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初物ギザミの南蛮漬け … おでん「魚菜や(ぎょさいや)」(呉)

右下がギザミの南蛮漬け


 毎月19日は「魚菜や」の“トークの日”。3千円で1時間半(90分)ほど飲み食い自由という、サービスデイです。

 もう一つの楽しみは、まさに“トークの日”という名のとおり、この日は常連さんたちも続々とやってきて、まさに会話(トーク)に華が咲くのです。この日に来れば、他の常連さんたちもいることを知ってて、みんなが集まってくるんですね。月に一度、そうして集まるきっかけを与えてくれる日でもあるのです。

上が鮎塩焼き 今日もそんな19日ながら、仕事関係の飲み会が入っていて、まずは呉駅近くにある、半世紀以上の歴史を誇るの料亭「近惣」へ。畳の間に置かれたテーブル席を囲んでの会食は、見た目も美しい料理ばかり。今シーズン、はじめていただいた鮎(あゆ)がおいしかったなぁ。初物(はつもの)だそうです。

 その「近惣」がお開きになったのが午後9時前。まだ“トークの日”に間に合うぞ! ということで、「近惣」の後に「魚菜や」にやってきたのでした。

 “トークの日”には、まずはあらかじめ決められたセット料理(一汁五菜)が出されます。

 通常は1軒目として、すきっ腹でやってくるので、席に着くとすぐに“一汁”として温かい汁物が出されるのも嬉しいところ。最初にこの汁物を飲むことで、胃の内壁がやさしく守られるような気がします。

 そして“五菜”。“五菜”とは言うものの、そのうちの一皿は、横長いお皿に4~5種類の肴が、チマチマと盛り合されたものなので、全体として実にバラエティ豊かです。

 小鉢が2種類ほど。今日はおからと、野菜の煮しめです。そして生もの。今日は鯛(たい)のカルパッチョが出されます。

 残る一皿は、煮魚か焼き魚が出ることが多いのですが、今日はなんと、ギザミの南蛮漬けです。これも初物(はつもの)なんだそうで、さっきのアユといい、ギザミといい、1日に2品も初物をいただいて、いぃ~んでしょうか! ものすごくうれしい!

 ギザミというのは、ベラ科のとてもカラフルな魚で、瀬戸内海沿岸ではとても好んで食べられます。この魚が出始めると、夏が来た感じがするんですよねぇ。

 うちの田舎(愛媛県松山市の海岸部)では、塩焼きにするか、そのまま素焼きにして、味噌をつけて食べることが多かったのですが、こうやって南蛮漬けにしてもおいしいんですね。はじめて知りました。

 飲み物のほうは、2軒めながら、まずはやっぱり生ビールでスタートして、呉は仁方(にがた)の地酒、「宝剣(ほうけん)」を冷酒で。このお酒が、呉のお酒の中では一番すっきり系なのかな。

 続いては、同じく仁方、その宝剣酒造からわずか300メートルほどのところにある相原酒造の「雨後の月」を、これまた冷酒でいただきます。

 ほぼ同じ場所で、同じ水系の水を使って造っているのに、その味わいはガラリと違う「雨後の月」と「宝剣」。これだから日本酒はおもしろいんですねぇ。

 決められたセット料理をいただいた後は、おでんや大皿料理のどれでもいただいていいことになっているのですが、今日は来る時間も遅かったので、これにて終了。お勘定は、もちろん3千円でした。どうもごちそうさま。

店情報前回

《平成24(2012)年4月19日(木)の記録》

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受信: 2012.07.08 11:17

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