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2012年4月

ホットバタード・ラム … バー「アンカー(ANCHOR)」(呉)

ホットバタード・ラム


 「魚菜や」を出て、2軒目は「BAR ANCHOR」へ。午後10時半の店内は、カウンター席には奥に男性二人連れ、1~2席空けて男女二人連れの合わせて4人。2卓あるテーブル席には、手前側に5人ほどのグループ(ほとんど女性で、男性はひとりだけ)です。

 そのカウンター席の、一番手前のほうに座り、すぐに出してくれたお絞りで手を拭きながら、先客のカクテルができあがるのを待ちます。

 この間に、「今日は何を飲もうかなぁ」と考えるのがまたおもしろい。ジン系やブランデー系のカクテルを注文することが多いので、今日はラム系にしてみようかな。

 そこへ、先客のカクテルを作り終えた店主・森貞さんから「なににしましょう?」と声がかかります。

「ラムのショートをお願いします」と注文。まずは強めのカクテルでガツンといってみようという考えです。

「はい」と返事した森貞さんは、シェイカーを用意して、ビターを1滴、目の前で半分にカットしてギュッと搾ったグレープフルーツを入れて、櫛切りのライムの実の部分にちょいちょいとナイフを入れて搾りいれ、ホワイトラムと氷を入れてシェイク。

「ネバダ、というカクテルです」と出してくれます。

 酸っぱさと、グレープフルーツとビターのほろ苦さが、ラムの甘みとマッチして、強いお酒なんだけどするすると飲めてしまいます。

 チャーム(席料付きで500円)として出されたのはチーズとサラミ。

 2杯目には、おそらく今シーズン最後のホットカクテルになると思うホットバタード・ラムをもらって。つまみとしてミックスナッツ(300円)を追加します。

「最近は、夏でもホットカクテルを飲まれるお客さんもいるんですよ」と森貞マスター。

「ホットバタードラムをミルクで作るのもありますよね?」と聞いてみると、

「ええ。ホットバタードラム・カウと言うんです」と森貞さん。おぉ、そうでした、そうでした。今はなき、野方のバー「PURE」でよく飲みました。

「最後の一杯は、ラムで、マティーニみたいなカクテルをお願いします」

 と注文すると、ちょっと考えた森貞さんが作ってくれたのは、クォーターデッキというショートカクテルです。

 ラムとシェリーを2:1に、ライムジュースをちょっと入れてステアして仕上げたこのカクテル。シェリーの味わいがけっこう効いているのがおもしろい。酒精をさらに強化したシェリーといったな感じです。

 マティーニにはオリーブが入りますが、こちらクォーターデッキには、桜の花の塩漬けが入っているのが美しい。

 そのクォーターデッキをぐっと飲み干して、2時間弱の滞在。カクテル3杯と、チャームに、お通しを1品追加して、今夜のお勘定は3,700円でした。どうもごちそうさま。

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ネバダ / チーズとサラミ / ミックスナッツ / クォーターデッキ

店情報前回

《平成24(2012)年4月6日(金)の記録》

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〔お知らせ〕 4月28日(土)に「ほろ酔いと~く」が開催されます!

 こんな時季なのに、数年ぶりに風邪をひいてしまいまして、金曜日の放課後から日曜日いっぱいまで、これまた久しぶりに寝込んでました。年齢とともに、治るのにも時間がかかるようになりますなぁ。。。 悲しい現実。。。

 さてさて、約1年半ぶりとなる「古典酒場ほろ酔いと~く」が、東北復興支援のためのチャリティイベント(会費から実費を除いた分を義援金として寄付)として開催されることになりました。

【開催日時】
 4月28日(土)
 開場:14時
 開催時間:14時半~16時半
 ※14時からホッピー呑めます!

【場所】
 赤坂サカスBIZタワー「DO-ZO」
 住所:港区赤坂5-3-1 赤坂BizタワーB1F
 http://r.gnavi.co.jp/g853150/

【会費】
 5000円
 (お料理+ホッピー代込)
 ※ホッピー呑み放題です!!!!

【定員】
 先着50名様(定員になり次第締め切り)

【トークショー出演者】
 渋谷和宏さん(日経BP局長)、
 ホッピーミーナさん(ホッピービバレッジ社長)、
 倉嶋紀和子さん(「古典酒場」編集長)、
 浜田信郎(「居酒屋礼賛」運営人)

【お申し込み】
 パソコンからは、http://ws.formzu.net/fgen/S56644782/

 ケータイからは、http://ws.formzu.net/mfgen/S56644782/


 詳細な情報は、古典酒場編集長のブログ記事でご確認ください。

 みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

 って、まだ声が出にくいから、当日までに風邪を完治させなきゃね。。。

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ぷっつんとろり鯛白子 … おでん「魚菜や(ぎょさいや)」(呉)

ぷっつんとろり鯛白子


 金曜日。「魚菜や」に到着したのは午後9時です。

「どっかで飲んで来たん?」

「いや、今日はちょっと出遅れて、これから飲み始めです。」

 そんなわけで、まずは生ビールをもらうと、今日のお通しは分葱(わけぎ)ぬた。この季節、分葱がシャキシャキと実にうまいっ。

 今日の「魚菜や」は、L字カウンターの縦の辺に、男女二人連れが2組。横の辺は私だけです。「魚菜や」の営業時間は夜10時までなので、残りあと1時間。すでにお客さんが多かった時間帯は過ぎているんですね。

 分葱をつまみ、生ビールを飲みながら、今日のメニューを確認します。看板には「おでん」と書かれている「魚菜や」ながら、その実態は「おでんもある、おばんざい屋」といった感じで、手作りの季節のおばんざいがおいしいのです。

 そのメニューの中に、鯛の白子煮を発見。「これはいいなぁ」と思っていたら、まるでその気持ちが伝わったかのように、女将さんからも「今日の鯛の白子はおすすめよ」と声がかかります。

「それ、お願いします。あと千福を燗でください」と即座に注文。

 出てきた鯛の白子の大きいこと。プリッと白い光沢が、みるからに美味しそうだ。これは絶対に燗酒だね。千福(特撰)の燗酒をもらって合わせる。大きな鯛の白子をプツンと噛み切ると、中はとろりとやわらかくて、ゴクンと喉を通るときに、口全体、鼻の奥全体にフ~ンとなんとも言えぬ鯛らしい、いい香りが広がる。これはまた、鯛の身を食べるよりも鯛らしいなぁ。味と香りがギュッと濃縮された感じ。その余韻に浸りつつ、燗酒をちびり。ん~~~、んまいっ!

 2組の男女は相次いでお勘定をして席を立ちます。どちらも二人で6千円前後。普通に飲んで食べると、このくらいの金額(ひとり3千円ほど)が「魚菜や」の相場だと思います。

 燗酒(千福特撰)のおかわりをお願いしておいて、次なるつまみを選びます。

 今夜の品書きは、おばんざいが、地ダコ、小いわし、タコ天、小いわし天、カキフライ、春野菜の天ぷら、鯛の白子煮、メバルの南ばん漬、フキの煮物、おから、わらびのわさび和え、海ぶどう、ちくぜん煮、ホーレン草のごま和え、うるめいわし。

 おでんは、アキレス、ロールキャベツ、はんぺん、じゃが芋、玉子、大根、こんにゃく、こんぶ、厚あげ、がんもどき、がんす、ウィンナー、きんちゃく、ごぼう天、しらたきで、関西風と関東風の両方の味が選べます。関西風おでんの代表格である“牛スジ(アキレス)”と、関東風おでんの代表格である“はんぺん”とが同居してるのがおもしろいでしょう?

