ酒でした。やぁ、今夜もよく飲んだ。
「平原」生ビールと枝豆のセット / 天ざるの天ぷら / そば湯を入れて
「一二三」おでんに燗酒 / ナスの塩もみ / 「どん底」竹鶴12年
お通しの枝豆 / 「BAR ANCHOR」宮城峡12年 / お通しのドライフルーツ
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