松山でホウタレ天ぷら … 居酒屋「きよちゃん家(きよちゃんち)」(松山・大街道)
昨夜、とっても寒いと思ったら、夜中のうちに雪になったようで、朝、目が覚めてみると呉の町もうっすらと雪景色。しかし、天候はすでに回復していて、快晴です。
今日はなんと、松山への出張。積もった雪をシャクシャクと踏みしめながら、港に向かう前に、呉駅近くの、朝6時半から開いてる大衆食堂「くわだ食堂」で朝食です。
おかずがずらりと並んでいる棚から、ひじき(150円)と納豆(150円)を取って席につき、店のおねえさんに中ごはん(160円)と豚汁(ぶたじる、290円)を注文。出てきた豚汁は大根、ニンジン、ゴボウなどの根菜類もたくさん入った粕汁。あったまりますねぇ。それにしても、この時間(午前8時半ごろ)でも、すでにビールやチューハイを飲んでる人がいるのがすごいっ。
呉駅から呉港(呉中央桟橋)までの、徒歩11分(600m)ほどの距離は、屋根付きの通路で結ばれているので、天候に左右されることなく行き来できるし、この通路には雪も積もっていないのです。
いつもはフェリーでの~んびりと渡るこの航路ですが、今日は仕事なので、同行者たちと一緒にスーパージェットに乗船。スーパージェットというのは、ウォータージェット推進の双胴高速船で、航海速力32ノット(時速約60キロ)で海を渡ります。
初めて乗ったスーパージェット。外見は小さく見えるのに、中に入ると意外に広くてびっくりしました。乗り心地は、大型バスで高速道路を走っているときのよう。小さな波も、高速道路の継ぎ目を超えるときと同じようにズズズンッと伝わってくるし、ちょっと舵を切るとグイッと横Gを感じます。
呉港を出て1時間で、もう松山。仕事前の昼食は、みんな(同行12人ほど)で郷土料理「五志喜(ごしき)」で、“鯛そうめんランチ”(1,280円)をいただきます。麺は松山名物の“五色そうめん”。普通の白い麺に加えて、赤、黄、緑、濃紺の麺も混ざっています。鯛が美味しいなぁ。
仕事を終えて、参加者全員(60人ほど)での懇親会を終えた後、我われ同行者12人ほどで二次会。幹事さんが事前にネットで調査して、予約してくれていたのは三番町にある「きよちゃん家」という居酒屋です。
ビルの2階にある「きよちゃん家」は、入口を入るとカウンター6席ほどの小さな店。しかしながら、奥に座敷席もあって、4卓ほどの座卓が並んでいて、我われはそちらに通されます。
店は店主ご夫妻が二人で切り盛りしているようで、カウンター席には生け簀もあって、瀬戸内の地魚が泳いでいます。松山と呉は、互いに瀬戸内海の向かい側という位置関係なので、泳いでいる魚もハギ(呉ではハゲ)、メバル、アジと、ほぼ同じですね。
呉の“とり屋”でいただくと、1尾が2,000円ほどするハゲ(カワハギ)ですが、ここ「きよちゃん家」のハギは1尾が、大きさによって1,300~1,600円とリーズナブル。
置いているお酒が、私の実家近くに酒蔵がある「雪雀(ゆきすずめ)」なのがうれしいではありませんか。地元の魚には、地元のお酒がやっぱりよく合う。お酒そのもののうまい、まずいとはまた違う世界です。
ハギとハゲと同じように、カタクチイワシもまた呼び名が違います。呉をはじめ、広島県全域では小イワシですが、松山ではホウタレと呼びます。頬が垂れるほどおいしいということからホウタレと呼ばれるようになったとのことです。
メニューはその日の仕入れによって手書きされ、活魚や鍋物以外は、高くても800円ほど。お酒(雪雀)も1合400円とリーズナブル。今度はじっくりとカウンター席で飲んでみたいお店です。
スーパージェット(双胴高速船) / 意外と広い船内 / 32ノットでびゅんびゅん進む
「きよちゃん家」お通しの生ワカメと雪雀 / 生ウニ600円 / タラ白子ポン酢600円
活メバル煮付800~1,600円 / 出し巻き玉子400円 / 牛ロース焼き1,000円
・店情報
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