 そんな中から、フキの煮物を注文します。1品目の鯛白子煮がものすごく美味しかったし、今シーズン、まだフキを食べていないので、煮物の連続となるけどフキ煮物にしたのでした。

 地元・呉でとれたというフキは、春らしいえぐみが残っていて実にいい。これを佃煮の状態にまで煮込むと、小さく小さくなってしまうんだそうです。

 10時になると閉店準備に入り、残っていたおからを少し出してくれました。

 ここのおからは、具だくさんのしっとりタイプ。殻つきの小エビなんかも入ってるのがうまいんだな。

 最後に、ほぐした梅干をまぶした小さなおむすびを2個いただいて、今日のお勘定は2,900円でした。やぁ、おいしかった。どうもごちそうさま。

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分葱ぬた / ふきの煮物 / おから

店情報前回

《平成24(2012)年4月6日(金)の記録》

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タコスには荒くれモン … 酒菜居酒屋「燻(KUN)」(呉)

メキシカンタコス


 月曜・火曜の二日連続休肝日のあとの水曜日。仕事を終えて、飲む気満々で向かったのは屋台の「燻」です。

 ここは1軒目として料理を楽しめる屋台。開店直後の7時ながら、女性ひとり客、男女4人組(男性1人、女性3人)、そして男性ひとり客と、すでに6人の先客がいて、私で7人目。開店早々、残席はあと2~3席という大盛況ぶりです。

 注文は生ビール(500円)とホルモン塩炒め(580円)。そのホルモン塩炒めは、まずフライパンで牛ホルモンを炒めて、その後、レタスとシメジを投入してサッと炒め、塩胡椒で味付け。レタスのシャキシャキ感と、ホルモンのムッチリ感とがいいバランスです。ホルモンは牛腸だけじゃなくて、他の部位も入っていて、食べやすく小さくカットされています。

 4人連れの男性客がハムステーキ・和風おろしソース(600円)を注文すると、「はいよっ」と、店主がクーラーボックスから取り出したハムステーキの分厚いこと! これもまたうまそうだ。この屋台にいると、ひとの注文するものが、全部おいしそうに見えて困ってしまう。

 生ビールに続いてはグラスワインの赤(400円)をもらって、つまみはいつものスモークチーズとナッツ(450円)です。厚めにスライスしたスモークチーズ3切れを、さらに2分割して出してくれるので、チーズは都合6個とボリュームたっぷり。ワインにもよく合います。

 最後にもう1杯、今度はグラスワインの白(400円)をもらって、メキシカンタコス(400円)を注文します。タコスは、トウモロコシの生地を薄くのばして鉄板で焼いたトルティーヤに具を盛り、好みでライムの汁をしぼってかけたり、サルサをかけて食べるもの。

 ここのメキシカンタコスは、ゆるやかに二つに折ったトルティーヤの中に、ピリ辛く炒めた肉みそ風のひき肉をまずたっぷりと入れ、その上に千切りにしたレタスを、これまたたっぷりと詰め込んだもの。

 これにタバスコや、呉(ますやみそ)で作られた調味料(ペッパーソース)である「くれモン」、もっと辛い「荒くれモン」をたっぷりとかけて食べるのがいいのです。

 個人的には「荒くれモン」をかけるのが好きだなあ。この「荒くれモン」は、呉市特産のレモンと、海人の藻塩(あまびとのもしお)を使い、生唐辛子の新鮮な辛味を生かした激辛の調味料だそうです。

 午後9時半まで、2時間半ほど楽しんで、お勘定は2,730円。どうもごちそうさま。

 帰り道、なにやら汁ものが食べたくなって、「うどんの天」で、かけうどん(450円)を食べて〆としたのでした。

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ホルモン塩炒め / スモークチーズとナッツ / 「うどんの天」かけうどん

店情報前回

《平成24(2012)年4月4日(水)の記録》

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旧友たちと松山で飲む … バー「露口(つゆぐち)」(松山・大街道)

バー「露口」


 金曜日。呉での仕事を終えてから、午後6時に呉港を出発するフェリーで松山へと向かいます。

 8時前に松山観光港に到着すると、旧友RとYちゃん(女性)が待っていてくれました。Yちゃんと会うのは30年ぶりくらい。体形はもちろん、髪形すらちっとも変っていなくてびっくりです。

 我われ男性陣は太ったり、髪が白くなったり、薄くなったりと、久しぶりに会うと、けっこう変化してる人が多いのですが、女性陣は変わらない人が多いですねぇ! 日々の精進が違うんでしょうか。

 Yちゃんの時間はピタッと止まっていて、旧友Rと私の二人だけが30年分の年を取ったような、そんな感じ。それなのにYちゃんの二人のお子さんが27歳と25歳で、それぞれ社会人だと言うんだから、ますますびっくりですよねぇ。

 そんなわけで向かった1軒めは、旧友Rが最近よく行っているという二番町(=松山の飲み屋街)の焼き鳥屋、「炭心(すみしん)」です。仕事を終えた旧友Tも、この店で合流です。

 店の外には看板もないような、まるで隠れ家風の焼き鳥屋にもかかわらず、金曜日の店内はほぼ満席。人気店なんですね。「ここの焼き鳥がうまいんじゃ」と旧友Rがすすめてくれるとおり、本当に焼き鳥がうまい。

 カウンター8席ほど、テーブル席も8席(4席×2)ほどのお店を、店主夫婦が切り盛りしていて、焼き鳥を焼くのはご主人が、飲み物をはじめ、店内のやりくりは奥様が担当している様子。お客さんが多いので、焼いても焼いても間に合わないくらいの状況ですが、1本1本、じっくりと気合を込めて焼き上げてくれます。

 ひとしきり食べて飲んだところで「炭心」を出て、2軒目は松山を代表する老舗バー、「露口」です。「炭心」と「露口」とは、同じ通りの、数軒どなりという関係。前回、「露口」の後に行った、うどんの「石松」も、この両店の間にあります。

 金曜日ながら、午後11時という遅い時刻だからか、カウンターのみの「露口」も、奥のほうに4~5席分の空きがあり、我われ4人はそこに並んで座ります。(実は「炭心」を出る直前に、旧友Rが「露口」に電話してくれて、入れることを確認してから向かったのでした。)

 ここに来たら、なんといっても角ハイボール。そのハイボールを4杯もらって、改めて乾杯です。

 ここのハイボールは8オンス(240ml)のタンブラーに、50mlのウイスキーが入る、昔ながらの濃いタイプ。この濃さがおいしいのです。

 しかしながら、日ごろ家族で飲むのはビールがほとんどというYちゃんには、このハイボールはちょっときつかったようで、「もうちょっと薄いカクテルをお作りしましょうね」と、露口さんが作ってくれたのはキウイのグラスホッパー。

 本来のグラスホッパーはグリーン・ペパーミント・リキュールと、ホワイト・カカオ・リキュール、そして生クリームをシェークして作るショートカクテルですが、今回作ってくれたのは、キウイジュースがたっぷりと入った、アルコール分が弱めのロングカクテルです。

「お洋服の色と合わせてみました」と露口さん。な~るほど、そういうことだったんですね。淡いグリーンが春らしいですね。

 あっという間に「露口」の閉店時刻(午前0時)。お勘定は4人で6,700円でした。

 4人とも帰り道が同じ方向なので、1台のタクシーに乗り込んで、ひとりずつ順番に降りながら帰宅したのでした。

 今日はわざわざ集まってくれて、ありがとうね!

