旧友たちと松山で飲む … バー「露口(つゆぐち)」(松山・大街道)
金曜日。呉での仕事を終えてから、午後6時に呉港を出発するフェリーで松山へと向かいます。
8時前に松山観光港に到着すると、旧友RとYちゃん(女性)が待っていてくれました。Yちゃんと会うのは30年ぶりくらい。体形はもちろん、髪形すらちっとも変っていなくてびっくりです。
我われ男性陣は太ったり、髪が白くなったり、薄くなったりと、久しぶりに会うと、けっこう変化してる人が多いのですが、女性陣は変わらない人が多いですねぇ! 日々の精進が違うんでしょうか。
Yちゃんの時間はピタッと止まっていて、旧友Rと私の二人だけが30年分の年を取ったような、そんな感じ。それなのにYちゃんの二人のお子さんが27歳と25歳で、それぞれ社会人だと言うんだから、ますますびっくりですよねぇ。
そんなわけで向かった1軒めは、旧友Rが最近よく行っているという二番町(=松山の飲み屋街)の焼き鳥屋、「炭心(すみしん)」です。仕事を終えた旧友Tも、この店で合流です。
店の外には看板もないような、まるで隠れ家風の焼き鳥屋にもかかわらず、金曜日の店内はほぼ満席。人気店なんですね。「ここの焼き鳥がうまいんじゃ」と旧友Rがすすめてくれるとおり、本当に焼き鳥がうまい。
カウンター8席ほど、テーブル席も8席(4席×2)ほどのお店を、店主夫婦が切り盛りしていて、焼き鳥を焼くのはご主人が、飲み物をはじめ、店内のやりくりは奥様が担当している様子。お客さんが多いので、焼いても焼いても間に合わないくらいの状況ですが、1本1本、じっくりと気合を込めて焼き上げてくれます。
ひとしきり食べて飲んだところで「炭心」を出て、2軒目は松山を代表する老舗バー、「露口」です。「炭心」と「露口」とは、同じ通りの、数軒どなりという関係。前回、「露口」の後に行った、うどんの「石松」も、この両店の間にあります。
金曜日ながら、午後11時という遅い時刻だからか、カウンターのみの「露口」も、奥のほうに4~5席分の空きがあり、我われ4人はそこに並んで座ります。(実は「炭心」を出る直前に、旧友Rが「露口」に電話してくれて、入れることを確認してから向かったのでした。)
ここに来たら、なんといっても角ハイボール。そのハイボールを4杯もらって、改めて乾杯です。
ここのハイボールは8オンス(240ml)のタンブラーに、50mlのウイスキーが入る、昔ながらの濃いタイプ。この濃さがおいしいのです。
しかしながら、日ごろ家族で飲むのはビールがほとんどというYちゃんには、このハイボールはちょっときつかったようで、「もうちょっと薄いカクテルをお作りしましょうね」と、露口さんが作ってくれたのはキウイのグラスホッパー。
本来のグラスホッパーはグリーン・ペパーミント・リキュールと、ホワイト・カカオ・リキュール、そして生クリームをシェークして作るショートカクテルですが、今回作ってくれたのは、キウイジュースがたっぷりと入った、アルコール分が弱めのロングカクテルです。
「お洋服の色と合わせてみました」と露口さん。な~るほど、そういうことだったんですね。淡いグリーンが春らしいですね。
あっという間に「露口」の閉店時刻(午前0時)。お勘定は4人で6,700円でした。
4人とも帰り道が同じ方向なので、1台のタクシーに乗り込んで、ひとりずつ順番に降りながら帰宅したのでした。
今日はわざわざ集まってくれて、ありがとうね!
| 固定リンク | 0
コメント