ホットバタード・ラム … バー「アンカー(ANCHOR)」(呉)
「魚菜や」を出て、2軒目は「BAR ANCHOR」へ。午後10時半の店内は、カウンター席には奥に男性二人連れ、1~2席空けて男女二人連れの合わせて4人。2卓あるテーブル席には、手前側に5人ほどのグループ(ほとんど女性で、男性はひとりだけ)です。
そのカウンター席の、一番手前のほうに座り、すぐに出してくれたお絞りで手を拭きながら、先客のカクテルができあがるのを待ちます。
この間に、「今日は何を飲もうかなぁ」と考えるのがまたおもしろい。ジン系やブランデー系のカクテルを注文することが多いので、今日はラム系にしてみようかな。
そこへ、先客のカクテルを作り終えた店主・森貞さんから「なににしましょう?」と声がかかります。
「ラムのショートをお願いします」と注文。まずは強めのカクテルでガツンといってみようという考えです。
「はい」と返事した森貞さんは、シェイカーを用意して、ビターを1滴、目の前で半分にカットしてギュッと搾ったグレープフルーツを入れて、櫛切りのライムの実の部分にちょいちょいとナイフを入れて搾りいれ、ホワイトラムと氷を入れてシェイク。
「ネバダ、というカクテルです」と出してくれます。
酸っぱさと、グレープフルーツとビターのほろ苦さが、ラムの甘みとマッチして、強いお酒なんだけどするすると飲めてしまいます。
チャーム(席料付きで500円)として出されたのはチーズとサラミ。
2杯目には、おそらく今シーズン最後のホットカクテルになると思うホットバタード・ラムをもらって。つまみとしてミックスナッツ(300円)を追加します。
「最近は、夏でもホットカクテルを飲まれるお客さんもいるんですよ」と森貞マスター。
「ホットバタードラムをミルクで作るのもありますよね?」と聞いてみると、
「ええ。ホットバタードラム・カウと言うんです」と森貞さん。おぉ、そうでした、そうでした。今はなき、野方のバー「PURE」でよく飲みました。
「最後の一杯は、ラムで、マティーニみたいなカクテルをお願いします」
と注文すると、ちょっと考えた森貞さんが作ってくれたのは、クォーターデッキというショートカクテルです。
ラムとシェリーを2:1に、ライムジュースをちょっと入れてステアして仕上げたこのカクテル。シェリーの味わいがけっこう効いているのがおもしろい。酒精をさらに強化したシェリーといったな感じです。
マティーニにはオリーブが入りますが、こちらクォーターデッキには、桜の花の塩漬けが入っているのが美しい。
そのクォーターデッキをぐっと飲み干して、2時間弱の滞在。カクテル3杯と、チャームに、お通しを1品追加して、今夜のお勘定は3,700円でした。どうもごちそうさま。
ネバダ / チーズとサラミ / ミックスナッツ / クォーターデッキ
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