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角ハイボール / 朝子ママ / キウイのグラスホッパー

・「露口」の店情報前回

《平成24(2012)年3月30日(金)の記録》

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軽~く晩酌のつもりが … 「森田食堂(もりたしょくどう)」(呉)

湯豆腐と刺身で晩酌


 晩酌で飲んで、食事も済ませて帰ろうと向かったのは、呉駅のすぐそばにある大衆食堂、「森田食堂」です。

 店に向かいながら、メニューの組み立てをシミュレーション。あれこれと考えた結果、自分の頭の中では、まずは刺身と湯豆腐で燗酒を飲み、小めしとお新香を追加して、湯豆腐の汁(つゆ)を吸い物代わりに食事も済ませるという案に固まりました。

 店に着いたのは午後6時40分。「こんばんは」と入った店内には、2列に並んだ長テーブルの奥側に3人、手前側に1人、そして右手のカウンター席に1人という先客。

 まずは陳列棚に並ぶ刺身(各500円)を確認すると、白身の刺身があったので、それを手に取って、手前側の長テーブルの一角に腰を下ろすと、すぐに女将さんが「ビール?」と聞いてくれます。そういや、ここに来ると大瓶ビール(510円)からスタートすることが多いですね。

「いや、今日は最初から熱燗(300円)でお願いします。あと湯豆腐(300円)もください」

「はいよっ」と注文が通り、まずは女将さんが刺身の醤油皿に醤油を入れてくれて、ほとんど待つこともなく燗酒も出されます。湯豆腐も待たない。このスピードが「森田食堂」ですねぇ。どの料理も3分以内に出すことを目指しているそうです。すばらしい。

 大正2(1913)年創業の「森田食堂」は、食材の仕入れも昔のまんま。魚は本通りの老舗「森鮮魚店」から、みそは吉浦の老舗「よしの味噌」からと、食材すべて1種類ごとに、昔から続く1つの仕入れ先から仕入れます。

 だからお米がなくなると、お米の仕入れ先に「森田です」と電話するだけで、いつもの品がいつものように届きます。玉子もそう、醤油もそう。

 昔はどのお店もそうだったらしいのですが、今では逆に珍しいかもしれませんね。

 刺身と湯豆腐が、燗酒に合うからか、1杯目の燗酒(白牡丹)は、自分でも驚くほど早く空いてしまいました。事前シミュレーションでは、ここで小めし(170円)とお新香(200円)なのですが、それではちょっと飲み足りない。

 もう1杯、燗酒をおかわりしておいて席を立ち、棚から取ってきたのはお新香です。キュウリ、ナス、白菜のぬか漬け盛り合せ。このお新香が、甘めの白牡丹によく合って、2杯目もすいすいとお腹の中へ。

 3杯目は趣向を変えて、「華鳩」のにごり酒(300円)をもらうことにしました。メニューには「おり酒」と表記されていて、冷蔵庫で一升瓶ごと冷やされているものが、冷たいまま出されます。にごり酒のつまみは、湯豆腐の汁(つゆ)。冷たいお酒に温かい汁の組み合わせがいいですね。

 最後は小めし(170円)とみそ汁(100円)をもらってシメ。めしと共に出されるタクアン2切れと、みそ汁をおかずに、がっつりと白ごはん。小でもかなりの量があります。

 ここ「森田食堂」は、外の緑のファサードテントにも『めし・丼物・酒肴 森田食堂』と書かれているとおり、めしと丼もの、そして酒の肴が売り。この時間帯は飲んでる人が半分、食べてる人が半分といった感じです。

 軽~く晩酌のつもりが、しっかりと飲んで、しっかりと食べて、今日のお勘定は2,170円でした。どうもごちそうさま。

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漬物(ぬか漬け) / 華鳩にごり酒 / 小めしとみそ汁

店情報前回

《平成24(2012)年3月29日(木)の記録》

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今日で閉店なんだけど … 「有象無象(うぞうむぞう)」(呉)ほか

「有象無象」でラム・ミスト


 「有象無象」が今日で閉店ということで、月刊「くれえばん」の木戸編集長と共に、閉店間際の「有象無象」にやってきました。

 店内にはいつもの常連さんがちらりほらり。おおかたの常連さんは、もう帰られたそうです。

 まだ「トロワ・リビエール」のラム酒が残っているということで、そのラムをミストスタイル(小さい氷たっぷりのロック)でいただきます。

 今日で閉店の「有象無象」ながら、店主・アヤさんも、常連のみなさんもそれほど暗くないのには理由(わけ)がある。実はアヤさんは、すぐ近くにある、戦後すぐに創業した小さなビアホール「オオムラ」を継ぐことになったのです。

 「オオムラ」の店主が体調不良で休店となったのは、昨年の春先のこと。それ以来、養生を続けられているそうなのですが、まだまだ復帰されるのはむずかしいらしく、アヤさんとお二人で相談されたうえで、アヤさんが「有象無象」を畳んで、「オオムラ」を継ぐことにしたんだそうです。

 「オオムラ」の生ビールサーバーは、創業当時(戦後すぐ!)からそのまま使い続けている、大きな氷冷式のサッポロ生ビールサーバー。今や骨董品的価値もありそうで、今後もしも撤去することがあれば、そのまま「ヱビスビール記念館」に寄贈して展示しもらうのがいいんじゃないかと思われるような品物なのです。

 構造的には今の生ビールサーバーと同じで、樽に詰めたビールを炭酸ガスの圧力で送りだし、そのビールがチューブを通って注ぎ口にやってくるまでの間に冷却するというもの。ただこのチューブが、氷蔵庫の中を通って『ゆるやかに冷やされる』というところが重要なようで、きめ細かい泡立ちの、とても飲みやすい生ビールとなって出てくるのです。

 しかしながら、この生ビールサーバー、1年以上使っていないので、それがうまく復活するかどうかが大問題。しかもこの1年間の間に、呉の最後の氷屋さんも閉店し、氷も広島から仕入れないといけない状況になっています。

 これまで「オオムラ」を担当してくださっていたサッポロビール営業の人たちとも連携を取りながら、4月末ごろのオープンを目指して、店内の改装などを行っていきたいとのことでした。

