鯉のうま煮で丸眞正宗 … 鯉とうなぎの「まるます家(-や)」(赤羽)
「宇ち多゛」→「二毛作」と、下町・立石の名酒場をハシゴして、今日の3軒目は赤羽の「まるます家」です。
立石~赤羽間は直線距離で約12キロ。京成立石駅から、青砥、日暮里、田端と3回乗り換えて約35分。酒場ファン垂涎の2拠点(立石と赤羽)は意外と近いのです。
到着したのが午後3時半と、昼には遅く、夕方には早い時間帯であったにもかかわらず、やっぱり「まるます家」はほぼ満席。しかしながら、ダブル「コ」の字カウンターの、向かって右側の内側に、ひとり分の空きがあり、そこに入れてもらいます。
飲み物は、北区で造られた「丸眞正宗」の生酒(300mlボトルが700円)をもらって、肴は鯉のうま煮(800円)を注文します。
表の看板に「鯉とうなぎのまるます家」と書かれているとおり、この店の看板メニューは鯉とうなぎ。うなぎは、このところの値上がりで、「まるます家」でも値上げを余儀なくされていますが、鯉のほうは前のまま。うま煮の他にも、鯉のあらい(400円)、鯉の生刺(600円)、鯉こく(350円)が選べます。
ここの鯉は、信州佐久の養殖業者から仕入れたもので、生刺(なまさし)で食べられることからもわかるとおり、クセも臭みもまったく感じたことがありません。
鯉のうま煮は、内臓ごと輪切りにした鯉を、醤油(濃口)、酒、砂糖、みりんでじっくりと煮込んだもの。全体が茶色に色づき、ほろりと身がほぐれます。
内臓と皮が、特に美味しいなぁ。
鯉のうま煮をいただいた後は、さっぱりと生野菜(400円)を注文すると、レタスや玉ネギ、トマトにワカメなどが、ガラス食器に山盛りで出されます。
午後5時過ぎまで、のんびりと1時間40分ほどの滞在。お勘定は1,900円でした。
この店もまた、帰京のたびに立ち寄りたい名酒場の1軒です。
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