具だくさん焼きうどん … 手打ちうどん酒房「さぬき亭」(野方)ほか
新年あけて二日は午後4時に、それぞれ近所の酒友であるにっきーさん、ふぢもとさんと高円寺駅改札前で待ち合わせ。昨日、一緒に飲んでいるときに「明日は高円寺の地ビール屋で飲もう!」と意気投合していたのです。
待ち合わせ場所に向かっている途中、携帯電話にピピピとメール。「魚菜や」の女将さんからの新年のごあいさつです。「高円寺に飲みに向かっています」と返信したら、「せっかく家族のもとに帰っているのに、こっち(呉)にいるのと変わりませんね」って。
3人で合流して向かった先は「高円寺麦酒工房」。地ビールを造る工房の傍らに飲食スペースを設置していて、そこでできたばかりの地ビールを飲むことができるんだそうです。店は住宅街の中にポツンとあり、またその「高円寺麦酒工房」自体も店らしくはなくて、ほとんどまわりの住宅と同化した建物なので、よく知らないと迷いそう。
店に入った右手にカウンターがあり、そこでビールを注文して席で待つ仕組み。カウンターの中の壁には、ビールを注ぐためのコックがずらりと並び、その上に、今日飲めるビールの短冊メニューが8種類ほど並んでいます。
そのうち地ビールのクリームエール、レッドエール、ブロンドエールの3種と、キリン製のラガー、ピルスナー、シュバルツの3種の合わせて6種はそれぞれジョッキで390円。地ビールのホワイトエールが540円で、ストロングエールが690円です。
飲み物をおかわりすると、ジョッキを洗ってそれに注いでくれるのですが、各自のジョッキの下部には、色つきの輪ゴムがついていて、それで誰のジョッキかを判別します。
各自2杯ずつのビールを味わって、住宅街をトコトコと野方(のがた)方面へと向かいます。
JR中央線と西武新宿線とは、並行するように東西に走っていて、それを南北に結ぶように幹線道路が走っています。中央線の駅名-幹線道路-西武新宿線の駅名という並びで言うと、それぞれ、
東中野 - 山手通り - 中井
中野 - 中野通り - 新井薬師前
高円寺 - 環七通り - 野方
阿佐ヶ谷 - 中杉通り - 鷺ノ宮
荻窪 - 環八通り - 井荻(いおぎ)
という位置関係にあるのです。
どこかが正月二日から開いているということを知って野方に向かったわけではなくて、「酒場が多いから、1軒くらいは開いてるだろう。しかもここから近いし」ということで向かったのですが、予想どおり、何軒かのお店はすでに営業中。このところ都内では、盆だろうが正月だろうが、酒場難民になるなんてことはほとんどないですね。
手打ちうどん酒房「さぬき亭」の厨房にも灯りがともり、開店準備をしている様子。本当は午後6時に開店するところを、10分ほどフライングして店内に入れてもらうことができました。
日替りのお通し(300円)はサーモンや酢ものなどの盛り合せ。他に、ニラ玉(450円)や栃尾あげ(600円)、そして「さぬき亭」ならではの、讃岐うどんを使った具だくさんな焼きうどん(650円)をもらって、緑茶割り(400円)やら地ウイスキーのハイボール(500円)やら。
午後9時前まで、3時間ほど楽しんだところへ、「石松が開いている」という情報が入り、野方駅前から路線バスに乗って中野へ。10時15分には「石松」に到着しました。
キープしているボトルを出してもらって、ここでもまた新年の乾杯をすると、お通しにはなんと銀杏(ぎんなん)を炒めたり、クリームチーズにカツオ節や刻みネギをトッピングして醤油をかけたり、油揚げを炒めて生姜醤油で食べるものが出たりと、なんだか違う店のよう。これもまた正月ならではの楽しみかもね。
市場がまだ開いていないので、さすがにもつ焼きはないものの、ツクネ(150円)とネギマ(120円)を焼いてもらったり、となりのカップルからはシャンパンのおすそ分けをいただいたりしながら、新年二日も楽しく終えたのでした。
「高円寺麦酒工房」地ビール各種 / 「さぬき亭」 / お通し
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