 今日は1軒目として屋台の「」へ。前回、他のお客さんが食べていて、とてもおいしそうだった、モッツァレラチーズの揚げ出し(580円)や、あつあつつぼ焼きパイ(680円)をいただきました。

 モチッとした食感で、和風だしともよく合うモッツァレラチーズ。オーブンで焼きたてのパイをサクサクと崩しながらいただく熱々のシチュー。予想どおりのおいしさでした。こんな料理が屋台で食べられるのがおもしろいなぁ。

 2軒目は「魚菜や」。音戸の「華鳩(はなはと)」を燗酒でもらって季節の竹の子(煮物)をいただき、黒瀬の「桜吹雪 薄にごり」の冷酒で、これも季節の分葱(わけぎ)ぬた。

 「魚菜や」の先客は木戸編集長のほか、中国新聞のHさん、読売新聞のFさんと、今日はメディア関係者ばっかり。

 Fさんだけが遠くに離れて座っているし、お酒も飲んでいないようなので不思議に思っていたら、どうやら風邪を引いたらしくて、調子が悪いんだそうです。それでみんなに風邪をうつしちゃいけないと、あえて遠い席に座っているとのこと。ノンアルコールでお食事を済ませると、マスクをして早めに帰途につかれました。

 そしてここで、木戸編集長から「有象無象」閉店の話を伺って、3軒目として「有象無象」に伺ったのでした。

 「有象無象」がなくなるのは残念ですが、新生「オオムラ」、ものすごく楽しみです。

 なお、「有象無象」のほうも、後継となる人がすでに決まっているんだそうで、こちらももうしばらくすると新しい店としてオープンしそうです。

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「燻」モッツァレラチーズの揚げ出し / あつあつつぼ焼きパイ / 「魚菜や」竹の子煮

・「」(前回)/「魚菜や」(前回)/「有象無象」(前回

《平成24(2012)年3月28日(水)の記録》

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街の定番、うどん定食 … そば処「平原(ひらはら)」(呉)

うどん定食


 大阪の人は、お好み焼きをおかずにご飯を食べると聞いて「えぇ~っ?」と思っていたけど、呉の人は、うどんをおかずにご飯を食べます。「うどん定食」というメニューは、呉のうどん屋や食事処では定番のメニューなのです。

 ほとんどの場合、うどん定食を注文すると、かけうどんとご飯に、おかずが1~2品、そして小皿の漬物が出てきます。

 この組み合わせで、かけうどんのところが、みそ汁だったら、ごく普通の定食だな、と思うので、どうやらかけうどんは、みそ汁の代わりのようなんですね。でも、ほとんどの場合、きっちりと1人前の、立派なかけうどんなので、それだけでボリュームもたっぷりです。

 私は、呉から見ると瀬戸内海の対岸の松山の生まれですが、松山にいたころ(高校を卒業するまでなので、何十年も前の話)は、うどん定食というメニューはなかったと思います。うどんに添えるものと言えば、巻寿司かいなり寿司。それも1~2個、ちょっとつまむ程度でした。あくまでもうどんがメインで、巻寿司、いなり寿司は添え物。主従がはっきりとしていたのです。

 ところがこのうどん定食ときた日には、「ごはんとうどん、どっちが主食?」 みたいな感じ。ダブル炭水化物のダブル主食ですよねぇ。

 あまり近隣の町に出かけていないのでよくわかりませんが、広島や岡山のほうでも、うどん定食はよくあるメニューなのでしょうか? もしかすると西日本地区、全体?

 日曜日の今日も今日とて、昼から「平原」で、うどん定食(400円)。

 この店では定食のおかずは日替りの3品から選べ、今日は、切干大根、冷奴、コロッケから1品を選ぶようになっています。その中からコロッケを選択すると、うどん定食と一緒に、ウスターソースの小さなボトルもついてきました。

 首都圏の立ち食いそば屋には、コロッケそばというメニューもあるくらいなので、このコロッケもうどんの上にのせて食べようかなと、ひと口味見をしてみたところ、これがちょっと甘め。これはウスターソースでいただくほうがおいしそうですね。

 自分で選ぶおかずの他には、サラダ(千切りキャベツ+ドレッシング)と、漬物+昆布佃煮(ともに少量)が付いています。ここのごはんは小ごはん程度なので、あまり腹いっぱいにはならなくてちょうどいいですね。

 うどんがのびてしまわないように、まずはうどん(麺)から食べはじめ、7~8割がた麺を食べたところで、汁(つゆ)を吸い物代わりにしながら、ごはんとおかずへと進むのが、今のところの私のやり方。

 ラーメンライスのときには、ラーメンの麺をごはんの上にのせて、一緒に食べたりもするんですが、うどんだとそのやり方は合わない気がします。

 日曜日のちょうど昼どきとあって、店内のほとんどのお客さんは食事モードなのですが、ふらりと入ってきた作業服姿のお兄さんは、中瓶ビール(450円)にチキンナゲット(230円)をもらって飲み始めます。

 チキンナゲットの他にも、湯豆腐(200円)、板わさ(180円)、枝豆(150円)、フライドポテト(180円)、冷奴(150円)と、単品のつまみもいくつか並んでいるので、特に夕方以降は、ちょいと飲んでから食事に移る人も多いのです。

 グイッと瓶ビールを飲み干したお兄さんは、追いかけるように冷たい山かけそばとカツ丼をセット(900円)で注文して、出てくるやいなや、ワッシワッシと一気に完食。実に気持ちのいい食べっぷりです。

 お兄さんがものすごい勢いで食べ終えるのを最後まで見届けてから、私も店を出たのでした。やぁ、満腹、満腹。

店情報前回

《平成24(2012)年3月25日(日)の記録》

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ソーセージで生ビール … 屋台「燻(くん)」(呉)

ソーセージ盛り合わせ


 土曜日の今日は屋台の「燻」へ。ここは屋台なのに料理の種類が多いので、食事のために利用するお客さんも多いのです。

 まずは生ビール(500円)とソーセージ盛り合わせ(500円)を注文すると、すぐに生ビールが出されて、ソーセージ盛り合わせの調理に入ります。

 せまい屋台の中にコンロが5口もあって、ほとんどの料理は注文を受けてから作ってくれるのですが、その早いこと早いこと。見ていて気持ちがいいほど手際(てぎわ)がいいのです。

 ソーセージ盛り合わせは、それぞれ異なる種類のソーセージ5本を焼きながら、それと同時に揚げ物用の鍋では、添え物のフライドポテトが揚げられます。ソーセージを焼いた鉄板にフライドポテトを盛り付け、横に粒マスタードを添えて、食べやすいようにソーセージを長さ方向に2つに切ったらできあがり。熱々のソーセージに、生ビールがよく合うこと!

