「あわもり」の後継店 … おでん「かわすじ」(新広)
去年(2011年)の3月、独身寮時代からよく通っていた「あわもり」が閉店しました。
運よく、店を居抜きのまま、メニューもそのまま継承しましょうという後継者が現れて、閉店直後の4月から「かわすじ」という店名で再スタートを切ることができたのです。
私自身も再開後に、何度か「かわすじ」にも行ったのですが、「あわもり」をよく知っているからか、両者の違いの部分が気になって気になって仕方がなくて、その後、行くのを止(や)めていたのでした。
今日は、久しぶりに、その「かわすじ」にやってきました。
まずは大瓶ビール(キリンラガー、500円)をもらって、おでん(各90円)しかないつまみは、店名にもなっている〔かわ〕と〔すじ〕を注文します。
〔かわ〕(豚の皮)は「あわもり」のころとほぼ同じ感じですが、〔すじ〕(牛スジ肉)はボリュームが減ったかな。
次にもらったのは〔あつあげ〕。これも「あわもり」時代からの好物です。おでんの味付けは変えていないそうなのですが、ちょっとあっさりとした味付けになったように感じます。
〔あつあげ〕をつつきながら、改めてメニューを確認してみると、泡盛(160円)や大瓶ビール(500円)は「あわもり」のときのまま。そのかわり、1杯200円だった日本酒は250円になり、小瓶のビール(350円)はなくなりました。「あわもり」のときにはなかった生ビール(300円)がメニューに登場しています。
おでんのほうは、〔ロールキャベツ〕がなくなって、〔れんこん〕〔鶏つくね〕〔レタス〕の3品が増えています。また「あわもり」時代はメニューに明記されていなくて、“知る人ぞ知る”という存在だった〔あぶら〕と〔アキレス〕(すじの硬いとこ)が明記されています。
新たに増えたメニューから〔れんこん〕を注文すると、すでに煮込み終えて保存している〔れんこん〕を冷蔵ケースから取り出して、おでん鍋に投入し、温め直してくれます。
「あわもり」時代は、注文を受けてからおでん鍋に投入される品は、〔ねぎま〕と〔たまねぎ〕の2品くらいだったのですが、「かわすじ」になってから、注文を受けてから煮込まれる品が増えたようです。たとえば〔きも〕も注文を受けてから煮込まれます。
〔れんこん〕ができあがったのに合わせて、すでにおでん鍋に入っている〔鶏つくね〕も一緒に出してもらいます。やあ、この〔鶏つくね〕は好みだな。
1年たっても、まだまだ違う部分のほうが気になるものの、カウンターを始めとする店内の造りや、おでん鍋、そしておでんの値段、営業時間など、大きなところが同じなのは嬉しいことですよね。
1時間弱の滞在は、大瓶ビール1本と、おでんが5本で、950円でした。どうもごちそうさま。
・店情報
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コメント
なんだかんだでも、やはり前のお店のことを思い出してしまいますよね。わかりますよ、その気持ち。
投稿: おおぽん | 2012.03.29 13:58
完全に違う店になってしまっていたら、そこまで思わないのかもしれませんが、ほとんどそのままの状態の店だし、食べ物も飲み物もほぼ同じなので、かえって違う部分が目についてしまうのかもしれません。
投稿: 浜田信郎 | 2012.04.02 21:52