オオムラの未来に乾杯 … 「関白(かんぱく)」(呉)
小さなビアホール「オオムラ」の改装工事が始まったということで、「くれえばん」の木戸編集長と一緒に、その様子を見させていただきました。
「なるべく以前の『オオムラ』の雰囲気を残したまま再開したい。特に生ビールサーバーは、絶対にこのまま使いたい」
という、「オオムラ」の新店主・アヤさんの希望に沿って工事はスタートしていました。
内装工事を担当されているMさん(この方も「有象無象」の常連さん)によると、全部壊してやり直すほうが、工事はうんと簡単なんだそうです。私の記憶では、全部壊してやり直すんなら1週間くらい。この雰囲気を残して改装するんだと3週間くらいかかると言ってたように思います。
それでもMさんご自身も、この老舗の雰囲気をそのまま残していくことには賛成してくださっていて、床に近いあたりの、壁やカウンターの木が腐っている部分なども、なるべく他の部分との差を感じさせないように改装してくれようとしているようです。
問題は古い生ビールサーバーで、内部のチューブなどは問題ないものの、ビールを注ぐコックの部分にゆるみが生じていて、コックをきっちりと締めることができないようです。ここをどうするかが、今後の大きな課題になりそうです。
ひとしきり「オオムラ」の状況を見せていただいてから、アヤさん、木戸さんと3人で「関白」へ。ホルモン煮(500円)と、牛バラ(1,200円)、豚耳と豚足のミックス(1,000円)を注文して、生ビール中(エビス、700円)で乾杯です。
ホルモン煮は、コブクロをはじめとした内臓肉各種をさっとゆがいて、刻みネギをたっぷりとかけ、ポン酢醤油でいただくもの。首都圏のミソ味、あるいは醤油味ベースの、もつ煮込みとはちょっと違います。
牛バラや、豚足、豚耳などは、すべてフライパンの湯でゆでた上で、カンカンに熱したジンギスカン鍋の上に、野菜と一緒にのせてできあがります。ジュワァ~~ンと激しくのぼる湯気が、いかにもおいしそう!
さらにはカモネギ焼き(600円)や、サラダ(450円)を追加注文すると、サラダは大ぶりのボウル状の器に、ひとりだと食べきれないかもと思うほど、たっぷりと生野菜を盛ってくれます。
生ビールをそれぞれ2杯ずつほど飲んだ後は、エビス瓶ビール(大瓶700円)に切り換えて飲み進み、さらに1軒だけでは話足らず、2軒目はすぐ近くにある食彩の館「しゃらく」へ。「オオムラ」の過去や未来を話しながら、楽しい夜を過ごしたのでした。
(注:生ビールサーバーなどの問題はすでに解決し、2012年5月17日(木)、新生「オオムラ」は、無事に営業を再開しています。)
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