 そこへ入ってきたのは、若い女性のふたり組。スモーク鴨のサラダ(480円)、ポークステーキ(シャリアピンソース、600円)、海老のマヨネーズソース(600円)、モッツァレラチーズの揚げ出し(580円)などを一気に注文して、食事中心のオーダーです。この屋台はそういう注文も多いのです。

 モッツァレラチーズの揚げ出しは、揚げ出し豆腐の豆腐が、チーズに変わったもの。和風のつゆもたっぷりと、おいしそうです。

 他の人が注文しているものが、いちいち全部おいしそうなのが、この屋台のいいところでもあり、悪いところでもあり。おいしそうだけど、とてもすべては食べられないので、いつも「後ろ髪を引かれ気味」で帰らないといけないのが悪いところです。

 ソーセージ盛り合わせで生ビールを飲み干して、続いては麦焼酎(400円)を水割りでもらって、つまみにはスモークチーズとナッツ(450円)を注文します。

 スモークチーズとナッツは、厚めに切ったスモークチーズ3枚を、さらに半分に切って都合6個分にして並べたものに、バターピーナッツが盛られます。大好物の1品で、この屋台に来ると、よくこのスモークチーズとナッツをいただいているのです。

 先ほどの女性ふたり組は、お勘定(二人分で)3千円ほどで店を後にします。あんなにたくさん注文した割には安いですよねぇ。呑兵衛の場合は、飲み物代がかさんじゃうんですね、きっと。

 新たに入ってきた男性ひとり客は、お酒(宝寿、400円)とスモークチキン(550円)を注文。スモークチキンは、かたまりの肉のままの状態で冷凍気味に保存されていて、それを電子レンジで弱めに解凍して、刺身のようにカットして皿に丸く並べ、バーナーで上から炙って仕上げます。

 「燻」という店名からもわかるように、燻製料理はこの店の目玉のひとつで、すべて店主・古田丈太郎(ふるた・じょうたろう)さんが自分で作るのです。

「近所迷惑にならないように、2週間に1度くらい、日曜日に虹村(呉市の多目的広場)に行って作るんですよ。その日は、ほぼ燻製作りでつぶれちゃいますねえ」と古田さん。

 麦焼酎を飲み終えて、珈琲焼酎(400円)をもらうと、季節がらお湯割りで出してくれました。この珈琲焼酎、お湯割りの他にも、水割り、ロックでいただくことができます。本来は丸ごとのコーヒー豆から抽出したほうが味も香りもいいんだけれど、できあがるのに時間がかかるので、ここの珈琲焼酎は挽いた豆から抽出しているそうです。

 その珈琲焼酎を飲み干して、今日のお勘定は2,250円でした。

〈おまけ〉 今日、土曜日の昼食は、先週うかがって、やや甘めのつゆの〔かけうどん〕(330円)がおいしかった「山乃家」で、ボリュームたっぷりの〔うどん定食〕(590円)。うどん定食には、うどんの他、日替わりのおかず3品と、熱々ごはんをその場で握ってくれる〔温むすび〕が2個付きます。「山乃家」は2軒あるのですが、中通4丁目の店は午後9時まで開いているのがうれしいですね。(花見橋通りにあるもう1軒の「山乃家」は、午後7時までの営業です。)

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スモークチーズとナッツ / コーヒー焼酎・湯割り / 「山乃家」うどん定食

・「燻」の店情報前回

《平成24(2012)年3月24日(土)の記録》

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一発できれいな泡立ち … バー「アンカー(ANCHOR)」(呉)

アンカー・スチームビール


 料理屋「」からの帰り道、最後にもう1軒と立ち寄ったのは、中通郵便局の向かい側の路地の中、ビルの2階にある「BAR ANCHOR」(店の公式HP)です。

 今日は1軒目、2軒目(=「灘」)と、主として燗酒を飲んできたので、ここでの1杯目はビールをいただきます。

 「BAR ANCHOR」には生ビールは置いていません。

 前からよく書いてきましたが、現在は(というか、ずいぶん前から)生ビールも、瓶ビールも、缶ビールも、同じ銘柄ならば中に詰められているビールは同じものです。ビールは鮮度が大事。どんどん回転する新鮮なビールのほうがおいしいのです。

 なので、ビアホールなどのように、生ビールがどんどん回転している店であれば、生ビールがおいしい。しかし、それほど回転しないで、ずっと置いているような生ビールであれば、むしろ開けたての瓶ビールや缶ビールのほうがおいしいことが多いのです。

 しかも生ビールサーバーは、ビールの通り道に長いチューブもついているので、味や香りを保つためには、このチューブを毎日掃除しないといけません。これがまたけっこう大変な作業らしいのです。

 そんなこともあって、手軽においしいビールを味わおうと思ったら、むしろ瓶ビールのほうがいいということで、ここ「BAR ANCHOR」には瓶ビールしか置いていないのでした。その銘柄はアンカー・スチームビール、アンカー・リバティエール、アンカー・ポーターというアメリカの3種(各800円)と、イギリスのギネス・スタウト(缶ビール)です。

 お店の名前が「BAR ANCHOR」だから、アメリカを代表するマイクロブルワリー「アンカー・ブルーイング」社のビールを出してるんですね。

 その中からアンカー・スチームビールを注文すると、ものすごくきれいな泡を立てながら注いでくれます。一発でこの泡立ちが切れられるのが、バーテンダーならではですよね。真似してやってみても、こう美しくは泡立たない。3回くらいに分けて注ぐと簡単なんですけどねぇ。。。 プロは違うなぁ、といつも思わされます。

 今日のチャーム(チャージ込みで500円)はブルーチーズと蜂蜜。クラッカーにのせた状態で出してくれます。

 ミックスナッツの小(300円)ももらって、今宵最後の1杯はギムレット(1,000円)。ジンベースの甘酸っぱいショートカクテルで〆て、お勘定は2,600円でした。ごちそうさま。

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チャーム(ブルーチーズと蜂蜜) / ミックスナッツ / ギムレット

店情報前回

《平成24(2012)年3月23日(金)の記録》

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春にはホクッと若竹煮 … 料理屋「灘(なだ)」(呉)

春にはホクッと若竹煮


 生ワカメがおいしい季節ですが、竹の子も出てきましたねぇ。そうなると、なんといっても若竹煮で燗酒です。

 今日は仕事関係の飲み会のあと、ひとりで「灘」にやってきて、まずは生ビールをもらって、若竹煮を注文すると、お通しはアサリとワカメのぬたが出てきました。ワカメがかぶっちゃいましたが、好物なので問題なしです。

 最初の生ビールをキューッと飲み干して、すぐに剣菱(けんびし)の燗酒に移行します。

 注文を受けてから作ってくれる若竹煮は、竹の子のホクッとした食感と、鼻の奥から漂いのぼる若い竹の子ならではの香りが、とても心地よい。たっぷりのワカメもおいしいですねぇ。

 ぬたのワカメと、若竹煮のワカメは、同じワカメながら食感も味わいも違っていておもしろい。

 今週は、火曜日から、金曜日の今日まで、4日連続の仕事関係の飲み会でした。3月末は送別会があったり、仕事の打ち上げ会があったりと、なにかと飲む機会が多いのです。

 初日の火曜日は、“海軍さんの料亭”として知られる、明治36(1903)年創業の老舗料亭「五月荘」で送別会。女将さんが「音戸の舟唄」を踊ってくれました。

 水曜日も、東京へ転勤する仲間の送別会。呉に数多い“とり屋”の1軒で一次会です。

 刺身盛り合せから始まって、串カツ、焼き鳥、天ぷら盛り合せと、実に“とり屋”らしい料理が出てきます。

 飲み物は飲み放題。私は最初にちょっとビールをもらった後は、ずっと燗酒をいただきます。若手のメンバーは、ビールで乾杯した後は、みんなカクテルに移行。これが今風なのかなぁ。

 2軒目はスタンド「シロクマ」。飲んで、歌って、店のおねえさんとしゃべって。男ばかりだと、ついつい仕事の話になりがちですが、おねえさんが会話に加わると、ぐんと弾けてきますねぇ!

