自家製タレでせん刺し … 焼肉・なべ「ほらふき」(呉)
やっと風邪も治って、今日は呉の地域情報誌である月刊「くれえばん」の取材で「ほらふき」です。
はじめていただいた、せん刺し(600円)には、自家製の赤いタレが添えられています。見た目はとっても辛そうに見えるのに、実際に食べてみるとそんなことはなくて、酸味が効いたいい味わいでした。
ここに来る客、ほぼ全員が注文するという定番の名物が、ほらふき鍋。1人前が1,800円ながら、この1人前で、女性であれば3人が満腹になる量があります。男性でも二人ではちょっときびしい。
この店を一人で切り盛りしている女将・永野薫(ながの・かおる)さんは二代目。創業者である初代女将は、二代目のお母さんで、ほらふき鍋はお母さんが考えたオリジナルの鍋物なんだそうです。
「もともとは家(うち)で食べていた家庭料理だったんだけど、25年ほど前にこの店を開いたときに、それをこの店で出すようにしたんですよ」
と二代目女将。初代女将を7年ほど手伝った後、3年前に初代女将が引退し、店を引き継ぎました。
そのほらふき鍋は、鍋の底のほうにごく少量の鶏ガラスープを入れ、ホルモン(牛腸)、ハチノス(牛胃)、天ぷら(平天)、うどん、白菜、玉ねぎ、ねぎ、えのき、もやしを盛り込んでいきます。ど~んと盛られた具材は、鍋の上に20センチほどの山になるボリューム。
この具材の上に、ニンニクや唐辛子のほか、12種類以上もの野菜や果物などを混ぜ合わせた、自家製の味噌タレをかけて火にかけます。
なにしろ野菜が多いので、グツグツと煮え始めると野菜からどんどん水分が出てきて、最終的にはちょうど鍋の深さと同じくらいの水分量になるのです。
全部食べてもまだ足りない場合は、それぞれの具材ごとに追加注文することが可能です。
最後はご飯を投入して、おじやにするのがこれまた定番の食べ方。このときチャンジャ(300円)を入れてパンチを効かせたり、生卵を溶きいれてマイルドにしたりしながら楽しみます。
この日の取材記事は、現在(平成24年5月21日~6月20日)発売中の「月刊くれえばん 2012年6月号」(税込370円)に掲載されています。
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