グビッと梅しそサワー … 居酒屋「満月(まんげつ)」(鷺ノ宮)
都立家政の「竹よし」を出たところで午後11時半。明日は単身赴任先の呉に戻る予定なので、最後にもう1軒、「満月」に寄って帰りましょうか。
都立家政と鷺ノ宮は、西武新宿線のとなり駅ですが、駅間距離は0.5キロと、この路線内で最短距離です。都立家政駅の踏切に立つと、間近に鷺ノ宮駅のホームが見えますもんね。
だから、ゆっくりと歩いても10分くらいで鷺ノ宮まで着いてしまいます。
日付けが変わる直前の「満月」は、8割ほどの入り。今いるお客さんは、私も含めてすべて電車を使わずに帰れる人たちばかり。相変わらず地元呑兵衛たちの人気店です。
「なんにする? トマト?(←トマト割のこと)」
と先に聞いてくれるアキラ君に、
「いや、今日は梅しそサワーにしとく」
と梅しそサワー(300円)を注文します。
バイスサワーや梅しそサワーは、ほぼ同じような味わいのサワーです。バイスサワーが大田区大森に本店を置くコダマ飲料の商品なのに対して、梅しそサワーは中野区新井にある東京飲料(略称:トーイン)の商品(正式名称は“しそサワー”)なのです。
だから、一般的にはこのエリアで普通に使われているのはトーインのサワーなんですが、飲み物に対しても強いこだわりを持っている「秋元屋」系列のやきとん店などでは、あえて越境(?)する形でバイスサワーを仕入れたりしてくれているわけなんですね。
地域に根付いた居酒屋「満月」で使っているのはトーインのサワー。梅しそサワーの他にも、青りんごサワー、うめサワー、レモンサワー、グレープフルーツサワー、シークワーサー、すだちサワーなどが置いてあって、それぞれ1杯300円です。
つまみのほうは、カウンター上段にずらりと並ぶ大皿料理から、豚しゃぶ(300円)を選ぶと、アキラ君が1人前の分量を取り分けて出してくれます。
アキラ君は、ここ「満月」の店主の息子さんで、今のような深夜の時間帯は、ひとりで切り盛りしています。
開店直後から夕方にかけては店主夫妻が二人で切り盛りしているらしく、アキラ君は夜になってから店に入ります。なにしろアキラ君はガタイがいいので、店主夫妻と3人でカウンターの中に入るときついんだろうなぁ。
でも、アキラ君という、この酒場の若き後継者がしっかり育ってきて、店主夫妻もひと安心でしょうね。
グビッと梅しそサワーを飲み干して、1時間ほどの滞在。お勘定は600円でした。どうもごちそうさま!
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