 3軒目は、5人で屋台の「八起(やおき)」を目指したものの、さすがに5人は入れません。すぐ近く(堺川の反対側)にある店舗の「八起」で〆とします。屋台の「八起」と、店舗の「八起」は、兄弟でやっているお店で、メニューの内容も同じです。

 “とり屋”で始めて、“スタンド”で歌い、そして“屋台”で〆る。これが、みんなで飲むときの、呉の典型的なパターンです。

 四夜連続の三日目となる木曜日は、3月末で終了する仕事の打ち上げ会。またまた“とり屋”の1軒で、みそだき、刺身盛り合せ、串カツ、焼き鳥、鶏唐揚などなど。

 私は今日も、最初にちょっとビールを後は燗酒です。

 呉の酒場では、日本酒はまず外(はず)れがない。どんな安い店で飲んでも(ただしチェーン店は除く)、不味くない(=それなりにおいしい)日本酒が出されるのは、酒どころならではかもしれいませんね。

 そして、最終日、四日目の今日は、創作料理っぽい居酒屋での懇親会。客は予約のグループ客のみで、我われも含めて3組22人ほど。この人数をたった3人(調理担当の男性と、ホール担当の若い女性アルバイト2人)で切り盛りするので、酒の出も、料理の出も遅いこと遅いこと。しかし、ものすごく飲んだのにお勘定は安くて、6人で20,500円(ひとりあたり3,420円)ほどでした。

 その懇親会を終えて、解散したあと、「金曜日だから、もうちょっと飲むか!」ということで、ひとりでここ「灘」へとやってきたのでした。

 剣菱の燗酒をおかわりして、2品目は小イワシのバター焼きをいただきます。その料理名のとおり、バターでサッと炒めた小イワシを、なんとポン酢醤油をつけていただきます。これがまた、とても美味しいからおもしろい。

 店主の灘さんご自身がバターが好きなので、バターを使った料理は多いんだそうです。

 午後9時半から11時半まで、2時間ほどの滞在。生ビール+燗酒2本と、料理2品+お通しで、お勘定は2,940円でした。どうもごちそうさま。

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お通し(アサリぬた)と生ビール / 若竹煮 / 小イワシのバター焼き

店情報前回

《平成24(2012)年3月23日(金)の記録》

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串カツをつまみに燗酒 … 御食事処「寿(ことぶき)」(呉)

串カツをつまみに燗酒


 2軒目は、うどんの「よしのや」からもほど近い場所にある、御食事処「寿」です。

 ここは陳列棚に並ぶおかずを勝手に取ってきて、お酒やご飯をもらって飲食するタイプの大衆食堂。首都圏にあるような、『本格的な大衆酒場』(ごはんや麺類は置いていない)を見かけない呉の飲み屋街において、大衆食堂は朝から飲むことができる大衆酒場としての役割も担っています。

 特に今日、日曜日は「森田食堂」も「くわだ食堂」も定休日とあって、大衆食堂としては、ここ「寿」(火曜と第2月曜が定休)が独占状態になるのでした。

 しかも「寿」は、若いお孫さん(美人!)が跡を継ぐことになって、店内を改装して、真ん中にカウンター席ができたり、メニューも新しく書き換えられたりと、活気にあふれているのです。

 午後5時前の「寿」は、ひとり客のおっちゃんだらけ。それぞれが1テーブル(4人掛け)を独占して、テレビのある入口側に向かって座っています。同じく、ひとり客のおっちゃんである私も、空いているテーブルに、テレビのある入口側に向かって座りながら、「いらっしゃい」と声をかけてくれるおばちゃんに燗酒を注文します。

「白牡丹でええ?」とおばちゃん。

「うん。それでええよ」と答えてから、改めてメニューを見てみると、前は白牡丹しかなかった日本酒に、千福も加わっています。どちらも佳撰(昔の二級酒、普通酒)が400円。白牡丹だけ上撰(昔の一級酒、本醸造酒)も選べて、こちらは450円。

 酒どころであり、今でも日本酒を飲む人が多い呉では、なにも言わずに注文すると、普通酒(昔の二級酒)が出されます。上撰(本醸造酒)をたのもうとしても、店によっては、

「二級のほうがおいしいけえ、二級にしときんさい」

 とすすめられることもあるほどです。まあ、たいていの日本酒が、普通においしいと思います。

 料理と一緒に飲むときは、この“普通においしい”くらいがちょうどいい。“特別においしい”お酒だと、そっちに気がいってしまって、せっかくの料理が楽しめないこともあります。

 その燗酒は、チロリできっちりと正一合が出され、それとは別にグラスが出されます。正一合のお酒は、このグラスに3杯分ほど。けっこう飲んだ気になれます。

 そして陳列棚から取ってきたおかずは、〔豚ネギ串カツ〕(300円)です。席に戻ると、おばちゃんが「あっためようね」と、その皿を持って行って電子レンジで温めてくれました。横に野菜の天ぷらも添えられてる(面積的にはむしろそっちのほうが大きいくらいである)のがうれしいですね。

 ウスターソースをかけていただく串カツのおいしいこと。呉で串カツというと、焼き鳥の“ねぎま”に衣を付けてカツにしたものが出ることが多いので、豚肉の串カツは久しぶりな感じです。

 燗酒のおかわり(400円)をもらって、おかずは〔とろろ酢〕(150円)と〔サラダ〕(150円)を持ってきます。

 とろろ酢は、山芋をすったものの酢のもの。ツルツルっと流し込むように食べることができて、それでいてコクのある味わいが、燗酒によく合います。

 サラダは、小鉢に千切りキャベツにキュウリ2切れ、ミニトマト1個、スライスしたゆで卵2切れ、そしてポテトサラダが盛り合わされているものに、マヨネーズをちょいとかけてもらっていただきます。

 燗酒2合に、おかずが3品。2時間ほどの滞在は1,400円でした。

 1軒目の「よしのや」は、うどん屋なのに、だれもうどんを食べずに飲んでるだけ。2軒目の「寿」も食堂なのに、みんなが飲んでるのがおもしろいなぁ。営業時間中のほとんどが酒場として機能していて、食事時だけ、うどんやごはんも出るんでしょうね。

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改装された「寿」の店内 / とろろ酢 / サラダ

店情報前回

            ◇   ◇   ◇

かけうどん


 「寿」を出たところで午後6時半。帰り道に「山乃屋」で、かけうどん(330円)をいただいて、本日の夕食とします。

 「山乃屋」は、来年(2013年)に、製麺業として創業70年、うどん屋として創業40年を迎える、呉を代表する老舗うどん屋です。残念ながら飲み物は小瓶のビール(400円)しか置いておらず、またつまみとなるような品も、特にはありません。うどん定食のおかずは、いいつまみになりそうなんだけど、それだけ単品では頼めないんだろうなぁ。

