余市×宮城峡=竹鶴! … バー「岩崎(いわさき)」(呉)
土曜日なので「一つ家」だけでは終わらず、2軒目は屋台の「一二三」へ。「一二三」は、基本的に金曜日と土曜日にしか出ていないので、週末になると足しげく通っているのです。
焼酎(いいちこ)の水割り(400円)をもらって、つまみはおでんの玉子(100円)と、ごぼう天(100円)をもらいます。
ここ「一二三」の焼酎水割りは、濃いことで有名。おとうさんご自身が焼酎が好きなので、「焼酎はこれくらい濃くないとおいしくない」といって、氷入りのグラスに8~9割の焼酎を入れて、残りほんのわずかの部分に水を入れてくれるのです。よく知っているお客さんは「焼酎水割りを、薄めでお願いします」なんて注文をするほど。
その濃い目の焼酎水割り(400円)をもう1杯おかわりして、つまみにはメザシ(9尾1人前で450円)を炙(あぶ)ってもらいます。このところ、このメザシがお気に入りで、来るたびに必ず注文しているような気がします。瀬戸内海のメザシはうまいっ!
「一二三」には午後11時過ぎまで、1時間強の滞在で、お勘定は1,450円。
もうちょっと呑んで帰ろうかな、と立ち寄ったのは、8月に一度行ったことがあるバー「岩崎」です。今回が2度目。オーナーバーテンダーが岩崎さんだから「岩崎」という店名。岩崎さんも、バー「ANCHOR(アンカー)」の森貞さんと同じく、バー「ナポレオン」の出身です。
1杯目に「竹鶴17年」をロックでもらうと、
「ニッカでピュアモルトというのも珍しいでしょう?」と岩崎さん。
「えっ? そうなんですか?」とボトルを見てみると、確かにピュアモルトと書いてある。サントリーには「山崎」などのピュアモルトウイスキーが多いのですが、ニッカはシングルモルトばかりかと思ってました。
ピュアモルトもシングルモルトも、どちらも100%モルトウイスキーじゃないと名のれない名称ですが、シングルモルトが単一蒸留所のモルトウイスキーなのに対して、ピュアモルトは複数の蒸留所のモルトウイスキーをヴァッテッドした(混ぜた)ものでもいいことになっています。
「調べてみると、竹鶴は、ニッカの余市と宮城峡の二つの蒸留所で作られたモルトウイスキーのヴァッテッドモルトらしいんですよ」
なるほど、そういうことだったんですね。「竹鶴」は、すごく好きなウイスキーなのに、そんな基本的なことも知らずに飲んでました。
ニッカからは「余市」と「宮城峡」という、二つのシングルモルトウイスキーも出されていて、それらのボトルも並べて見せてくれました。
「竹鶴」のロックのあと出されたチャーム(お通し)は、スモークチーズ、パルメジャーノなどのチーズのミニ盛り合せです。
今宵最後の1杯は、アイラモルト「アードベッグ10年」のストレートです。「アードベッグ」も、この店には3種類あって、それらも並べて見せてくれました。こうやって、ウイスキーやカクテルなどの飲み物の勉強ができるところも、オーセンティック・バーのいいところですよね。
これまた1時間ほどの滞在。お勘定は2,900円でした。どうもごちそうさま。
「一二三」ごぼう天、玉子 / めざし / 「岩崎」アードベッグ
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コメント
今年もよろしくお願い申し上げます。宮城峡は飲まれたのですか?
投稿: おおぽん | 2012.01.11 20:05
実は「余市」も「宮城峡」も、わが家(単身赴任社宅)にあるんです。>おおぽんさん
「竹鶴」だけ、これまでバーでしか飲んだことがなかったので、あまりしっかりとラベルの表記を見ていなかったのでした。
投稿: 浜田信郎 | 2012.01.11 23:47