〔お知らせ〕 「古典酒場 Vol.11 ~絆KIZUNA酒場~」出版
不定期ながら、2007年の創刊以来、年に数冊ずつ発行されている「古典酒場」の最新刊、「古典酒場 Vol.11 ~絆KIZUNA酒場~
」(三栄書房、1,300円+消費税)が、さる3月12日に発売になりました。
2011年3月11日。 東日本大震災が起こった。 未曽有の出来事に 現実を直視できない人もいただろう。 テレビから流れ来る被災地の映像を目の当たりにし、 涙が止まらない人もいただろう。 そして 自粛ムードが漂う中、 古典酒場には、 大将や女将、そして常連さんの安否を気遣う人たちが集まっていた。 珍しい地酒、今流行りの酒肴。 もちろんそれも酒場の醍醐味だが、 根本に立ち戻ると、 やはり、そこには人がいた。 酒場とは、 人と人とがめぐり逢い、 そして 縁を紡ぐ場所でもあるのだ。
今号をつらぬく一大テーマは『絆KIZUNA酒場』。その冒頭に書かれている言葉が、上で引用した文章です。
「酒場で出逢った17の物語」ということで、『家族の絆』『師匠と弟子の絆』『男の友情絆』『店主の絆』『ママとお客の絆』『ママとちいママの絆』『大将とお客の絆』という7つの分類で、17個の、きっちりとした取材に基づく酒場ドキュメンタリーが展開されているのです。
なかでも『師匠と弟子の絆』では、埼玉・蕨「喜よし」から始まった味噌焼きが、野方「秋元屋」を経て、上板橋「ひなた」や沼袋「たつや」、都立家政「弐ノ十」といった孫弟子の店へと広がっていく元になった、「喜よし」の店主・石塚さんと、「秋元屋」の店主・秋元さんの絆が、じっくりと描かれています。
「秋元屋」の店主・秋元さんや、「たつや」の店主・藤井さんが、このブログ(居酒屋礼賛)のことにも、ちょっと触れてくださっているのを見て、驚くやら、嬉しいやら。本当にありがとうございます。
連載させていただいている「呉酒場さんぽ」も今回で3回目。今回は、“とり屋”と呼ばれている、呉の焼き鳥屋のことをご紹介させていただいています。
また、個人的にも毎回楽しみにしている居酒屋ブロガー座談会にも参加させていただいています。今回は久しぶりにメンバー6人(「橋本健二の居酒屋考現学」、「酔わせて下町」、「Y-TABEのレミング2」、「やなちゃんの大阪一人酒の日々」、「宇ち中~宇ち多゛中毒のページ」、「居酒屋礼賛」)が全員出席。酒縁の素晴らしさが体感できる酒場について話をしています。
全国の書店に置かれていると思いますが、見当たらない場合にはアマゾン等でもご購入することができますので、ぜひご笑覧いただけるとありがたいです。
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