 かけうどんとはいうものの、そのトッピングは、刻み揚げ、天かす、とろろ昆布に刻みネギ。細うどんによく絡むようにと、たっぷりと張られたつゆは、ダシがよく効いた甘めの味つけ。「山乃屋」のつゆは、多くの客が飲み干します。あぁ、このつゆで冷酒を飲んだら、どんなにうまいだろうと思いながら、つゆまですっかり完食。ごちそうさまでした。

《平成24(2012)年3月18日(日)の記録》

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うどん屋だけど酒場? … うどん「よしのや」(呉)

うどん「よしのや」


 創業50年を超える老舗うどん店、「よしのや」にやってきました。

 鋭角の角地にある「よしのや」は、カウンター10席程度だけの小さなお店。その小さな店内に、日曜日の昼下がりから呑兵衛(のんべ)が集結しているようなのです。

 私がそのことに気が付いたのは、2月のある日曜日のことでした。その日は、なぜかカレーが食べたい気分で、昼過ぎに社宅を出て呉の商店街付近をぶらぶらと散歩し、れんが通り北口交差点を左に折れたところ、ちょうど目の前に、以前から行ってみたいと思っていた「よしのや」が出現したのでした。

(おぉ、そうだった。「よしのや」はうどん屋だけど酒も飲めると聞いたなぁ。ここでカレーうどんを食べながら、店内の様子も確認してみるか。)

 と店内へ。うなぎの寝床のように細い店内は、先に書いたとおりカウンター席のみで、入口から見ると8席ほどの直線カウンターに見えるのですが、実は奥の部分で左に直角に折れていて、その先にも2人ほど座れるL字のカウンターになっているようです。

 入り口にいちばん近い席で、女性(のちに女将と判明)がひとりでうどんを食べていて、2席くらい空けて、その奥は直線部分はずらりと5人ほどのお客が(空席なく)並んで座っている状態。

 空いてる2席のひとつに腰を下ろしていると、一番手前にいた女性(=女将)がスッとカウンターの中に入って、「なんにしますか?」と聞いてくれます。

「カレーうどんをお願いします。」

 そう注文しておいて、改めて他のお客さんの様子を確認すると、ずらりと並ぶお客さんたちは、小皿の料理などをつまみに、みんなビールや酒、焼酎などを飲んでいるのですが、その料理のメニューはどこにも見当たりません。右隣のおじさんなんて、鯛の刺身をつつきながら、燗酒を呑んでるんだけどなぁ。

 ゆで温めた麺を湯きりして丼に移し、上からカレーをかけたら、カレーうどん(650円)のできあがり。普通のカレーよりは、ちょっとゆるめのルーが、細うどんによく絡みます。よく煮込まれた、ちょっと厚めの牛肉が2切れほど入っていて、噛むとほろほろ崩れるほど柔らかい。

 再びカウンター席にもどった女将さん(私の左どなり)から声がかかります。

「今はええ天気になったけど、朝は雪が降ってびっくりしたねぇ。」

「そうなんですか。今日は起きたのが遅かったんで、その時にはもういい天気でした。このカレーうどん、飲んだ次の日にちょうどいいですね。食欲がなくても食べられそう。」

「ほうでしょう。二日酔いの人に人気があるんですよ。そんなときに、みんなが飲みよって悪いねぇ。私もうどん食べながら、ビールを飲みよるんよ(笑)」

「いやいや、みなさん楽しそうで、いい感じですねぇ。私も今度は絶対飲みに来ます!」

 そんなわけで、満を持して、今日の再訪となったのでした。

 店に着いたのは午後3時。今日もまた、カウンターの手前2席くらいしか空いておらず、その奥にずらりと並ぶお客さんたちは、やっぱりみんな飲んでいます。

 空いた席に座り、「なににする?」と聞いてくれる女将さんに「ビールをお願いします」と注文すると、すぐに瓶ビールが出されます。

「今日はジャガイモのきんぴらと、コノシロの唐揚げに甘酢餡(あん)をかけたのがあるけど、食べる?」と女将さん。

「はい。いただきます。」

 なるほど。メニューにはないけど、こうやって聞いてくれるんですね。

 この店では日替り定食(普通の定食は700円、みそ汁の代わりに小うどんにすると750円)も出していて、今日の日替り定食のおかずが、ジャガ芋きんぴらと、コノシロ唐揚げ甘酢餡かけの2品だったようです。みなさん、基本的にこのおかずをつまみに飲んでるんですね。

 小骨の多いコノシロは、細かく骨切りしたものを唐揚げにしていて食べやすいし、なにしろ味がいい。

「コノシロのこの料理は初めて食べたんですけど、おいしいですねぇ!」

「私はこれが大好きなんよ」と女将さん。

 瓶ビールに続いて、燗酒をもらうと、それに合わせてお新香を出してくれます。お新香を食べ終えるタイミングで、スナック菓子(乾きもの)も出してくれました。

 午後4時も回って、すでにお勘定をして席を立つお客さんも出てきています。昼の11時半から、夜7時半までしか営業していない「よしのや」にとって、この時間帯はもう終盤戦。常連のみなさんは、もっと早い時間帯にやってくるんでしょうね。

 午後4時半まで、1時間半ほどの滞在。お勘定は1,500円でした。どうもごちそうさま。

店情報

《平成24(2012)年3月18日(日)の記録》

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店情報: うどん「よしのや」(呉)

    よしのや
  • 店名: うどん「よしのや」
  • 電話: 0823-21-8950
  • 住所: 737-0051 広島県呉市中央4-3-10(シャンピア中央1F)
  • 営業: 11:30-19:30、火休
  • 場所: れんが通りを北に抜け、「れんが通り北口」信号交差点を左折して、市役所方面に進み、堺川をまたぐ橋を渡った左手。
  • メモ: 親子2代にわたって50年以上続く、うどんの老舗。ダシはカツオ、昆布、能美島の玉萬寿(たまます)醤油、隠し味に蜂蜜。他の店の細うどんよりは、やや太め(でも細麺)でコシがある麺は、ダシとのバランスもいい。日替りの定食にも人気があり、休日はその定食のおかずをつまみに、昼間から飲める酒場と化している。
    お昼定食(日替おかず・小鉢・味噌汁・ごはん・つけもの)700、うどん定食(日替おかず・小鉢・小うどん・ごはん・つけもの)750、うどん・そば各400~(きつね・わかめ・肉・こぶ等のトッピングあり)ぜいたくうどん(天ぷら+玉子+わかめ+肉)750、鍋焼きうどん680。〔夏季〕抹茶ざるそば600、冷しそうめん600、冷かけとろろそば700円など。(2012年3月調べ)

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ぐるりと広でハシゴ酒 … やき鳥「第五鳥八(だいごとりはち)」(新広)ほか

「来々軒」餃子


 土曜日の今日は、昼からの~んびり飲もうと、電車に乗って広(ひろ)にやってきました。

 1軒目として目指したのは、手打ちうどん「(みね)」。まずは、うどんやおでんでちょいと1杯飲もうかという考えで、店に到着したのは午後1時。昼食客が引けてくる時間帯を狙ったつもりなのですが、さすがは人気の「峰」。この時刻だと、まだまだ店内はいっぱいでした。

 こんな満席状態の中で、の~んびりとお酒を飲むのはちょっとはばかれるので、別の店からスタートすることにして、今来た道を引き返し、次に向かったのは広郵便局近くにある中華食堂「来々軒」。なんとこちらは先客なしです。店内にはカウンター席もテーブル席もあるのですが、他にお客さんもいないことなので、ゆったりと4人用のテーブル席を使わせてもらい、店内に流されているテレビを見ながら、大瓶ビール(500円)に餃子(8個500円)です。

 昼間っから遠慮なく飲めるのが食堂のいいところですが、他に同好の客がいないと、ちょっと寂しいですね。本日の1軒目、お勘定は1,000円でした。


「峰」かけうどん


 2軒目は、再び「峰」へ。午後2時半過ぎの店内には、先客は女性2名のみ。そのお二人は、〔かけうどん〕に、おむすび1個と、おでん1個が付いた〔うどん定食〕(660円)を食べているようです。私も〔かけうどん〕(420円)とビール(キリンラガー大瓶、600円)をもらいます。

 本当は日本酒が良かったのですが、残念ながら飲み物は大瓶ビール(アサヒかキリン)しかないとのこと。〔かけうどん〕の出を待つ間に〔おでん〕も食べようかと、おでん鍋をのぞきに行ったのですが、この時間帯、すでに残っているおでん種はごくわずか。この店は午後4時までの営業ですもんねぇ。

 「峰」の〔かけうどん〕には、かまぼこや刻み揚げ、とろろ昆布などの具がたっぷりと入っているので、それだけでいいつまみになります。そもそも、〔つゆ〕そのものが、いい〔だし〕が出ていて、十分につまみになるんです。あぁ、燗酒がほしい!


「かわすじ」おでん


 閉店時刻の午後4時に、お勘定1,020円で「峰」を出て、3軒目は午後4時開店の「かわすじ」に向かいます。泡盛(160円)を梅割りでもらうと、一緒に氷入りのグラスが出されます。おでん(各90円)は〔かわ〕〔すじ〕〔きも〕から。久しぶりに食べた〔きも〕(肺臓)がうまいなあ。

 つづいて〔たまねぎ〕をもらって、「かわすじ」になってからの新メニュー〔レタス〕。

「レタスの値段があがっとって、いつもより小さいレタスじゃけどいい?」

 その〔レタス〕は、串に刺した櫛(くし)切りのレタスを、注文を受けてからおでん鍋でサッと温め、お皿の上に置いてから、櫛切りの根っこの部分をハサミでちょんと切ると、パラリとばらけたレタスがお皿の上に広がります。これはさっぱりとしていて、食べやすいですね。

 泡盛(160円)のおかわりをもらって、おでんはこれまた新メニューの〔鶏つくね〕をもらって終了。泡盛2杯とおでん6本で、お勘定は860円でした。


「第五鳥八」めかぶ


 4軒目は、「かわすじ」からもほど近い〔たつみ横丁〕にある「第五鳥八」です。生ワカメがあればいいなあと思って来たのですが、残念ながらありませんでした。しかしながら生ワカメの芽株(めかぶ)があるということで、それをもらって燗酒です。芽株も、お通しのホウレン草ゴマ和えもおいしいけれど、4軒目にして初めての燗酒がとにかくうまいなあ! 「第五鳥八」のお勘定はちょうど1,000円でした。


「平原」天ざるそば


 呉に戻って、午後7時半。最後(5軒目)は、そば処「平原」で、天ざると燗酒のセット(980円)をもらって、今日のハシゴ酒を締めくくります。

 午後1時過ぎから8時過ぎまでの7時間。5軒を回って、お勘定総額は4,860円。1軒当たり平均972円という、“せんべろ”ハシゴ酒を終えたのでした。

・「来々軒」 / 「」(前回) / 「かわすじ」(前回) / 「第五鳥八」 / 「平原」(前回

《平成24(2012)年3月17日(土)の記録》

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店情報: やき鳥「第五鳥八(だいごとりはち)」(新広)

    第五鳥八
  • 店名: 第五鳥八
  • 電話: 0823-72-3221
  • 住所: 737-0125 広島県呉市広本町1-2-9
  • 営業: 17:00-23:00、日休
  • 場所: 広交差点近く〔たつみ横丁〕の線路側出口。
  • メモ: 中瓶ビール500、燗酒(剣菱)300、鶏皮みそ煮150ほか。(2012年3月調べ)

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店情報: 中華食堂「来々軒(らいらいけん)」(新広)

    広の来々軒
  • 店名: 来々軒(広の来々軒)
  • 電話: 0823-72-8890
  • 住所: 737-0125 広島県呉市広本町1-7-40-101
  • 営業: 11:30-14:30 & 17:30-21:30、木休
  • 場所: JR呉線・新広(しんひろ)駅を出て、右手の広市民センターの先の大通り(国道185号線)を右へ。2個目の信号交差点(二級橋西詰)で、小さな川を渡って左へ。川沿い(右岸)を北上し、次の信号(広郵便局前)を右折した先の、右手路地の中。広郵便局の裏手。
  • メモ: カウンター10席にテーブル22席(4席×2、7席×2)。瓶ビール(大)500・(中)450・(小)400、酒(華鳩)コップ1杯250。
    つまみは宇和島じゃこ天ぷら2枚300、串かつ500、ピリ辛ウインナーカツ450、冷奴400、湯豆腐400など。おでんは、きも、こんにゃく、じゃがいも、生あげ、たまご、大根、ちくわ、ごぼ天、ウインナー、すじ肉、がんす、平天など。
    餃子定食850、ホルモン定食850、野菜炒定食850、から揚定食850、トンカツ定食850、天丼700、カツ丼700、他人丼600、親子丼600、八宝菜950、酢豚950、海老フライ/天ぷら1,200、トンテキ850、イカ天ぷら700、タコ天ぷら750、みそ煮550、豚天ぷら700、とり天ぷら700、とり足600、からあげ700、ホルモン550、チューマイ550、やきめしセット(中華そば+やきめし)1,000、中華そばセット(中華そば+おむすび2個)800、おむすび1個150、ライス150、オムレツ400、うどん400、天ぷらうどん650、鍋焼うどん680、カレーうどん650、カレーライス700、カツカレー850、エビフライカレー900、味噌チャーシューメン700、味噌ラーメン550、チャーシューメン700、ワンタンメン700、ワンタン500、五目そば700、中華そば550・(大)800、長崎チャンポン700・(大)950、炒焼そば700・(大)950、あげ焼そば700・(大)950、五目焼そば700、焼うどん650・(大)800、中華丼600、やきめし600・(スープ付)650・(大)850、オムライス630・(大)900、チキンライス600、ハヤシライス600、餃子8個500、など。(2012年3月調べ)

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